フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月29日(土) 晴れ、夕方から雨

2017-07-30 11:34:27 | Weblog

8時、起床。

ハムトースト、牛乳、紅茶の朝食。

11時20分に蒲田駅で卒業生のアスカさん(論系ゼミ3期生)と待ち合わせて「まやんち」へ。

彼女にとっては2年ぶり、私には今シーズン4個目の、ピーチメルバ。昨日のものよりもスライスの枚数が少ないのは桃のサイズが大きいということである(一定のグラムで提供しているのだ)。

紅茶はシャングリラ。あちこちのテーブルで「シャングリラ」という声がする。人気のお茶である。「在庫が底をついてしまうのではありませんか?」とお店の方に聞いたら、「大丈夫です。いまは春摘みをお出ししていますが、もうしばらくすると夏摘みが届くことになっています」とのこと。そうですか。でも、このきれいな色は春摘み独特のものですよね。

 先にデザートを食べてからのランチは、駅の東口から西口へ移動して、釜飯の「梅Q」へ。

釜飯は、鰻と同じで、注文してから出てくるまでに時間がかかる。お新香とサラダを摘まみながら、V6やキスマイの話をしながら(私はもっぱら聞き役なのだが)、待つ。彼女は小学生の頃からのV6の岡田准一ファンなのであるが、最近、キスマイの何とかいうメンバーのファンにもなったそうである。キスマイの名前は私も知っている。「プレバト」によく出演しているからである(とくに俳句の横尾君)。アスカさんは、この夏から秋にかけて、仙台で開かれるV6やキスマイのコンサートに出かけるそうだ。

こういう話をしているのは彼女の仕事や私生活に大きな変化がないからである。「おかわりない」ことはよいことである。

お待ちかねの釜飯が運ばれてきた。彼女は海鮮が好きというので魚介類で二種注文し、シェアすることにした。

特製カニ釜飯。

特製ホタテ(貝柱)釜飯。

 お腹がよくなったところで、池上散歩に出かける。今日は暑いので、池上までは池上線に乗って行く。この池上線、そもそも蒲田駅から池上本門寺へ行く人たちを運ぶための電車であった。

すでに改築工事が始まっている池上駅。この構内踏切も姿を消す。

本門寺への参道の商店街は各店舗の前に縁台が置かれているが、店の種類によって、座りやすところと座りににくい(心理的に)ところがある。お煎餅屋さんの前は何も買わずに座るのちょっとはばかられる。

お蕎麦屋さんの前は大丈夫。この違いはお店の人と顔を合わせるかどうかの違いである。

仏具屋さんの前も座りやすい。

ワインとピザの店「自由雲」。「ジュン」と読むらしい。

文化財に指定されている萬屋酒店。

本門寺の96段の階段(此経難持坂)。蝉が鳴いている。二種類の声がする。ミンミン蝉とアブラ蝉だろう。

 仁王門。 今日は参拝の人も少ない。

 

境内では盆踊りの櫓が組まれているところだ。

盆踊りは8月4日・5日の二日間行われる。

大堂へ。

お参りをすませて。

境内の桜の木陰で。 

 五重塔。

本門寺公園へ。

枯葉の渚のような斜面で。

大きな木の下で。 

 バーベキュー広場のベンチで。

バーベキューの後片付けをする人たちに混じって。

ゴツゴツした岩の多い場所で撮ると、火曜サスペンス劇場風になる。

公園の中を歩いていると、 

 昔の自分と出会ったりする。

  童心に還る。

ステップを踏んでみる。

本日の浮遊にチャレンジする。

お疲れ様でした。

さきほどのバーベキューの人たちも帰ったようですね。私たちもそろそろ公園を出ましょう。

 

 

出口(入口でもある)の近くの大きな木の下で。

 本門寺公園を出ると、西の空が雲で覆われていた。

階段を下りる。

総門を出る。

古民家カフェ「蓮月」へ。六方を踏むようにして。

ほぼ満席状態。

奥のカウンター席に案内される。夜は(昼も?)お酒が飲める。

私はアイスココア、彼女はアイスコーヒーとアイスクリームを注文。

IT系の会社に勤めている彼女は、最近私がスマホを使い始めたことを知って、スマホの使い方についていろいろアドバイスしてくれた。具体的には、「これは要りませんね」「これはあると便利ですよ」と言いながら、あれこれのアプリを削除したりインストールしたりした。私は作業する彼女を黙って見ていた。「手玉に取られる」というのはこういう気分のことをいうのだろう(笑)。

ただし、背景の画面を『アナと雪の女王』に出てくるキャラクターにすることだけは断った。

池上駅に向かう途中、パラパラと雨が降り始めた。

アスカさんは五反田方面のホームへ。

今日は暑い中、ありがとう。涼しくなった頃にまた会いましょう。

蒲田駅に戻ると、雨脚はさらに強くなってきた。

夕食はアジフライとウィンナーフライ。

ふっくらとした美味しいアジフライである。妻もアジフライは好物なのだが、以前、喉にアジの小骨が刺さって、病院まで行ったことがあり、それ以来、あまり作ってくれなくなってしまったのである(だから私はアジフライが食べたくなると外で食べるようになった)。

今日はスーパーで美味しそうなアジの開きが売っていたので、ライにしたくなったそうだ(小骨は丹念に除去した)。これでわが家の食卓にアジフライが復活することになるだろうか。

アジフライは醤油とソース、半々くらいで食べた。どちらで食べても美味しい。

デザートは桃。「採点と桃の日々」だ。

放送大学の坂井先生から新著をいただいた。私の『日常生活の探究』と同じ「放送大学叢書」の一冊だ。

 坂井素思『貨幣・勤労・代理人ー経済文明論』(左右社)

「油田を掘り当てた人物は安宿で死に、ビジネスマンたちは掘らずに巨万の富を築いた。産業vsビジネス、それが19-20世紀の歴だった」と帯に書いてある。

ナツが窓から入ってきて、窓際の本の上で寝ている。野良猫vs本、それが最近の私の書斎の風景だ。本の柱が崩れませんように。

今夜も夜更かし。3時、就寝。