旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

玄忠寺

2009年08月13日 | 旅 歴史
 今日は鳥取県鳥取市新品治町にある玄忠寺を紹介します。
 玄忠寺は永正5年(1508)知恩院の末寺として建てられました。当初は鳥取城下の高浜地にありましたが、3度の類焼で矢野地(材木町)、寺西地(西町)、玄忠寺横町(玄好町)に移りました。
 万治3年(1660)の類焼によって、現在地に移りました。現在の本堂は寛政12年(1800)頃に再建されたようです。境内には荒木又右衛門の墓や荒木又右衛門遺品館があります。
 曾我兄弟の仇討ちと赤穂浪士の討ち入りに並ぶ日本三大仇討ちの一つに入る鍵屋の辻の決闘で有名な荒木又右衛門です。
 寛永11年(1634)11月7日、渡辺数馬と荒木又右衛門が数馬の弟、源太夫の仇である河合又五郎を伊賀国上野の鍵屋の辻で討った事件です。背景には大名と旗本との対立もありました。
 仇討を果たした二人は寛永15年(1638)鳥取に移封された池田家から厚く迎えられましたが、又右衛門は到着後間もなく死亡し、この玄忠寺に葬られたのです。遺品館には実際に決闘に使われた太刀や鎖かたびら等多数の遺品があります。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://ogino.okoshi-yasu.com/
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