フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月13日(火) 晴れ

2015-10-14 12:17:32 | Weblog

7時、起床。

トースト、サラダ(ハム、トマト、レタス)、紅茶の朝食。

午後、散歩に出る。

とてもいい天気なので、鎌倉まで足を延ばす。蒲田から鎌倉までは1時間もかからない。

週末(+月曜日の午前)はゼミ合宿でずっと学生たちと一緒だったので、バランスを取るために一人の時間が必要だ。家族の時間、仕事の時間、社交の時間、そして孤独の時間・・・意識的に(たぶん無意識的にも)この4つの時間のバランスをとりながら生活をしている。

鎌倉散策の前にまずは腹ごしらえ。駅のそばの「銀座アスター鎌倉賓館」でランチのセット(梨花)を食べる。

サラダ。

料理の名前は忘れたが、海老のすり身を湯葉で包んで蒸してスープをかけたもの。

卵と野菜のスープ。

上海カニと豆腐の煮込み。

ご飯にしますか、マントウにしますかと聞かれたので、マントウをチョイス。

香の物。

コースとしてはこれで終わり(あとはデザート)なのだが、もう少し食べたかったので、普通の春巻きと松茸と銀杏入りの春巻きを追加で注文する。

大きい方が季節ものの松茸と銀杏入りの春巻きで、これがとても美味しかった。塩で食べる。

デザート。

ごちそうさまでした。

御成り通りを歩く。

駅の反対側で、向かう先(八幡宮)も反対の小町通りに比べて地味な商店街だが、好きな通りである。

由比ヶ大通りに出て、江ノ電の踏切を越える。

若宮大路に出る。下馬の交差点。

由比ヶ浜に至る。

夏の間、滑川に架かっていた木橋もすでに撤去されている。

海の家は影も形も残っていない。

海に向かうのはサーファーだけである。

けれど、天気がよいせいだろう、砂浜を歩いている人たちはけっこういる。

3人連れのご婦人たち。

この少女は波打ち際でダンスをしていた。朝ドラ「まれ」のオープニングシーンのようである。

サーファーの青年、母親と坊や。 

母親と坊や、年配の男性。

年配の男性。

由比ヶ浜海岸から材木座海岸に移動する。

滑川の河口から海に向かて右が由比ヶ浜海岸、左が材木座海岸。

材木座海岸の方が人が少ない。私はこちらの方が好き。

サーフィンをする人、ジョギングをする人。

犬の散歩に来ている人たちもいる。

小さな青いテント。

魚の骨に残っている肉を食べるカラス。

波打ち際(波が引いたとき)。

波打ち際(波が寄せたとき)。

砂浜を振り返る。

東側を見る。

西側を見る。

真上を見上げる。

雲一つない空は、ただそれだけでは季節が分からない。

足元を見つめる。

もう一度、海の方を見る。

 そろそろ引き上げよう。 

これから海に入るサーファーの青年と砂浜から引き上げる文学的な雰囲気の女性がすれ違う。

秋日和の鎌倉の海でした。

次回はいつ来るだろう。

電柱の上にはトンビが鎮座していた。

江ノ電の和田塚駅をめざして住宅街の中に入って行く。

親しみのある名前の候補者がいる。

和田塚駅。しかしここに来たのは江ノ電に乗るためではない。

線路脇にある甘味処「無心庵」がお目当ての場所である。

客の姿が消えた一瞬を狙って撮った写真。普段、こんなに空いているわけではない。とくに週末は満席であることが多い。

ここに来たときはたいていこれを注文する。クリームあんみつ。

容器にたっぷり入った黒蜜は、最初からはかけない。あんことクリームがなくなってからが黒蜜の出番である。

庭のすぐ向こうは江ノ電の線路である。 

由比ヶ浜大通りを駅に向かう。この通りも好きな通りである。

最初に歩いた御成り通りに戻って来た。

鎌倉駅前(西口)に到着。

お土産にいつもの鳩サブレ―を買おうと思ったら駅前店は定休日だった。

蒲田に帰って来る。有隣堂で本を購入。

池澤夏樹個人編集・日本文学全集24『石牟礼道子』(河出書房新社)

関川夏央『文学は、たとえばこう読むー解説する文学Ⅱ』(岩波書店)

荒川洋治『文学の空気のあるところ』(中央公論新社)

夕食は妻が仕事帰りに池袋の西武デパートの物産展で買ってきた海鮮お稲荷さんと、鶏肉と山菜のうどん。

デザートは私が駅ビルでお土産に買った「トップス」のチョコレートケーキ。

私が帰宅した時、すでに妻は帰っていて、「どこかに出かけていたの?」と聞かれたので、「ちょっと散歩に」と答えた。鳩サブレ―を差し出せば鎌倉であることがわかるのだが、チョコレートケーキではそれは伝わらない。あとからこのブログを見れば、鎌倉に行っていたのねとわかるだろう。