夕方釣師が勢いよくやってきた。
いつもと違う時間だが釣ってきた魚も珍しいクロダイだ。
潮かげんや回遊する魚とのめぐりあわせの偶然もあるが釣った魚をいただき始めてもう3年ほどになるが少しずつ腕も上がってきているようだ。
それにしても34センチもあるクロダイはうれしい差し入れだ。
子供のころ年に一回はクロダイを塩焼きにしたのを出汁にしたどんぶりを食べるのが我が家の恒例で懐かしい魚でもある。
さてどう料理しようかと考えるが背びれもピンとしてとてもきれいなのでまずは撮影することにした。
ちょうど摘んでいたウイキョウの葉をまわりに置いたが華やかさもある姿なので水仙の花も似合いそうだ。
いろんな魚をいただいたがそれぞれ風情は違う。
釣師が言うには魚によって釣りあげたときの手ごたえも違うらしい。
そういう感覚が面白く釣れるかどうかわからないのにこの寒い中海に釣糸を垂らしているのだが風邪もひかず元気いっぱいだ。
好きなことがあるのはありがたいことだ。
そのおすそ分けをいただけるのもありがたいことだ。