フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月8日(土) 晴れ

2017-07-09 08:17:54 | Weblog

昨日は朝食の思想を語った。今日は昼食の思想を語ろうと思う。

朝食の思想は単純だった。それは毎日の朝食がほぼ同じメニューであることに端的に現れている。朝食の心理的機能は「一日をゆったりとした気分で始める」ことにある。だから「さあ、今日の朝食は何にしよう」と迷ってはいけない。ベーコンエッグにしようかハムエッグにしようかで迷う程度のものでなくてはならない。

それに比べると、昼食の思想は多元的である。昼食にはいくつかのタイプがある。一番多いのは「気分転換としての昼食」である。作業と作業の間に息抜きとして昼食をとるのである。気分転換であるから、作業をしているのと同じ空間で食べるのでは効果が薄い。必然的に「外に食べに出る」ことになる。大学にいるときも、自宅にいるときも、これは同じである。大学の周辺の店で、あるいは自宅の周辺の店で食べることになる。気分転換であるから、毎日同じというわけにはいかない。何軒かのお気に入りの店=なじみの店を適当なローテーションで回ることになる。自宅で食べるのに比べて費用がかかるが、「千円札一枚で収まること」を原則としている。

次に多いタイプは「作業をしながらの昼食」である。不本意ではあるが、作業を中断できないことがある。あるいは「外に食べに出る」ほどの時間がとれない場合がある。今日の昼食がそうだった。

研究室でおにぎり2個の昼食。

サンドウィッチというのも「作業をしながらの昼食」には向いているが、私の場合、朝食がパンなので、昼食もパンというのは気分転換の機能が落ちる。それに加えて、サンドウィッチは中身がこぼれやすいので両手でほうばるように食べることになり、作業が中断しやすいが、おにぎりは片手(左手)で食べられるので、もう片方の手(右手)で筆記用具を握ったままでいられる。百円硬貨数枚で済むのもよい点である。

昼食のタイプにはもう一つ「社交としての昼食」があるが、今日はこの辺にしておこう。

今日は早稲田社会学会大会があった。

なかなかの盛会だったように思う。

懇親会にも参加した。こちらもいつもより参加者が多かったように思う。赤字にならなくてよかった。