コブシの花の満開を見るのは難しい。
この大木が真っ白の花で覆われると鳥がやってきて食べつくす。
手も足も出ない悔しさを数度味わった。
もう今年はコブシの花は見られないとあきらめていたら動くことのできない木のしたたかさか数日して又咲き始めるときもあるが感激するほどの量ではない。
妹のきんかんはコブシの花が好きで一度だけ満開の花を見に来たときはまだ肌寒いころだったが長い間コブシの花の下にたたずんでいた。
”ヤマザクラとコブシのどちらを先に選ぶ?”と聞くと迷わずコブシを選んだ。
雨台風での崖崩れを止めた谷側での作品作りでは根の迫力と威厳に硬くなっていたが遊歩道側では大きくて力強い根っこに甘えるような作品を作った。
正直なものだ。
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