フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月14日(金) 晴れ

2017-04-16 18:28:26 | Weblog

8時、起床。

パン、サラダ(炒り卵)、紅茶の朝食。

昨日、購入した『OZ magazine』の恒例の鎌倉特集号に目を通す。

「オズマガジンはかれこれ10年以上、春の鎌倉を特集しています。毎年造り続けて少しも飽きることはなく、むしろ鎌倉が好きになるいっぽうです。それは新しい情報がどんどん生まれているからというのもありますが、それ以上に、いつ来ても変わらない気持ちよさがあるから。特にこれからの季節は格別です。」

私は鎌倉はお寺よりも海がお目当てで出かけるので、季節としては夏の終り頃(9月中旬)が格別なのだが、木々に囲まれたお寺に着目するならばたしかに新緑の季節が格別だろう。そういえばしばらく鎌倉に行っていないな。

11時半に蒲田駅で卒業生のマユミさんと待ち合わせ、「まやんち」へ行く。

彼女は先週の金曜日に「phno kafe」で会ったアリさんとは同期(2000年卒、一文社会学)である。

まゆみさんは「まやんち」は初めて。「まやんち」の店主さんもまゆみさんという。

アフターヌーンティーは予約済み。ティーリストを見ながら、私は東方美人を、彼女はヌルギリを注文。紅茶にはお詳しいようである。

久しぶりのアフタヌーンティーである。上段がスイーツ類、下段がフード類。お腹は空いているが、先にフード類を食べてしまうと、後半がずっとスイーツになるので(私は甘いものは好きだが、甘辛を取り混ぜて食べるのが好きである)、フード類を食べたり、スイーツ類を食べたり、上下を行き来する。

完食しました。

ここでミニカレーが注文できたらいうことはないのだが。実際、だいぶ以前のことだが、「まやんち」メニューには根菜カレーというのものがあった。私は好きだったが、カレーの匂いが「紅茶とお菓子の店」には相応しくないということになり、メニューから消えてしまったのである。

「まやんち」を出たのは1時半ちょっと前。下のお子さん(小学2年生)の保護者会が2時半からあるので、それがタイムリミットである。2時間という時間は、カフェの梯子にはちょっと不足だが、1つのカフェに滞在する時間としては十分である。

やはり卒業が同期で、このブログにもときどき登場するチヒロさんもそうだが、小さなお子さんがいると小学校や幼稚園の役員の仕事がかなり忙しいらしい。仕事であれば忙しくても収入につながるわけだが、役員の仕事にはそれがない。主婦の仕事と同じくシャドーワークである。個人化の進んでいる現在ではそういう仕事の引き受け手が減少しているらしいが、私の教え子たちは率先してそういう仕事を引き受けているようである。たぶん大学で社会学を勉強した人たちにはそういう傾向があるのだろう。結果、多忙な毎日となる。彼女たちに必要なのは適度な手抜きと息抜きの技法だろう。

「まやんち」を出て、私もマユミさんと同じ電車に乗って大学へ向かった。彼女とは東京駅で別れた。次回は「phono kafe」でしょうか。

馬場下の交差点。

その交差点にある鳥居は穴八幡神社の入口である。

時間があるので、境内に入ってみる。

 見事なしだれ桜が数本植わっている。

境内からはしだれ桜越しに戸山キャンパスが見える。

このスポットの存在を知らない文・文構生は多いと思う。

 戸山キャンパスのスロープの桜も葉桜になってきた。

一方で、銀杏の新緑が輝きを増している。桜から新緑へ、主役が交代する季節である。

研究室でまゆみさんからいただいた「播磨坂」という最中を食べる。播磨坂は先日行った小石川植物園からは遠くない場所にあり(マユミさんは文京区小石川にお住まいである)、桜の名所として知られている。

生命保険会社の担当の方が研究室に来て、現在の契約内容の確認と月々の掛け金の減額(プランの見直し)の相談。いまの契約は48歳のときにしたものだが、月々の掛け金が5万円ほどする。誰に聞いても「それは多いでしょう」といい、子どもたちが独立したいま、私もそう思うので、生命保険の受給金額を減らすなどして月々3万円程度にしようと思うのである。実は2年前にもそうしようとしたのだが、ちょうどその頃、母親が亡くなって、そういうタイミングで生命保険の受給金額を減らすのは縁起が悪い気がしてやめたのである。今回は仕切り直しである。

