7時半、起床。
トースト、カレー、サラダ(ゆで卵、トマト、ベビーリーフ)、牛乳の朝食。
11時半に卒業生のTさん(論系ゼミ5期生、2015年卒)と蒲田駅で待ち合わせ、予約しておいた「phono kafe」へ。彼女の住む与野から蒲田は距離としては遠いものの、京浜東北線一本である。
店内に入ると他のテーブルや奥の和室は早くも満席。今日は客の出足が早いようである。しかもお弁当のテイクアウトの注文の電話もあって、大原さんは大わらわである。とりあえず飲み物(梅ソーダ)を注文して、食事の注文は後にする。
Tさんからタイ旅行のお土産をいただく。銀紙で包まれた像の形のチョコレートかと思ったが、食べられないものだった(笑)。
私はおにぎりと味噌汁、Tさんはパンとスープで、おかずは6品全部を注文。
里芋と長芋の摘み揚げ(左)、ネギポテトの油揚げ包み(右)。
ひじきとベリーリーフのくるみソース。
玄米と豆腐のタルト(奥)、柿の白和え(手前)。
プッチーニ、カリフラワー、きのこのマリネ。
Tさんは5カ月の研修を経て9月から本社の人事課に配属された。5カ月の研修期間というのは長い方だと思うが、それは彼女の会社がメーカーで、工場の生産工程の研修が含まれているためである。現在は定時(5時半)+1時間程度の残業で退社できているそうだが、これから来年度の新規採用の仕事が増えてくると、そういうわけにはいかないかもしれない。デスクのパソコンに向かっている時間が多いそうなので、時間的に余裕のあるいまのうちから、健康管理のために何か体を動かす習慣を作っておいた方がよいのではという話をする。
カフェの梯子をする。今日は日曜日で「まやんち」はやっていないので、池上に足を延ばす。先日プレオープンした「蓮月」に行ってみることにした。
本門寺通り商店街を歩く。
「蓮月」に到着。早くも情報が広がっているのだろう、けっこう客が入っている。
一階の奥の広めのテーブルに座る。
先日と同じスタッフさんが注文をとりに来る。メニューが少し増えている。「ランチに豚丼が加わりました」とのこと。この前食べた草月ランチは1000円を超えるが、豚丼は1000円でお釣りがくる。メニューはこれからも増えていくそうだ。正式オープンまで3週間。頑張ってください。
スタッフさんに先日食べたほうじ茶のプリンがとても美味しかったのでまた注文しようかなと私が言うと、Tさんが「あっ」と言った。そうだった、さっきここに来る途中で、葛餅の店の前を通ったとき、あとで池上名物の葛餅を食べましょうという話をしたのだった。はい、ここではコーヒーだけにしておきましょう。
天井の照明の覆いが木製のスプーンとフォークであることにTさんが気づく。あ、ほんとだ。
今週はTさんと同じゼミ5期生のNさんとMさん、来週はHさん、再来週は別のMさんと会う約束がある。これはたまたまではなく、10月は5期生と会う機会を優先しようと考えてのことである。卒業後半年が経過して、当初の混乱や喧騒が一段落して、自分の生活を見つめ直す時期に彼らはいる。社会学者ギデンズのいう「再帰性」の高まる時期なのだ。
Tさんともそういう類の話をした。
二階に上がってみる。和風のカフェは彼女に似合っている。ちなみにTさんは学生時代は茶道のサークルに所属していた。
本門寺へお参りに行く。
山門のあたりにいつもいる「寺猫」。地元では有名人(猫)である。Tさんが「頭を撫でても大丈夫でしょうか?」と聞くので、「大丈夫でしょう」と答える(実は大丈夫かどうか知らない)。
大丈夫でした。
この階段は96段ある。結構ハードである。
大堂。
五重の塔。
墓地にいる猫たち。こちらの猫は簡単に頭を撫でさせてはくれそうにない。
池上会館の屋上の展望台から。
夕方になって雲が出てきた。天気予報通りだ。
山から下りると、参道沿いの小さな寺の境内にススキが風に揺れていた。昼間は少しばかり暑さを感じたが、夕方はもうすっかり秋だ。
山門前の「池田屋」で葛餅を食べる。 私は子どもの頃からよく食べていたが、全国区の和菓子ではないようで、Tさんには物珍しかったようである。
黒蜜は好きなだけたっぷりとかける。
葛餅自体にはほとんど味はない。つるりとした食感と弾力が葛餅の命である。
久しぶりの葛餅は美味しかった。ごちそうさまでした。
夕暮れの本門寺通り商店街を帰る。
池上線で蒲田に戻り、京浜東北線の改札でTさんを見送る。体調にはくれぐれも気を付けて。
夕食は私の好物のラムチョップ。
食後、少し仮眠をしてから、明日の午前中が締め切りの仕事にとりかかる。たぶん明け方までかかるだろう。