旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

門脇家住宅

2009年08月09日 | 旅 歴史
 鳥取県西伯郡大山町所子にある門脇家住宅です。
 門脇家住宅は大山口駅の南東1.5kmの所子の集落の中にあります。門脇家は江戸時代には大庄屋を務めていた旧家です。
 母屋は家蔵の「居宅棟上ゲ一式」に明和6年(1769)に建てられたと記してあります。間口11間奥行き7間と広く、太い梁を縦横に高く組みあげている寄棟造りの大型民家です。茅葺の大きな屋根は、門脇家の当時の勢いを物語っているようです。
 母屋は昭和49年(1974)に国の重要文化財に指定され、平成5年(1993)には2棟の蔵と水車小屋も追加指定されています。
 付設の湯殿、雪隠と、母屋より数十年後に建てられた茶室は客間近くにあり、庭園をめぐる味わいと調和して大庄屋の風格を示しています。
 この門脇家住宅は改造された所が少なく、保存も材質もきわめて良好で、建築史の考証上非常に参考になる建物です。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://ogino.okoshi-yasu.com/
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大山寺阿弥陀堂

2009年08月09日 | 旅 歴史
 今日は鳥取県西伯郡大山町大山にある大山寺阿弥陀堂を紹介します。
 大山寺阿弥陀堂は慈覚大師の創建と伝えられています。弘安9年(1286)の銘が堂内の仏壇にあるのでその頃の建築とみられています。
 この阿弥陀堂は藤原時代にもっと奥まったところのじょうご谷に常行堂として建立されたそうです。室町後期の洪水で流失、その後、天文21年(1552)に今の場所に古材を使って再建されたものと推測されています。
 5間四方、単層宝形造り、こけら葺きの建物で、正面に1間の向拝を設けています。現存する大山の堂宇で唯一の古建築で国の重要文化財に指定されています。
 堂内に京仏師の良円の作と伝わる阿弥陀三尊像を安置しています。本尊の木造阿弥陀如来は天承元年(1131)造られたといわれ、丈六(2.79m)仏です。両脇の観音と勢至の両菩薩とともに国の重要文化財に指定されています。

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