伯方島野外教室の下調べのため泊まった常宿で目が覚めた時はもう雨が降っていた。
日常だと雨が降れば極力バイクで出かけるのは取りやめるが旅行中は濡れながら走ることになる。
危険は伴うし嫌なものだ。
伯方島からだと八幡浜のフェリー乗り場へ行くより金生町へ帰った方が近いがその気持ちはない。
文京区暮らしより金生町暮らしを始めるときバイクで帰ったのを記念して同じころバイク旅行するのが恒例になった。
日常をバランスよく暮らすには大事な旅行になっている。
大洲の濁流の肱川。
伯方島8:35分発、フェリー乗り場12:15分着。
走行距離141.7キロ。
13:30分フェリー発、濁流が海に流れ込む風景だが濁流と海の境目がはっきりとわかる。
バイクでは3度目の九州上陸だがフェリーで別府へ着くのは初めてなのにどんよりと雲がかかっている。
それでも雨は上がり曇り、明日からは天候は回復に向かうのだろうと考えていたが甘かった。
文京区暮らしのころ野外教室のため客船で式根島へ通うときの楽しみの一つは人の手で行われる接岸作業だった。
今でも船に乗ると反射的に乗船員が接岸作業のためロープを投げるのを見に行く。