9時半、起床。
今日から9月だ。家中のカレンダーをめくる。書斎の壁掛けカレンダーの図柄は本と眼鏡。「読書の秋」からの連想かと思うが、本来、読書は秋に限定されるものではない。春夏秋冬いつでも読書はする(しない人はしない)。おそらくことさらに「読書の秋」が強調されるのは、夏に比して夜が長くなり、かつ涼しくなり、「秋の夜長」→「灯火親しむべし」という唐代の詩人韓愈の言葉が想起されるからだろう。日本の知識階級に古代中国文化は圧倒的な影響力を持っていた。ちなみに欧米には「読書の秋」という観念はない。しいていえば「読書の夏」であろう。読書にはそれなりの時間が必要であり、ロングバケーションはそのための時間を提供していくれるからである。
トースト+目玉焼き、サラダ+ソーセージ、牛乳、紅茶の朝食。
先日、ホナミさんからいただいたイタリア旅行(結婚式写真の前撮り旅行)のお土産のチョコレートを摘まむ。
昼食はソーメン(ゆで卵、茄子の素揚げ、茗荷を添えて)。
夕方、散歩に出る。
自宅の近所にある銭湯「改正湯」の前の三叉路。
ここを左に曲がると(つまり「改正湯」の向かいに)「ノザワBAKE」はある。
閉店(午後6時)まで20分ほどだがアイスコーヒーを飲んで行こう。
しかし生憎アイスコーヒーは売り切れだったので(来るのが少し遅かった)、ハンドドリップのコーヒーとメープルケーキを注文する。
ケーキのお皿はご主人が前からお持ちのものだが、コースターは最近「ティースプーン」で購入されたもの。シマダ姉妹の妹さんの手作りで、店内で200円で販売されている。
柄が何種類かあるようである。今度伺ったとき私も購入しよう。
店内には年配のご夫婦と思しき先客がいたが、やがて出て行かれ、私が本日最後の客となった。
午後6時となり、私も店を出る。
曇り日なので暗くなるのが早い。
振り返ると「ノザワBAKE」のシャッターが半分下ろされていた。これから明日の分の仕込みをされるのだろうか、それとも明日の午前中に作業をされるのかしら。
「ノザワBAKE」の隣のスペイン・バー「パパノエル」はこの時間からが本番である。ノザワさんも自分の店を閉めてからよく寄るらしい。
夕食は7時半。主菜は茄子と葱と挽肉の炒め。
副菜は厚揚げとキノコの煮物、サラダ、味噌汁、ご飯。
近所の専門学校のキャンパスの回りをウォーキング&ジョギング(5周=約2キロ)し、風呂を浴びてから、机に向かう。ここからの半月はラストスパートだ。いや、今週末に松本小旅行が入るから、それから帰った最後の一週間が本当のラストスパートになるだろう。鞭を入れるのはまだ早い。早いと体力が持たない。
2時半まで原稿を書き、それから今日の日記を付けて、3時に就寝。