旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

興禅寺

2009年08月21日 | 旅 歴史
 兵庫県丹波市春日町黒井にある興禅寺です。
 大梅山興禅寺は曹洞宗のお寺で、本尊は釈迦如来です。徳川家光の乳母として有名な「春日局生誕の地」として知られる国指定史跡です。
 水をたたえた七間濠、高石垣と白いぬり塀をめぐらせた興禅寺は、黒井城の下館でした。下館とは戦国時代の城主が合戦がない平時に住んだ場所のことです。
 お福の父、斉藤内蔵利三は明智光秀の重臣で、丹波攻めで黒井城を落とした後、下館を陣屋に改めたのです。
 興禅寺の前身は「杖林山誓願寺」という真言宗のお寺でした。今の位置から150m下った場所にあったようです。八木城城主内藤宗勝が黒井城を攻城した時に誓願寺は戦火にあい焼失してしまいました。
 寛永3年(1626)下館跡に現在の興禅寺が建てられました。山号、宗派、寺名も変えましたが開基は誓願寺の復興に努力した黒井城城主荻野悪右衛門直正(赤井直正)となっています。
 お福(春日局)産湯の井戸が残されています。深さ1.7mで、お福が初湯に浸かったと伝えられています。


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やぐら公園

2009年08月21日 | 旅 歴史
 兵庫県丹波市柏原にあるやぐら公園です。
 JR福知山線柏原駅前に「やぐら公園」があります。平成12年(2000)に江戸時代からある本物の市指定文化財の太鼓やぐらを模してやぐらが作られました。
 この「時の太鼓やぐら」は、高さが約8.5mあります。からくり時計になっていて、最上階のロボットが太鼓を打ち鳴らした後、舞を披露する仕組みになっています。

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高源寺

2009年08月21日 | 旅 歴史
 今日は兵庫県丹波市青垣町桧倉にある高源寺を紹介します。
 瑞巌山高源寺は兵庫県丹波市(旧氷上郡青垣町)にある臨済宗妙心寺派のお寺です。本尊は釈迦如来で、もみじの寺として知られています。
 高源寺は正中2年(1325)遠渓祖雄(えんけいそゆう)禅寺によって開山されました。祖雄は徳治元年(1306)元(中国)にわたって杭州にある天目山で普応国師(中峰明本)に学び、正和4年(1315)帰朝しました。
 永正14年(1517)後柏原天皇の勅願寺となり、大いに栄え、末寺3千を超える丹波の名刹となりました。
 織田信長の命を受けた明智光秀の丹波攻めですべてが焼失してしまいました。江戸時代に入り元の場所から離れて再建されたそうです。
 寺宝の絹本着色普応国師像(画)は祖雄が帰国に際し、師の普応国師から授けられたもので、国の重要文化財に指定されています。
 祖雄はこの高源寺を開く時、天目山と似ている岩屋山を選び、都から離れたこの地を根本道場にしたようです。天目楓(てんもくかえで)の種を持ち帰り植えたようです。
 約1万平方mの広い境内には、方丈、仏殿、山門、客殿、多宝塔などが建ち並んでいます。仏殿は享保5年(1720)年頃、初めに再建され、山門と高さ20mの三重塔は寛政2年(1790)頃、再建されたそうです。
 秋には数百本の小ぶりな天目楓と千本以上ある紅葉が鮮やかに取り囲みます。丹波紅葉三山の一つにも数えられています。

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