フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月24日(月) 曇り

2017-07-25 09:41:41 | Weblog

8時半、起床。

トースト、カレー+目玉焼き、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

食事をしながらいつものように『ひよっこ』を録画で観る。

これまでも『ひよっこ』にはいくつもの名場面があった。たとえば(思いつくままに書くのだが)、みね子の母美代子が失踪した夫の捜索を警察に依頼するとき場面、みね子の向島電気の乙女寮の仲間の一人である豊子が工場の閉鎖に反対して一人での反乱を試みる場面、みね子の叔父宗男が戦争体験(インパール作戦)を語る場面などがそうである。今日のみね子と島谷の「月時計」のカウンターでの別れの場面も間違いなく『ひよっこ』名場面集の1つになるであろうものだった。

男女の別れの場面というものはとかくドロドロしたものになりがちだが、みね子と島谷のように切なく清冽な別れというものもあるのだということは、記憶にとどめておこう。

午後、松本旅行の特急の指定券を買いに駅まで行く。松本旅行の往き帰りの特急はいつも同じである。

往きは、新宿発10:00のスーパーあずさ11号。一般的な感覚からすると、遅い出発であるが、私は旅行だからといって普段の起床時間(8時前後)を早めたりしない。それをやると、その日一日、寝不足気味で過ごさなくてはならないからである。それでは旅行を楽しめない。早起きして、早い列車に乗って、列車の中で眠るというやり方もあるが、列車の中も旅行の一部であり、窓の外を眺めたり、本を読んだりして過ごしたい。松本には12:36に着く。ホテルに荷物を預けて、馴染みの店でランチをとるにはちょうどいい時間だ。

帰りは、松本発18:35のスーパーあずさ32号。夕食は松本で少し早目にとるか、駅弁を買って列車の中で食べる。新宿着は21:06なので、22時には帰宅できる。決して遅くはない。毎週金曜日のゼミのときよりも早いくらいだ。

財布の中に旅の切符が入っているというのはいいものであるが、失くさないように気を付けねばならない。三度ほど失くした経験があるのだ。一度目は汲み取り式のトイレの中に落とし、二度目は封筒に入れたままその封筒をゴミ箱に捨ててしまい、三度目は駅のホームに降りる途中でエレベーターの隙間に入ってしまったのだ。

「千代田鮨」の店先を覗いていたら店員さんがいくつかの商品に割引のシールを貼っていた。「まぐろたたき巻」を購入(320円)。

帰宅して昼食。

これは以前は、「ネギトロ巻」と呼ばれていたように思うが、違うものなのだろうか。

「phono kafe」にかき氷(金柑と梅ジャム)を食べに行く。

大原さんに聞いたら私は本日二番目の客で、最初の客もかき氷を注文したそうだ。つまり今日はまだ誰も食事に来る客がいないのである。夏はどうしても客足が落ちるそうだ。暑いから外に出る人が少ないということもあるし、暑いから玄米のしっかりした食事をしようと思う人が少ないというともあろう。

 

大城通りを散歩する。

街のそこここで百日紅(サルスベリ)の花が咲いているのをみかける。

一度も利用したことはないが、昔からあるヘアサロンが閉店していた。

閉店の挨拶の貼紙がしてある。「昭和四十六年」(1971年)開業の店だと知った。46年間営業していたのだ。

どういう店なのか知らないが「アリス サロン」という店がある。

「コーヒーはじめました」という貼紙がしてある。不思議な貼紙である。中華料理店が「冷やし中華はじめました」という貼紙をするのとは意味が違う。それまではコ―ヒーを出していなかったとういことだから、ここはカフェではないということである。

よくみると看板には紅茶のカップらしきものが描かれている。長らく紅茶しか出していなかったのだろうか。

*後からネットで調べたら昔からやっている婦人服メインのリサイクルショップだそうである。

閉店してもう1年以上が経つが、「ムッシュ・ノンノン」はそのままである。

しかし、庇を覆っていた蔦は枯れてしまった。庇にはこんな文字が描かれていたのか。

 

看板は風化し、廃屋感たっぷりである。角地で商売には好立地と思うのだが、新しい店舗は入らないのだろうか。

夕食は肉野菜炒め、温泉玉子、刺身蒲鉾、味噌汁、ご飯。 

デザートは桃。

書斎のスタンドの電球が切れてしまった。

もう作られていないタイプの電球である。何個か買い置きしておいたが、これが最後の一個だった。

まだ普通のタイプの60ワットの電球はいくつか買い置きがあるので、しばらくはそれでやっていこう。

2時、就寝。