フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月28日(土) 晴れ

2007-07-29 02:50:34 | Weblog
  今日も蒸し暑い一日だった。2限と昼休みの時間、さらに1時間近く延長して、社会学演習ⅠBの最後の2つの班の報告を聞く。終了後、大急ぎで文カフェのカレーライスをかっこみ、午後2時から約束してあった面談に臨む。先日、Kさんという他大学の卒業生から大学院の受験のことで相談にうかがいたいというメールをもらい、今日来てもらったのである。研究テーマについての話を聞き、受験についていくつかアドバイスをする。雑談を含めて1時間半ほど話をした。一回分の授業をしたような気分だ。カレーライスを食べておかなかったらもたなかったであろう。Kさんが帰るときに、受験のお守り代わりになるかと思い、イートンペンシル2本をお土産に差し上げる。フェニックスで一息入れてから、答案の採点にとりかかる。7時半までかかって採点を終わらせ、採点簿を事務所に提出する。
  帰りがけに中庭を通ったら、31号館高層棟のすべての窓に灯りがついている。おまけにけっこうな人出である。忘れていたが、この夏期休暇中に取り壊される31号館高層棟を目に焼き付けておこうという美術史の丹尾先生らが企画したイベントが今日なのだ。

           
                  さよなら、31号館高層棟

  8時半、帰宅。シャワーを浴びてから、夕食をとる。ピーマンの肉詰め、春雨サラダ、鱈子の佃煮、若布の味噌汁、ご飯。「新マチベン」(第5回)を観る。結局、今期のTVドラマはこの一本だけである。10時から基礎講義のレポートの採点作業に取りかかる。採点といっても「可」と「不可」の二つしかないから簡単である。しかしそれだけでは物足りない。採点する方が物足りないのだから、採点される方はもっと物足りないであろう。出来のいいレポートには「コメント」を付けようかと思う。「コメント」を付けることは義務ではないが、教育という仕事は最低限のことだけをやっていればいいという種類の仕事ではあるまい。