フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月9日(月)晴れ (松本)

2019-09-10 18:03:11 | Weblog

8時、起床。

『なつぞら』をリアルタイムで観る。マコプロの面々が柴田牧場をロケハンで訪問。東京篇と十勝篇のコラボだ。いよいよ物語の終わりが近づいてきたな。

シャワーを浴び、身支度を整えて、「Yuki.Ri」に朝食を食べて出ることにする。机の上にいろいろと出ているので、「本日の清掃は不要です」のシールをドアの外に貼っておく。(タオル類は新しいのものを袋に入れてドアノブに掛けておいてくれるシステム)。

今日も朝からよく晴れている(台風一過というわけではない)。そして日差しが強い。できるだけ日陰のところをたどっていく。ホテル(リッチモンド)から「Yuki.Ri」まではゆっくり歩いて15分ほど。

10時ちょっと前に到着。10時前だと定食は100円引きなのである。 

木曜が定休日で、+不定休。不定休についてはFacebookで事前告知されるで、チェックしてから行くこと。

私はまだカウンター席には座ったことはない。目の前に広い空間のある(店内が見渡せる)テーブル席の方が好きだ。 

定食(正式名称は何というのだったか、忘れました)を注文。10時までのメニュー(朝ごはん)だと思い込んでいたのだが、実は、完売するまで(午後でも)食べられますとのこと。

美味しくて、美しい。今日はとくに油揚げの味噌焼きが美味しかった。 

食後にブレンドコーヒー(ハンドドリップ)を注文。 

私がいつも座るのはこの大きなテーブルの壁側の席。 「いつも」とはいっても今日で4回目ですが。

窓の近くの壁の棚に私が差し上げた花が飾られている。 

 次回は11月ごろに伺う予定です。どうぞお元気で。

ホテルへの帰り道、寄り道をして松本城公園に行ってみることにする。 

裏口みたいなところから入る。 

 日差しは強いが、湿気はなく、木陰には気持ちのよい風が吹いている。

松本城は黒と白の美しい城である。 

青空とお堀の水に映える城である。 

しばらく木陰に腰を下ろして、城と、行き交う人たちを風に吹かれながら眺めていた。 

見上げる空は秋の色をしていた。

公園を出るときは正面口から。

正面通りにある目を引くた建物は古本屋である。今日は定休日だが、明日来て、入ってみようかしら。 

ホテルに戻って、昼食を食べに出るまでの時間、昨日のブログを書く。窓の外に見えるビルは「パルコ」だ(ホテルの部屋は8階)。連泊の2日目の午前中はホテルの部屋で過ごすことが多い。午後も昼寝をするために戻ったりすることもある。つまり私にとって旅先のホテルというのは、夜に寝るだけの場所ではない。ゆったり、快適に過ごせる場所でなくてはならない。街歩き、カフェ巡りの途中でも戻りやすい場所になくてはならない。 

NHKの昼の番組を見ていたら(かけていたら)、ゲストの細川たかしが、台風の影響の交通渋滞で、すし詰めの山手線線に乗って、番組の終盤、ようやくスタジオに到着した(番組は生放送)。そのまま私服で新曲「冬嵐」を歌った。レアな映像である。 

昼食は中町通りの「竹風堂」に食べに行く。 

ランチタイムの終わった後で、店内は空いていた。 

山里定食を注文。 

栗おこわ。もし家で食べるのであれば、胡麻塩を振りかけるところだが、小鉢のおかずの塩味でちょうどよい。 

一橋を渡って、女鳥羽川の向こう岸へ。

ここにはいつも来る店が並んでいる。 

コンフィチュールの「シェ・モモ」と和菓子の「宝来屋」である。「シェ・モモ」は「モモ・カフェ」と書いてあるが、いまは店内での飲食はやっていない。「宝来屋」は不定休で、やっているとラッキーである。今日はラッキーだった。いつもは女将さんが店頭に出ているのだが、今日はおやじさんだった。菓子はこの人が作っている。職人さんらしく愛想がない(笑)。I saw he had no "aiso". でも、ここの和菓子は美味しいのである。豆大福と道明寺を購入(ホテルでの夜食用)。

