フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月9日(月) 曇り

2007-07-10 02:36:54 | Weblog
  朝食を抜き、「鈴文」へ。今日は「鈴文」の最高峰である特ロースかつ定食(2100円)を初めて注文した。私の横のカウンター席で特ロースカツ定食を食べていた柔道部のコーチのような男が、チラリと私を見て、「おっさん、いくんか?」という顔をした(何故か関西弁)。300グラムの豚肉は厚味が3センチはある。最初の一切れはレモンと塩で、後は醤油でいただく。5分の3あたりまではすいすいと口に入ったが、最後の一切れというあたりで(箱根駅伝に喩えれば第5区である)、満腹感を覚える。しかし、その最後の一切れが、ちょうど脂身の多い部分で、ロースかつの旨さここに極まれりという感じで、完食することができた。もう何も思い残すことはない、という気持ちになる。
  普段の月曜日であれば、喫茶店で食後の珈琲を飲み、ジムにトレーニングに行くところであるが、今日は明日のカリキュラム委員会のための打合せがあるので、その足で大学へ。研究室で雑用を片付けているところへ、二文2年生のWさん(去年、私の基礎演習を履修していた)がやってきて、お手製のシュークリームを頂戴する。実は、昨夜、彼女のブログをのぞいたら、新しいオープンレンジで初めてシュークリームを作ってみたところ美味しく出来ましたという記事がアップされていたので、物欲しそうなコメントを書き込んだところ、わざわざ持ってきてくれたのである。食後1時間半、300グラムの豚肉は未消化であるが、甘いものは別腹というのは本当で、プチシュークリーム4個をペロリと平らげる。Wさんにはお礼にイートンペンシルを差し上げた。
  打合せを終えて、大学院の演習の下調べ。帰りがけにあゆみブックスで以下の本を購入。電車の中で読む。

  リチャード・ドーキンス『神は妄想である』(早川書房)
  荒川洋治『黙読の山』(みすず書房)
  鷲田清一『「待つ」ということ』(角川書店)
  SE編集部『SNSの研究』(翔泳社)

  帰宅して、風呂を浴び、夕食。本日のメインディッシュはチキンソテー。豚肉と鶏肉の違いはあるものの、肉食メニューが続く。できれば今夜はアッサリ系(たとえばお刺身)であってほしかった。妻は私が昼に「鈴文」のとんかつを食べたことを知っているはずなのだが・・・(忘れちゃったのかな)。その点を妻に確認してみたところ、忘れたわけではなく、私がとんかつを食べると聞いて、自分も肉が食べたくなったのだそうだ。そ、そうか。自分の「肉欲」を優先させたわけね。
  ところで今日は清水幾太郎の誕生日。生きていれば(彼は1988年8月10日に81歳で亡くなっている)、ちょうど100歳である。