7時、起床。
トースト、サラダ、紅茶の朝食。
お昼に卒業生のアリさんと蒲田駅で待ち合わせ「phono kafe」へ。
彼女と会うのは1年2カ月ぶりである。それ以前は清水直子さんの陶器展(彼女は清水さんのファンなのだ)に一緒に行ったりしていたのだが、ご主人が筑波の方へ転勤となり、一家で転居をされて、カフェをご一緒することもなくなった。今回は彼女が都心まで出て来る用事があったので、そのついでに蒲田に立ち寄ってくれたのである。彼女は蒲田が初めてだそうだ。
ごはんセットでおかずは6種類全部を注文し、シェアしていただくことにする。
phono kafe式満漢全席。
キノコのマリネ(左) ごぼうのフリット(右)
カキ菜と長芋のナムル風
白菜とふのりのゆず酢(左) おからコンニャクの竜田揚げ(右)
玄米と豆腐のタルト人参ソース掛け(デザートじゃありません。甘くはありません。)
ミニデザート(ケーキ盛り合わせ)と小豆茶。
彼女には小学2年生になる娘さんと入園前の娘さんがいる。今日はお母様に家に来てもらって、お子さんの世話をお願いして出てこられたそうである。小さなお子さんのいる主婦にとって「一人の自由時間」というのはとても貴重なものである。今日はその貴重な時間を割いて蒲田まで来てくれてありがとう。
少し前の私のブログで、卒業生の一人が、「40歳を迎える頃に生き生きと日々を生きている自分であることが目標です」と語っていたのをアリさんは読んでいて、その「40歳を迎える頃」にいまの彼女はいるわけで、いろいろと思うところがあったようである。SMAPの『夜空ノムコウ』の中に「あのころの未来にぼくらは立っているのかな」という一節があるが、そういう心境だろうか。
あとどのくらい筑波にいるのか、その後は東京に戻って来るのか、あるいはさらに遠方の地へ行くことになるのか、いまの時点ではわからないそうである。流動的な生活の中で、家庭を運営し、お子さんの教育をし、さらに自身のワークライフの再開を考えるというのは持続的なエネルギーと人生の展望を必要とするだろ。
「『騎士団長殺し』はもう読まれましたか?」と聞かれたので、「もちろん」と答えると、「私はまだ読んでいません。上の子が夏休みなって時間が持続的に使えるようになったら読もうと思っているんです。読むなら一気に読んだ方がいいですよね」と言ったので、「いいえ、『騎士団長殺し』は上下巻で1000頁を超す長い小説ですが、64のチャプターから構成されているので、ちょっとずつ時間を見つけては読むという読み方にも適しているんです」とアドバイスした。「そうですか。さっそく買って帰ろうかしら」と彼女は言った。こういう反応の良さは彼女の持ち味である。
私もこの後大学へ出るので、2時前に「pono kafe」を出て、一緒に東京駅まで行った。
また、都心に出て来られることがあったら、次は「まやんち」へ行きましょう。2000年卒の卒業生の中で、グランドスラム(「カフェゴト―」+「SKIPA」+「phono kafe」+「まやんち」)を達成した方はまだいませんが、アリさんは今日でリーチがかかった。
キャンパスのスロープ上の桜が満開である。
新学期、私にとっての最初の授業はゼミである。
いままで向かって左側に座っていた3年生が、新4年生となって、右側に移動した。そういう決まりがあるわけではないが、慣習的にそういう空間的配置になっているようである。「学年が混じって座ってもいいんだよ」と私が言っても、ニヤニヤしている。
新3年生(論系ゼミ9期生)は19名。一人一人、時間をかけて自己紹介(+質問タイム)をしてもらった。男子4人のキャラクターが面白いというのが4年生の感想である。
頑張ってください。
自己紹介の途中でスイーツタイム。今日のスチーツは4年生のKさんが用意してくれた。
最後に4年生(8期生)も一緒に記念撮影(4年生も19名だが、就活で一人お休みがいる)。
夜桜を見ながらスロープを降りる。
夕食は神楽坂の「トンボロ」で食べていくことにする。
波鈴さんの奥様が今日は店を手伝っておられた。お会いするのは今日が初めて。波鈴さんは男3人きょうだいの一番下だが、奥様は3人きょうだいの一番上だそうだ。お似合い(相補的)ということだろうか。
タラコのスープスパゲティを注文。
ココナツバターのハニートーストを追加で注文。フードとスイーツの両面を併せ持つメニューだ。
コーヒーは酸味と香りのAブレンドで。
ゼミ(一週間の最後の授業)を終えた後の食事は、食堂よりも、こういうカフェでゆっくりと食べたい。
帰宅して、アリさんにお土産にいただいた揚げ饅頭をコーヒーでいただく。
清水直子さんの陶器展「RENDEVUO」(レンデヴーオ)の案内です。
開催期間:5月3日(水)~5月14日(日)12:00-20:00 *5月8日(月)9日(火)はお休み。
場所:東急目黒線西小山駅から徒歩4分のギャアリー「Parque」(パルケ)。
2時、就寝。