8時、起床。
トースト、サラダ、牛乳、紅茶、林檎のコンフィチュールの朝食。
今日は午後から卒業生のメグミさん(論系ゼミ5期生)の結婚式がある。舞浜のホテルで午後3時半から挙式なので、その1時間半くらい前に家を出ればよいだろう。
祝辞を頼まれているので、昨夜、プロットを考え、午前中にディテールを考えていると、11時半ごろ卒業生のミサキさんからラインが届いた。なんだろうと思って開いてみると、「 おはようございます。蒲田に到着しました」とあるではないか。びっくりした。彼女とは明日会う約束をしていたが、明日のつもりで実は今日だったのだろうか。ダブルブッキングをしてしまったのか。私はよく忘れ物や落とし者をする。会議の日時を間違えたりもする。しかし、ダブルブッキングはしたことはなかった。彼女との最近のラインを確認すると、やはり明日の約束である。彼女が勘違いしているのだ。私が彼女に電話すると、すでに彼女は自分の勘違いに気づいていて、「すみません」と言った。もし今日が空いていれば今日でもよいのだが、なにしろ午後から結婚式に出るので、そういうわけにはいかない。でも、わざわざ蒲田まで来てくれた彼女にそのまま帰っていただくというのも気の毒だ。少しの時間だが、駅の近くのカフェでお茶をしましょうということになり、「スリック」に電話をして席をとっておいてもらった。
私は紅茶シフォン。
ミサキさんは季節限定の桜シフォン。
30分ほどの滞在時間だったが、前回(昨年11月)会ったときから今日までの間に起こった出来事を小説のあらすじをしゃべるみたいに話した。詳しい話はまた明日ね。
蒲田駅ー(京浜東北線)→大井町駅ー(りんかい線)→新木場駅ー(京葉線)→舞浜駅。40分ほどで到着。大学よりも近いな。
舞浜の駅を降りるのはずいぶんと久しぶりだ。前回は7年ほど前、卒業生のサエコさん(一文、社会学専修)の結婚式がホテルミラコスタであったときだ。
ディズニーリゾートラインに乗る。
ディズニーランド開園35周年である。私と妻との結婚生活と同じである。
2駅目のベイサイドステーションで下車。
駅前にホテルのシャトルバスが停まっていたので乗ったが、歩いても1分だった。
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル。来るのは初めてだが、この建物の曲線には見覚えがある。昔、高嶋政伸主演のドラマ『HOTEL』で舞台となった「東京プラトン」はここがモデルだったはずだ。
だいぶ早く着いたので、持参したゼミ論集(5期生版)に目を通す。メグミさんのゼミ論のタイトルは「現代人の友人関係~「つながり」を再考する」である。祝辞の中で紹介する部分をペンで囲い、そのページの端を折っておく。
3時半から庭園内にあるガラス張りのチャペルで挙式。
お父様にエスコートされてヴァージンロードを歩くメグミさん。
新郎の名はヒロキさん。年はヒロキさんが5歳上である。ちょうどよいのではないかしら(根拠はないけれど、私の場合がそうだから)。
指輪の交換。
参列者のフラワーシャワーを浴びて歩く2人。おめでとう!
ブーケが投げられた。3束ある。
そのうちの2つをメグミさんとゼミで同期のユウカさん(左)とエリカさんがゲットした。2人の真ん中にメグミさん写ってます(たぶんこちらにピースサインを送っている)。
チャーチに隣接する独立した建物(ガーデンパビリオン)で披露宴。
さきほどブーケをゲットした縁起のよい2人が新婦側の受付を担当。相談したわけではないそうだが、2人とも上品な雰囲気のファッションである。
新婦のお色直しのドレスの色を予想するクイズをやっていた(景品が出るそうである)。4色(赤、青、緑、黄)の中から私は赤を選んだ。メグミさんが仕事終わりに研究室に寄ってくれたとき赤い服を着ていた印象があったので。
私のテーブルはゼミ同期の2人と小学校以来のお友達が2人。
ユウカさんに近況を尋ねたところ、「念願が叶いました」とのこと。「海賊王に俺はなる!」のあれですね。
エリカさんに近況を尋ねたところ、「相変わらずです(苦笑)」とのこと。了解です。
もうすぐ新郎新婦の登場だ。
司会はこの方。どこかで見たことのあるお顔であり、どこかで聞いたことのあるお声である。
新郎新婦が着席する。リラックスしていきましょう。うん、ちゃんと笑えてますよ。
新郎のウェルカムスピーチ。
続いて、新婦のウェルカムスピーチ、新郎の職場の上司の方の祝辞、私が新婦側の主賓として祝辞、そして新郎の職場の先輩が乾杯の発声。
おめでとう!
