東京へ送る植物を採りに山小屋へ行くついでにナンテンの木を覆っているツルをのけるつもりで行ったが簡単ではなかった。
倒木を一面に覆い立っている木に這い上がっているオオツズラフジだがどこに根っこがあるかわからない。
ここはナンテンを覆っているツルの状態を確かめようと高い場所に登って見つけたが手をつける気持ちにもならない。
ツルにすっぽりと覆われてしまったナンテンだが正月用の花材として使えるようにどうしてもツルは取り払いたい。
この場所はツルで覆われている下に空間があったのでアオツズラフジの根っこは見つけ切ったがヤマイモやオニドコロの根っこは見つからない。
かなり離れた場所より這ってきている可能性もあるがさがすのは難しい。
とにかく覆われているナンテンの実を陽に当てるためツルを切り引っ張った。
いろんな種類のツルが絡まって覆っているので細いツルでも引っ張るには力がいる。
それでもごっそりはがしたツルの中にはオオツズラフジの可愛い実やムカゴまであった。
オオツズラフジの実は花材として送りムカゴはもうすぐ横浜よりやってくる友達夫婦に食べてもらおう。
おもわぬ収穫にちょっと嬉しくはなったけれど・・。
それにしても数日前、野外教室で創作の気持ちで山小屋付近の自然を見ていたが山仕事の気持ちで見るのとはかなり違う。
今はツルたちのすさまじさにたじろいでいるが素材となれば元気が出るかもしれないが深入りしないで引き上げてきた。
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