5限・6限はゼミ。

先週は新3年生(9期生)に自己紹介をしてもらったが、今週(と来週)は新4年生(8期生)に自己紹介とゼミ論のテーマについて話をしてもらう。

5限はUさんと3人のKさん。

休憩時間(スイーツタイム)のスイーツはSさんが用意してくれた。

私は2枚いただいた。

サプライズで今月が誕生日の3人(私とSさんとKさん)はバースデーケーキをいただいた。

ありがとうございます。

続いて6限はAさん、Iさん、Kくん、Kさん。

4年生たちはこれから就活がいよいよ佳境を迎えるが、生活の全部を丸ごと就活に飲み込まれることなく、心身のバランスを失わないでやっていってほしい。そのためにはできるだけゼミを休まないことである。

授業の後、3年生のゼミ長と会計の担当を決めた。ゼミ長はMさん、会計はHさんがやってくれることになった。よろしくお願いしますね。

夕食は「ごんべえ」でカツ丼セットを食べる。

食べていたら12人とか15人とかの学生の団体客が入ってきた。さっさと食べて、早々に店を出る。

ごちそうさまでした。甘じょっぱい味がなんともいえず美味しかったです。

10時、帰宅。


4月13日(木) 晴れ

2017-04-16 09:06:36 | Weblog

8時、起床。

パン、サラダ、紅茶の朝食。

昼前に自宅を出て、大学へ。

そろそろ桜も見納めだが、今シーズンは桜が開花している期間は長かったものの「満開」と「快晴」と「週末」のタイミングがピタリと決まらず、どこかもどかしいシーズンだった。

研究棟の入口のドアの中に桜の花びらが入り込んでいる。桜の花がお別れの挨拶にやってきたみたいだ。

昼食はコンビニおにぎり。

3限は大学院の演習。ドクターのS君を含めて8人もやってきたのには驚いた。近年にない盛況であるが、研究室でやるには限界ギリギリの人数である。来週から普通の教室でやりましょうと言ったものの、授業の終りに再度確認したところ、このギュッと詰まった感じも悪くないと思ったらしく(就活生が数人いるので毎回全員出席ということもなさそうなので)、ここでやりしょうということになった。

4限は空き時間。

5限は講義「日常生活の社会学」。去年と同じ453教室(階段教室)で、受講生は200名ほど。話しながら、自分の口調が滑らかであることが気になった。何度か話している内容であることが理由だと思うが、もっと訥々というか、考え考え話した方が聴き手の耳に残るのではないかという気がしたのである。早稲田大学で教鞭を取りはじめて24年目の新学期である。

授業を終えて、研究室で雑用を片付けているところに、卒業生のキョウコさん(論系ゼミ1期生)が仕事終りにやってきた。最近の彼女はお笑い用語でいうところの「出オチ」に凝っている。今日もやってくれました。

「先生、お誕生日おめでとうございます!」

どこでこういうグッズを仕入れるのあろう。

はい、ありがとう。お疲れ様です。

ちなみに前回(去年の12月22日)彼女がやってきたときはサンタクロースの帽子をかぶっていた。

さて、「五郎八」へ夕食を食べに行きましょう。

キャンパスを歩きながら、八重椿のところで写真を撮る。

夜桜も撮っておこう。

腹ペコである。けっこうな勢いでパクパク食べた。

田楽。

天ぷら盛り合わせ。

カツ煮。 

出し巻玉子。

モツ煮込み。

お新香。

そろそろ店を出ようとしているところへ、同僚の肥田先生が入って来られた。大学院の授業が延びて、この時間(もう9時になろうとしていた)になったようである。お疲れ様です。

「五郎八」から「カフェゴト―」へ。

セイロン風ミルクティーといちじくのタルト。

だいぶお腹はよかったので、いちじくのタルトはハーフサイズにしてもらった。

論系ゼミの1期生は震災のあった2011年3月の卒業で、卒業式が中止になった代である。あれから丸6年が経ち、1期生たちは「アラサー」と呼ばれる人生の時期に入っているが、キョウコさんは他大学を卒業し、イタリア留学などを経た後に学士入学でゼミに入ってきたので、他のメンバーよりも少し先を歩いていて、30代半ばという時期にいる。延長された青年期もいよいよ終り、成人期への移行が課題になる年代だ。すでに家庭はもたれているが、職業については、国会議員の秘書という仕事上、長期的な展望は持ちにくい(選挙での当落という条件がある)のが悩ましいところである。ほんわかとした人柄で、「アフタヌーン・キョウコ」という呼び名(私が付けたのだが)の彼女だが、人生の正午にさしかかとうろしてている今、これからの午後の時間をどのように過ごすかをじっくりと考えるべき時が来たようである。

最近、歯の矯正を始めたそうなので、その矯正期間(2年間)がちょうどライフプランの検討期間と重なるのではなかろうか。歯を食いしばるのはよくないので、肩の力を抜いて、取り組んでください。

また会いましょう。次回は「出オチ」はもういいいからね(笑)。

帰宅したのは11時頃。