8時、起床。明太子、鮪の角煮、ご飯の朝食。
昨日に引き続いて書斎の片付け(主に本の整理)。階段の本はまだそのまま。妻から今年中に撤去するよう通告される。今年中とは今日中ということなり。
昼食は調理パンと紅茶。
書斎の片付けが済んだので、階段の本を書斎に戻す。
散歩に出る。大晦日の蒲田の街はほどほどの人出。
有隣堂で中島義道『人生に生きる価値はない』(新潮文庫)を購入する。大晦日に購入する本らしくないタイトルだが、「明るいニヒリズム」の本である。価値というものは人為的なものだがから、人間から独立してあるものではなく、人がそれを信じて生きていこうと決断するときにのみ価値は価値として機能するのである。「このおじさんちゃんと年を越せるかしら」とレジの女性を心配させてはいけないと思い、「オレンジ色のカバーをお願いします」と快活に答える。
「テラス・ドルチェ」で今年最後のコーヒーを注文し、日誌と読書。
TSUTAYAに寄って『ファイト・クラブ』を借りて帰る。『暇と退屈の倫理学』の中で紹介されていた作品で、興味を引かれた。
早めの夕食は天ぷら蕎麦。お替りをした。
書斎のTVで紅白歌合戦を横目で観ながら、日誌や写真の整理。改めて一年を振り返る。
紅白が終ったところで家族で近所の神社に初詣に出かける。どうか回復の年になりますようにと祈る。
お焚き上げの炎が龍の姿に見えた。