8時、起床。
トースト、サラダ(トマト、ベビーリーフ)、紅茶の朝食。
10時半に家を出て、大学へ。
「寛永堂」が店開きをしていた。
大学院の演習のとき用に大納言清澄という菓子(きんつばに似ている)を5個購入。
2限は院生の研究指導。雑談の中で、私が「今日はハナモクだね」と言ったら、OさんもSさんも「ハナモク」という言葉を知らなかった。中国からの留学生のSさんが知らないのはわかるが、ドクター1年で社会人経験もあるOさんが知らないのは意外だった。「ハナキン(花の金曜日)の拡大版というか、明日(金曜日)一日頑張れば週末だという木曜日のウキウキ感を現した言葉ですよ」と説明すると、Oさん、全然信じてくれない。「先生が真面目な顔をして冗談を言われる方だということは、この3年間のお付き合いでよ~くわかっていますからね」なんていう。け、けしからん。「いますぐスマホで検索してみなさい」と命じる。「あっ、ほんとだ!」とOさん。私はたしかに真面目な顔をして冗談もいうが、それはたまにであって、基本的には真面目な顔をして事実を述べているのである。
ハナモク(花の木曜日)はバブル期に生まれた言葉で、いまは使われなくなっているのだろうが、でも、先日会った銀行で働く教え子は「その感覚、わかります。私も木曜日は週末が見えてくるので頑張れます」と言っていた。
昼休み、コンビニで買っておいたおにぎりを食べる。ちゃんとした昼食は3限の授業の後に食べるので、つなぎとしておにぎりは1個だけ。「チャーシュー煮卵」という変わり種を買ってみた。
なるほどね、という味だった。
3限は大学院の演習。
授業を終えて、食事に出る。メタセコイヤの並木が連山のようである。
「カーナ」に行く。
カーナセットを注文し、チキンカレーの辛口、ナン、アイスチャイをチョイス。
他の客たちの注文を聴いていると、みな中辛を注文している。う~ん、ここの辛口は「メーヤウ」ほどには辛くはなく、「カレーを食べてるな」という快感に身をゆだねることのできる辛さだと思うのだけれど・・・。中辛はちょっとものたりない。
辛口だとお冷が美味しい。
4限は空き時間。授業の準備。
5限は講義「日常生活の社会学」。
授業を終えて(午後6時)、すぐに大学を出る。空はまだ明るい。
7時に蒲田駅に付き、東口のロータリーから7時10分発の大森行のバスに乗って、病院へ母を見舞いに行く。
母は今日は食事は三度とも食べた(完食ではないが)そうだ。ただ、昼間に息子が見舞いに来ている時に腹痛があって、鎮痛剤を飲んで楽になったと言っていた。これまでもチクチクと痛みはあったが、言ってもしかたがないものと思い込んでいたらしく、今日初めて看護師さんに腹痛のことを言ったら、薬を出してもらえて、これなら早く言うのだったと言っていた。
病院には8時過ぎまで滞在。
帰宅して、夕食。今日の献立も息子の好物である。豚しゃぶ。
同僚の山田真茂留先生、小藪明生先生から新著をいただく。友枝敏雄編『リスク社会を生きる若者たち―高校生の意識調査から』(大阪大学出版会)。帯に書かれている通り、「福岡・大阪・東京の1万人をこえる高校生の意識調査の分析」である。
一週間の疲れが出たのだろう、今夜は早くに就寝(とは言っても1時は過ぎていたが)。