7時半、起床。カレー、トースト、おはぎ、メロン、牛乳の朝食。おはぎは一階(母)からもらったものだが、1つだけ食べた。
10時、菩提寺の住職に来ていただいて、お経をあげていただく。 我家の夏の恒例行事。13日は父の月命日でもある。住職は今年で31歳。「30歳になってホッとされたんじゃありませんか」と尋ねたら、「そうなんです。30歳より31歳の方がもっとホッとしました」と笑って答えられた。世の中には若いと様にならない職業というものがある。住職(お坊さん)というのはそうした職業の1つだろう。「若僧」という言葉もあるくらいで、若いとどうしても軽くみられてしまう。若くして(大学を卒業してすぐ)住職になられた分、仏門の世界での位階は高いのだが、世間の人にはそれはわからない。あくまでも見かけで判断されてしまう。30歳になってホッとしたという気持ちはさもありなんと思う。住職の長男はいま5歳、幼稚園の年長さんだ。「来年は修業の一環として連れてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします」と言われた。はい、楽しみにしております。
昼から大学へ。コンビニのおにぎりを1つ(鶏そぼろ)を食べて、1時かのら教務-事務連絡会に臨む。
雑用を片付けてから、「フェニックス」に息抜きに行く。クリームソーダを飲みながら読書。コーヒーよりもクリームソーダの方が息抜き感が強まる。
6限からのゼミが始まる前に、「maruharu」に食事をとりにいくと、ゼミ4年生のN君がいた。今日、企業の面接があり、その結果(次の最終面接に進めるかどうか)の電話をここで待っているのだという。そうか、緊張の時間なわけだ。N君はこの時間に私がここに来る確率が高いことを知っていたようである。N君とおしゃべりをしながら、なんだか芥川賞の選考結果をバーで待っている若い作家とベテラン編集者みたいだなと思った。N君が注文したmaruharu定食(本日のメインは春巻)が運ばれてきて、N君が食べ始めようとしたときにケータイの電話が鳴った。吉報だった。N君、よかったな。最終面接、頑張れよ。
電話を受けるN君
私が注文した料理
6限・7限はゼミ。今日は現在進行中の4年生のインタビュー調査のケース報告を5件してもらった。各自が担当するケースを資料(人生のアウトライン、個人年表、インタビュー抄録)をもとに説明し、他の学生たちからの質問に答える。これをやることで自分が直接担当する少数のケースだけでなく、全員のケースを共有化することができるのだ。そのうち、先輩たちのやったケースのデータ(アーカイブ)にも目をとおしてもらう。たくさんのデータの集積の上に立って、ゼミ論に取り組んでほしい。
本日のスイーツは3年生のWさんが調達してきたスティックパイ(だっけ?)
ゼミを9時半に終え、10時過ぎに大学を出る。帰りの電車の中で三島有紀子『しあわせのパン』(ポプラ文庫)を読む。