 コンフィチュールは4種類を試食させてもらって、2種類を購入。自宅へのお土産いつもここだ。

「グレイン・ノート」にも顔を出す。

 松本に来たら必ず立ち寄る場所の一つだ。 

木工と陶器の店。 

ここではかなりの確率で陶器を購入する。 

カップや皿を購入することが多い。 

それも田中一光さんの作品が一番多い。今日も深い紺色のティーカップとソーサーを購入した。前回、コーヒーカップ&ソーサーで同じ色合いのものを購入し、研究室で使っている。 

奥様に写真を撮っていただく。「グレインノート」は今年で36周年だそうだ。 

2階のギャラリーでは今週末から「グレイン・ノート椅子展'19」が開催される。放送大の坂井先生が番組収録のためスタッフを連れて訪れることになっている。 

さて、昨日に続いての「chiiann」である。松本滞在中は同じ店に連日行くのが私の「カフェ巡り」の流儀である。だからなじみのカフェの総数はなかなか増えない。

「こんにちは」 

 ドアの横に私が昨日差し上げた花が置かれている。「Yuki.Ri」さんに差し上げたものより大きいが、花屋に同じサイズのものがなかったので、4周年の「Chiiann」さんに大きい方を差し上げたのである。 

入口を入って正面奥の二人掛けのテーブルの椅子に座る。昨日もここに座った。一人であれ、二人であれ、空いていれば、たいていここに座る。

そこに座って見る店内の風景(写真には写っていないが、左側のカウンター席に常連と思しき女性客)。

 看板メニューであるカステラと紅茶チーアンブレンド)を注文。

 私はこのカステラがデザインされたチーアンTシャツを持っているが、まだ外出時に着たことがない。カステラの背景にアルプスの山が描かれているのだが、カステラが切り出された大谷石のように見えるのである(笑)。

 壁にこんなポスターが張られていた。「chiiann」のご主人(武田健さん)が「栞日」の奥様(菊地希美さん)をゲストに招いてここで映画をめぐってトークショーをやられるのである。9月18日(水)18:30から。

「麻婆」とは何かというと、山山食堂が当日提供する麻婆豆腐とのこと。山山食堂は「栞日」別館の1階に入っている食堂(ごはんカフェと言った方がよいのかもしれない)で、私が前回5月に松本に来たときはまだ開店準備中であった。そのとき店主のタカハシヒデキさんとお話したときの写真がこちら。今回はぜひ伺ってサバ味噌煮定食がアジフライ定食を食べたかったのだが、月火は定休日とのことで残念だった。次回(11月の予定)は必ず伺いますね。

 

 今日はトークショーの番宣を兼ねて(笑)、ご主人のお見送りである。奥様の場合は手首だけだが、ご主人は顔出しOKなんですね。

 さて、「栞日」に向かおう。

 到着。 

 これは「栞日」が入る前にここを使っていた会社の看板。あえて残してある。かつてラジオの時代というものがあった。

 「栞日」の看板はつつましく路上に置かれている。

 今日は窓際のソファーに身を沈めたい気分。

 アイスジンジャエールとシナモンナツを注文。

 お冷が飲みたいときはセルフサービスで。

 ソファーからの正面の眺め。

窓のところに行って下を見ると、下校中の高校生(だろうと思う)たち。

 見上げるとねぐらに帰るカラスたちの群れ。

 いつも私が座る窓際のデスクは空いていたが、途中から来た方が、ノートを広げて勉強を始めた。

 私は部屋の中央の円卓でブログの更新作業。

7時半、窓の外はすっかり暗くなり、私が最後の客になったようである。明日もまた来ますね。

夕食は「うらしま」で。

居酒屋だと思い込んでいたが、そうではないようである。カウンター席に座る。

 カツ煮定食を注文。

汁ダクのカツ煮である。ご飯がススム君である。

楠本憲吉(俳人)の色紙がある。

 うらしまの馬さしうまし旅寒し 楠本憲吉 

そうだ、そろそろ9月の句会の投句の締め切りだ。

ホテルに戻る。

1時半、就寝。