8時、起床。
トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
11時半に家を出る。
秋の青空が広がっている。さようなら『なつぞら』。
蒲田駅の構内に「駅からハイキング」の看板がで歩ていた。各駅でやっているのかしら。蒲田駅から本門寺経由で大森駅までのコースだ。これは相当な距離だと思う、私なぞ普段からよ鵜く歩いている方だと思うが、このコースには二の足を踏む。もっとも一気に歩くわけではなくて、飲食休憩を挟みながら、あるくのだろう。
それにしても「歩活」(あるかつ)とは見苦しい造語である。「散歩」「散策」でいいではないか。
12時に鹿島田駅で卒業生のマサコさん(論系ゼミ5期生)と待ち合わせ「パン日和あをや」へ行く。彼女と前回会ったのは4月4日だが、あのときは3人組だったから(アヤネさん、ミサさん)、単独で会うのはすごく久しぶりである。
2階の和室を予約しておいた。彼女はここは初めて。昭和のアパートっぽいでしょ。 テーブル(卓袱台)は2つあるけれど、一組が入ると、その時間(2時間ほど)は貸切になります。
私は「今月のドリンク」のセパレートティー(下部はグレープフルーツジュース)。「かき混ぜてお飲みください」と言われるが、私は「スリック」でそうしているように、かき混ぜないで、上の方を下の方を飲んだり、境界面付近を飲んだりするのが好み。ただし、そのためにはストローが必要。
マサコさんはアップルタイザー。
乾杯!
ベジタブルサンド。これは彼女の希望。レタス、トマト、チーズ、ニンジン断面がきれいだ。
私は肉も食べたいので、ウィンナーの盛り合わせを注文する。
本日のスープはコーンクリーム。
スモーブロー(デンマーク発祥のライ麦パンのオープンサンド)の具材にはチーズとオムレツがあるが、オムレツをチョイス。
前から気になっていた「おじいいちゃんのハチミツトースト)とは、奥様のお祖父さんが養蜂家だったとかで(間違っているかもしれません)、そのハチミツを使っトーストである。バターを塗るタイプとオリーブオイルを塗るタイプがあるが、オリーブオイルの方をチョイス。これは美味しい!これから毎回来るたびに注文してしまいそうだが、いつでもあるものなのかしら。
*訂正:奥様のお祖父さんは養蜂家ではなくケーキ屋さんでした。
食事を終えてから、ポートレイトを撮る。ここは「スリック」(のテラス席)と並ぶフォトスタジオである。あちらは黒とグレーの壁を背景にモダンな感じのポートレイトが撮れるが、こちらはレトロな感じのポートレイトが撮れる。
曇りガラスの窓辺で。
部屋の中央の卓袱台で。
ソファーで。
階段に腰かけて(セルフタイマー使用)。
店を出る前に、 一階のテーブル席でご主人に撮っていただく。
もう一軒行きましょう。矢向駅の近くの「ノチハレ珈琲店」へ。ここも主要8カフェの一つだが、「パン日和あをや」とセットで行くことが多い。
線路沿いの道には小さな街工場が点在している。
岐路に立つ。人生の岐路に立つ彼女、と言う比喩ではありません。それはまだ先でしょう。
矢向駅前の八百屋の店先に立つ。「奥さん、トウモロコシお買い得だよ!」と声を掛けられた、というのは嘘です。
「ノチハレ珈琲店」到着。何度かに一回は満席で入れないことがあるのだが、今日は空いていた。
彼女は最近、「寺社ガール」デビューしたそうだ。手にしているのは日本橋の小網神社の御朱印帳。
珈琲が飲めない彼女はアイスミルクティーを注文。
私はハレブレンドと季節のジャムのトースト。トースト&ジャム好きの私は「パン日和あをや」でパンをたくさん食べた後もやっぱりこれを注文してしまうのである。
本日の季節のジャムはいちじく。バターとセットで。
彼女に聞いたら、彼女はバターをまんべんなく塗ってから、その上にジャムを塗る二層方式だそうだ。たぶんそれが一般的なのかもしれない。でも、私は、朝食のトーストのときもそうだが、バターエリアとジャムエリアを塗り分けるのである。これはセパレートティーをかき混ぜずに飲むのと同じ感覚だろう。まず「分離」があって「融合」は口の中で行うのだ。結合する前の個々の要素をそれ単独で味わいたい、ということ。これ、一種の哲学かもしれない。
トーストの1つ彼女にお裾分け。「どうです、分離方式は?」「お、お、美味しです!」「ほらね」
店を出たのは午後4時。
もし彼女の家が遠くなければ、もう一軒回れる時間ではあるが、今夜は彼女は実家に帰って一家で夕食を食べることになっているそうである(彼女の家では夕食は6時と早い)。今日のカフェ巡りはここまでとしましょう。
矢向駅のホームで彼女を見送る。また会いましょう。
蒲田に戻ってくる。
帰宅してテレビを点けると、ワールドカップラグビーの日本対アイルランドをやっていた。前半の終り近くで、リードされてはいるものの接戦である。ほぅ、頑張っているなと思ったら、後半、なんと逆転で勝ってしまった。最後のワンプレーとなった場面でスコットランドの選手が自らボールを外に蹴り出したときは、一瞬、ミスキックかと思ったが、接戦負けの「勝ち点1」をとるためにそうしたことがわかった。優勝候補の一角、あのアイルランドにそんなことをさせてしまうなんて、びっくりだ。『ノーサイド・ゲーム』を観ていた私には、この勝利が、綿密な作戦とものすごい練習の成果であることがわかる。
優勝は、いや、夕食は(ついミスタッチをしてしまった)、7時半。
ジンギスカン風肉野菜炒め。
2時、就寝。