はじめての九州旅行で鉄輪温泉へ立ち寄ったとき道路の溝からも湯けむりが立ちのぼる様子を見て再度来たいと思った。
そこで温泉熱を利用した地獄蒸しと称する調理をするのが夢だった。
別府着は15:50分。
鉄輪温泉はフェリー乗り場より4キロほどの場所にある。
現地で気に入った宿を探す時間はあると思っていたがなかなか見つからない上手持ちの旅館リストで電話したいが電話ボックスがない。
携帯電話は日常では必要ないが旅ではないと不便だ。
4件目の宿でやっと泊めてもらえることになったが遅すぎて食事は作ってもらえず。
いい具合に地獄蒸し施設がある宿で野菜を買ってきたら18:50分にもなっていた。
左に写っているのはブーゲンビリアで地獄蒸しの熱で本来なら一年中咲いているが今年の寒波で葉を落としやっと芽が出たそうだが花は咲いてない。
野菜を選別して蒸した。
左の野菜は5分、右は25分蒸した。
用意してくれているのは辛子味噌、佐伯の菜の花塩、ポン酢、塩コショウ。
野菜のうまみを引き出す調味料だ。
竹ざるに洗った野菜を乗せ湯気が噴き出す地獄釜にセットして木のふたをするだけで出来上がる。
右下の竹のお皿でいただく。
簡単で楽しい料理方法で美味しい。
この宿が気に入り九州旅行最後の日も泊まることにした。
最後の日は買った野菜を全部地獄蒸しにして余ったのはお土産にした。
部屋の隅に見たことがないものが設置されていたが温泉を利用した暖房具のようだ。
古い建物の旅館だが工夫した手作りのものがいたるところに飾られている。
入り口の引き戸には帯がカーテン代わりに使われていてフクロウの人形は部屋の鍵入れ。
2回目に泊った部屋のカーテンで鍵入れは採りつけのポケット、
飾られていたパッチワーク。
同じくパッチワーク。
同じくパッチワーク。
同じくパッチワーク。
同じくパッチワークだが使われているのは着物地が多かった。
連休明けすぐで泊り客は少ないが自分流の旅を楽しんでいる人が多かった。
宿が気に入り5回目ですと言っていた男性は一人旅で旅館の温泉にこまめに入っていた。
キャンプが好きで宿を選んだ男性は地獄蒸しは楽しいですねと言っていた。
その男性は湯布院は湯治場だったのに若者の観光地になってしまたと嘆いていた。