今週は月曜日から大学へ出ているので、一週間が長く感じる。2限の社会学演習ⅠBの後、引き続き研究室でグループ相談。それが終わる頃に、現代人間論系の助手のAさんが、現代人間論系のホームページを大学のサーバーにアップして公開を始めましたと報告に来てくれた。比較的短時間で完成に漕ぎ着けたのは二文3年生のOさんの働き(TAとして)によるところが大きいが、Aさんもコンテンツ作成のめたのデータ集めに奔走してくれた。私の研究室に来たのは初めてで、本棚をながめて、「面白そうな本がいっぱいありますね、しばらく見せていただいていいですか。あっ、先生は私に構わずどうぞお仕事をなさっていてください」と言うので、実はこれから食事に出るところなのだともいえず、しばらく本の話につきあう。私が以前嶋崎先生と一緒に書いた放送大学の教科書『新訂 生活学入門:日常生活の探求』に興味があるというので、進呈することにした。Aさんは私の息子と誕生日が同じで、つい先日、2*歳になられたばかりなので、誕生日プレゼントみたいなものである。
「五郎八」で揚げ餅蕎麦を食べ、それだけでは少しものたりなかったので、コンビニでヤマザキのランチパック(ビーナッツサンド)を買って帰り、研究室で食べた。直後にモーレツな眠気に襲われ、リクライニングチェアーで昼寝。一週間の疲れが、一日早めに出たような感じだ。
帰りにあゆみブックスで以下の本を購入し、電車の中で読む。
岸川真『フリーという生き方』(岩波ジュニア新書)
梅森直之編『ベネディクト・アンダーソン グローバリゼーションを語る』(光文社新書)
東浩紀・北田曉大『東京から考える』(NHKブックス)
岸川真はフリーの編集者。最初からフリーであったわけではなくて、会社の都合で解雇されてフリーになったのである。
「フリーという仕事はすっ裸です。会社という身を守る衣がない。
そしてちっぽけです。大きくなにかを変える力には一人ではなれないから。
そらにセコセコといつも忙しくしています。忙しくしていないと食べていけないからです。今こうして書いている最中も、ほかの仕事を四つ、かけもちでやっています。
僕はそういう風に生きてきています。
だけど、自由はあります。将来の夢を見ること。自分の思いを通すことができること。これは大きい。この二つのために生きているといっても過言ではありません。
フリーというものは不自由の中の自由を生きていくことなのかもしれないな、と最近では思います。この本は、その生活のささやかなメモといっていいでしょう。僕もまだフリーになって十年も経っていない。明日をも知れぬ身です。だから、フリーで生きるとはこれなんだ、という法則はいっさい書けません。書いてあるのは、こういうことがあった、こうしたらよかったかもしれない、という僕の経験と反省です。」(頁)
読んでいたらあっという間に蒲田に着いた。つまり、とても面白い本だということ。
「五郎八」で揚げ餅蕎麦を食べ、それだけでは少しものたりなかったので、コンビニでヤマザキのランチパック(ビーナッツサンド)を買って帰り、研究室で食べた。直後にモーレツな眠気に襲われ、リクライニングチェアーで昼寝。一週間の疲れが、一日早めに出たような感じだ。
帰りにあゆみブックスで以下の本を購入し、電車の中で読む。
岸川真『フリーという生き方』(岩波ジュニア新書)
梅森直之編『ベネディクト・アンダーソン グローバリゼーションを語る』(光文社新書)
東浩紀・北田曉大『東京から考える』(NHKブックス)
岸川真はフリーの編集者。最初からフリーであったわけではなくて、会社の都合で解雇されてフリーになったのである。
「フリーという仕事はすっ裸です。会社という身を守る衣がない。
そしてちっぽけです。大きくなにかを変える力には一人ではなれないから。
そらにセコセコといつも忙しくしています。忙しくしていないと食べていけないからです。今こうして書いている最中も、ほかの仕事を四つ、かけもちでやっています。
僕はそういう風に生きてきています。
だけど、自由はあります。将来の夢を見ること。自分の思いを通すことができること。これは大きい。この二つのために生きているといっても過言ではありません。
フリーというものは不自由の中の自由を生きていくことなのかもしれないな、と最近では思います。この本は、その生活のささやかなメモといっていいでしょう。僕もまだフリーになって十年も経っていない。明日をも知れぬ身です。だから、フリーで生きるとはこれなんだ、という法則はいっさい書けません。書いてあるのは、こういうことがあった、こうしたらよかったかもしれない、という僕の経験と反省です。」(頁)
読んでいたらあっという間に蒲田に着いた。つまり、とても面白い本だということ。