7時、起床。
玄関先の花に水をやる。これは入院中の母から託されている仕事の1つ。
いろいろな花は折々に母が鉢植えにしたものたちである。
トースト、サラダ(ハム、ベビーリーフ、レタス)、紅茶の朝食。
10時に家を出て、大学へ。
11時前に研究室に着くと、部屋の前の廊下で3人の卒業生たち(論系ゼミ5期生のKさん、Uさん、Sさん)が私を待っていた。この3月に卒業したばかりの一番新しい卒業生であるが、3人には公務員という共通項がある。KさんはS区役所、UさんはS市役所、SさんはK区役所の職員である。
研究室でひとしきり職場の話を聞いてから食事に出る。
最初、「すず金」に行ったのだが、開店前に着いたがすでにかなりの行列ができており、待つこと必至だったので、鰻重は次の機会にして、「たかはし」に行く。私とSさんはカツオのたたき定食、Kさんは豚肉生姜焼き定食、Uさんは肉豆腐定食を注文。
おしゃべりのテーマはこのあたりから仕事のことを離れて、恋バナに移る。幸せ太りの人もいれば、恋やつれの人もいれば、なんら変わらない人もいる。
お土産にいただいたケーキがあるので、それを食べに研究室に戻る。
工事が終わって広くなったキャンパス。かつてこのあたりにはゼミの教室として使われたプレハブ校舎が建っていたのだ。
論系ゼミ4期生のWさんに声を掛けられる。どうして君がここに?
今日は彼女の誕生日で、彼氏とデートの最中で、懐かしのキャンパスにやってきたそうである(彼氏も早稲田の卒業生)。そこで私たちを見つけて声をかけてきたというわけである。
彼氏に写真を撮っていただく。どうもありがとう。楽しい一日になりますように!
4種類のケーキを4人で食べる。じゃんけんで選んだのだが、負けたKさんは残ったショートケーキを食べることになったのだが、なんと、彼女は苺が食べられないのである(!)。私はショートケーキも好きなので、自分のモンブランと取り換えてあげたが、なんと、彼女は栗も苦手なのであった(マロンクリームは大丈夫なのだが、栗の実はダメなのである)。栗の実だけ私が食べる。
1時頃、後の予定があるUさんが先に帰る。今日は何枚かちゃんと目を開けた写真が取れましたよ。
その後、2時間ほど(!)、KさんとSさんの恋バナの続きを聞く。学生時代の恋バナと比べて、臨場感が増している。言い換えると、恋愛と結婚の間の距離が小さくなってくるということである。恋愛結婚、つまり恋愛した相手と結婚をするというのは現代の普通の結婚のプロセスだが、学生時代は「この恋愛」が結婚につながって行くかどうかはわからない。希望としてはあっても、希望が現実化していくのは先の話だ。しかし、社会人になると、「この恋愛」が結婚につながっていく可能性がしだいに大きくなってくる。1つ1つの行動が、言葉が、相槌が、その可能性を確認するものとなってくる。
仕事に恋にエンジン全開の二人である。心配な面もあるが、二人の幸せを祈らずにはいられない。20代は男性よりも女性の方が重要な選択・決断に迫られることが多いように思う。
話の続きはまた次回。よい展開になりますように!
病院に母を見舞う。
見舞いにいただいた桃を1つ食べる。蜜たっぷりの美味しい桃だった。
蒲田駅行きのバスにタッチの差で乗れなかったので、てくてく歩く。散歩にはもってこいの気候だ。
あやめ橋のあたりになると一変に視野が広がる。
「まやんち」へ寄る。今週からメニューに出た「ビクトリア・サンドウィッチケーキ」とアイスティーを注文。
手間暇かけて作った苺ジャムをパウンドケーキでサンドしたものである。一口食べては紅茶を飲み、一口食べては紅茶を食べ・・・、紅茶によく合うケーキである。今日はたくさん歩いて喉が渇いていたのでアイスティーにしたが、次は入荷したばかりのダージリンの春摘みをポットで注文しよう。苺ジャムがなくなったら終了するメニューで、来週は大丈夫だが、再来週はどうかわかない。
妻へのお土産に1つテイクアウトして、家路を辿る。
夕食はポトフ。