食事が始まった。
マグロのマリネ 柚子風味のフラワーシュレと小松菜のクーリー 茄子と豆乳のフォンダン クリュディテサラダとバルサミコエッセンス イクラとオリーブオイル
新郎新婦のところに行って記念撮影。
キングクラブのローストとオワイトラディッシュに詰めた甘えびのムース トマトコンフィとハーブガーリックソース
ケーキ入刀。
フォースト・バイト。
「相手の第一印象」を聞かれて、ヒロキさんは「かわいい」、メグミさんは「真面目そう」と答えている。
「どんな家庭を築きたい?」と聞かれて、ヒロキさんは「おいしいご飯が食べられる家庭」、メグミさんは「笑顔の絶えない家庭」と答えている。
それぞれのお母様にもケーキのおすそわけ。これを「サンキュー・バイト」と呼ぶらしい。
アワビとホワイトマッシュルームのコンソメ仕立て
ここでお色直したのため新婦はいったん退場。エスコートは弟さん。
新郎も一時退場。エスコートは妹さん。
オマール海老のポワレ フレッシュトマトとオリーブのソース グリーンアスパラとカラフルペッパーのリボン
主役の二人が不在の間を埋めるのは二人がたどったこれまでの人生の記録映像。
この写真が使われていましたね。メグミさんは左から4人目。
ついでに別の写真も張っておきましょう。メグミさんは私の向かって左隣り。
あの日(2015年3月26日)から4年が経とうとしている。
新郎新婦再入場。写真ではわかりにくが、メグミさんは薄い緑のドレスを着ている。緑を選んだ人の中から抽選でディスニーランドのペアチケットなどが送られた。
再び新郎新婦のところへ行って記念撮影。小学校のお友達も一緒に。
国産サーロインのロースト ナチュラルエッセンス スパイス香るキャロットビューレとプロパンサルベジタブル
この日一番の余興はメグミさんの大学時代の友人たちによるダンス(モモクロ風?)だった。途中からヒロキさんも引っ張り込まれる(練習してだでしょ?) 切れ味のいいダンス、お見事でした。
チョコレートミルフィとミックスベリー ラズベリーシャーベット カスタードソースとラズベリークーリー
また別の余興が始まった。
電車ごっこのようなダンス(?)。同期の二人も巻き込まれた。 お父様、お母様も巻き込まれた。ほぼ全員が巻き込まれた(戦場カメラマンのような私を除いて)。
ウェッディングケーキとコーヒー。
いよいよクライマックスだ。 メグミさんからご両親への手紙の朗読。
どうしてもこのタイミングでシャッターを押しちゃいますね。
両家を代表してメグミさんのお父様の挨拶。たぶんお父様は式の間中、ずっと緊張されていたと思う。しみじみとしたいい挨拶でした。そして披露宴の〆を飾るのは新郎ヒロキさんからの挨拶。
「相手にお願いしたいこと」という質問には、ヒロキさんは「優しくしねて」、メグミさんは「おばあさんになっても仲良くしてね」と答えている。
時間があっという間に過ぎましたね。メグミさん、落ち着いたら、また研究室に顔を見せに来てください。
披露宴がお開きになったのは午後7時ごろ。
来た時と同じルートを帰る。
早い時間の夕食だったので、深夜、お腹が減る。禁断の夜食に手を出す。
2時、就寝。