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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018)1月8日(月曜日)
通巻第5572号
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中国共産党最高幹部らの核シェルター。秘密の一端が判明
中南海から20キロ西北の森林公園の地中深く2キロの大規模設備
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習近平ら中国共産党幹部の住む中南海から西北へ二十キロ。森林公園となっている木々の茂みを利用し、隠れるようにトンネルが掘られた。
地質的には洞窟も多く岩盤が折り重なっており、避難場所として適切との判断があった。とりわけ岩盤の主成分がグラナイトで1000メートル級の岩々が、天然の作用で出来上がっていた。
この頑丈な地質と地形を活用してトンネルを掘り核シェルターとなす。核汚染を防ぎ、外部との接触を遮断し、核戦争を生き延びるために、すでに毛沢東時代から工事は進められていたが、全容の解明どころか、その存在さえ機密とされてきた。
深さ二千メートルの核シェルターにはコンピュータの指令室、移動用車両を載せるレールが敷かれ、エレベーターもある。地下水が潤沢で100万人が生活できるともいうが、空気汚染より、水質汚染は長引くために浄化設備が必要であろう。
こうした弱点を補う改良につぐ改良工事が数十年にわたって重ねられ、最近も設備の更新がなされた(サウスチャイナモーニングポスト、1月7日)。
深さが2197メートルもあるグルジアの「クルベラ洞窟」は世界的に有名だが、これは自然に作られた洞窟である。スペインの探検隊が底まで達するのに27日間かかった。
https://retrip.jp/articles/1942/
中国版核シェルターの存在は想定されていたが、正確な場所が知れたのは2016年に習近平が軍服を着て視察に同施設を訪問したことが写真とともに公開されたからで、深さが二千メールの核シェルターは、世界一である。
このシェルターは中央軍事委員会の管理下にあって五大戦区への指揮命令系統の維持、コミュニケーション・ラインの複数確保、軍人幹部ならびに命令を決定する共産党幹部らが一堂に集合できる施設と通信システムであり、その規模はまるで小都市に匹敵するほどの機能を備えているそうな。
ちなみに北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は冷戦時代にソ連の核ミサイルの発射を探知し、反撃破壊する司令部として知られ、ロッキー山脈のシェイエネ山に掘られた地下の要塞として知られた。
冷戦後、ソ連の核ミサイルを脅威視しなくなって同基地は閉鎖されたが、次の電磁パルス戦に備えて改装、改修されている。
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● 甘ちゃんの安倍政権の問題点は、今までも書いてきたが、金融緩和のみで経済が
活性化するとの誤解です。株価を指標とする金融緩和は末期資本主義の
USA/大西洋資本主義のやり方です。これだけでは製造業はダメです。
● 日銀を抑えた事は褒めらえれますが、じかし経済活性には不十分です。オリンピック
の後は当然反動で、経済が落ち込みます。その時に国土強靭化の領域にお金を
つぎ込むべきです。そこにお金がないから、リニアなどで談合をするのです。
● この官僚の建築業界嫌いは大きな問題です。勿論ヤクザなどの弾圧は必要ですが、
袈裟まで憎しみの対象にしては、いけません。オリンピック後の世界は戦雲が
広がりますから、日本の国家が率先して核戦争に対応すべきでしょう。
● 核戦争の準備をして、武力行使を示唆する中共を甘く見ては、日本は崩壊します。
早く甘ちゃんを卒業すべきでしょう。