8時、起床。久しぶりの青空。雪の降った翌日は穏やかな晴天となることが多い。「雪晴れ」という季語があったなと思う。歳時記をめくってみる。
雪晴れのひざしまともに机かな 五百木瓢亭
でも、残念ながら、昼前にはまた雲が出てきた。束の間の雪晴れだった。ウィンナーとパン、紅茶の朝食。
午後から大学へ。「たかはし」で昼食。お刺身定食は寒鰤の一点盛り。これが実に美味しかった。下手なトロなど足元にも及ばない。
食後のコーヒーはミルクホールで調達。昨日と今日の二日間は補講日で、通常の授業はなし。ミルクホールの営業も3時までだ。私は一度も休講はしていないので、補講もなし。教務室で仕事。
6時半ごろ、夕食をとりに「maruharu」へ。カツサンドとスープ。食事の前に柚子とオレンジのゼリー。食後にガトーショコラと紅茶。
9時半まで仕事をして大学を出る。電車の中で小沼丹「白孔雀のいるホテル」を読了。ジェローム・K・ジェローム『ボートの三人男』のような上質のユーモア小説の味わいがある。変てこな人間ばかり登場するが、みなどこか憎めないところがある。読者がそう思うのは、そういうなまざしで作者が登場人物を描いているからである。ここには確かに小沼丹の世界がある。
蒲田駅から家に帰る途中で、石焼芋を買う。前を歩いていた女性が買うのを見て、自分も買いたくなったのだ。たぶん電車の中で「白孔雀のいるホテル」を読んだ直後だったからかもしれない。石焼芋を買うのはずいぶんとひさしぶりで、前がいつのことだったか思い出せない。帰宅して妻と息子にもわけてやる。ほっこりといい塩梅に火の通った美味しい石焼芋だった。
風呂を浴びてから、録画したおいた『ハングリー!』第三話を観る。チームに新しいメンバーが加わった。特技は接客時の笑顔だ。
今日、一文の社会学の卒業生のTさんが、ブログを再開していることに気づいた。去年の7月に在学中から6年間続けていたブログを止めると宣言して、私を淋しい気持ちにさせてくれたが、9月の終わりに別のブログを立てて再開したのだ。私が毎日チェックするブログは7つだが、これで8つになった。さっそく最初のブログに「祝新装開店」のコメントをした。仲間が戻ってきてくれたようで嬉しい。