フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月21日(土) 晴れ

2019-09-23 22:32:19 | Weblog

9時、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

昨日の『なつぞら』で千遥の離婚が協議された場面で、千遥の夫が母親の差配に「さすが母さんだ」と言って、「おまえが言うな!」と叱られて、ダメ男(息子)という印象を与えていた。しかし、ドラマの中では描かれていないが、夫婦の不和というのはどちらかが100%悪いというのはまれで、彼にも彼の言い分というものがあるのではないか、たとえば千遥は妻として夫に心を開くことがなかった(戦災孤児の件を隠しての結婚がその背景にあった)とか、という話を私がポロリと妻にしたら。言下に、「外に女を作った時点でアウトよ」と、問答無用、私の意見は切って捨てられた。たぶん、これ、朝ドラを観ている主婦の9割はそういう意見なのだろうな、と思ったしだい。「盗人にも三分の理」という諺はもはや死語なのであろうか。

昼食をとりがてら散歩に出る。「寿々喜」の鰻重か「天味」の天丼かで待ったか、「天味」にする。

『なつぞら』の千遥の作った天丼を見て、天丼が食べたくなった思いが、まだ残っていた。 

上天丼のかきあげ付(1600円)を注文。千遥の天丼は、コース料理の〆にリクエストで作った小ぶりの天丼だったが、天丼単体で食べるとなると、そういうわけにはいかない。 

カウンター席に座る。一人客は私だけだった。 

天丼が運ばれてきた。蓋からはみ出ているのは穴子の天ぷらである。味噌汁の具はしじみ。 

蓋を取ると、色の濃い丼タレがかかったたっぷりの天ぷら。 

海老、キス、穴子、野菜三品(茄子、獅子唐、アスパラ・・・だったか)、そして小海老のかき揚げ(他の天ぷらの下に隠れて見えません)。

千遥の作る天丼とは違う趣だが、私は「天味」の色黒の天丼が好きである。 

食後のコーヒーを飲みに「テラス・ドルチェ」へ。 

サイホンで淹れたブレンドコーヒーを飲みながら、鞄に入れてきたジュンパ・ラヒリ『わたしのいるところ』を読む。 

「イタリア語で書かれた初の長編小説」と帯に書かれているが、イタリアの街(ローマらしい)での日々の生活を、印象深いエピソードを掌の小説で数珠つなぎにした作品といった方がよいだろう。 

駅前のキシフォトでデジカメ用のマイクロSDカードを購入。目玉商品の398円(16GBで!)を3枚購入。 

東急プラザの「くまざわ書店」で『現代思想』の9月号(特集:倫理学の論点)と3月号(特集:引退・卒業・定年)を購入。

 夕食は鶏肉と玉ねぎとパプリカ(2色)とアスパラの炒め物、

湯葉の揚げ浸し、アボカドのサラダ、味噌汁、ご飯。 

デザートは葡萄。 

 夕食を間に挟んで、ラグビー・ワールドカップのフランス対アルゼンチン戦(23-21)、ニュージーランド対南アフリカ戦(23-13)を観た。日本チームが出ていなくても、食い入るように観てしまった。日本チームが完膚なきまでにやられた南アフリカチームに快勝したオールブラックスって、一体、どれだけ強いのだ。

こういう試合が11月2日(トーナメント決勝戦)まで続くわけね。原稿の締め切りが開幕直前で本当によかった。

2時、就寝。


9月20日(金) 晴れ

2019-09-23 11:17:18 | Weblog

8時半、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

 今日の『なつぞら』。千遥の離婚問題はスムーズに解決した。姑役の浅茅陽子が気風のいい昔気質の女性を演じた。これで一体何人歴代の朝ドラ女優が登場したのだろう。

『なつぞら』の後『あさイチ』のプライムトークのゲストに草刈正雄が出ていた。来週の金曜日は、当然、広瀬すずが出ると思うが、できれば、きょうだい3人がそろって出てくれないかしら。

11時に予約してある近所の整骨院へ。マッサージを中心にあれこれやる。

 12時半に家を出て、大学へ。途中、「ティースプーン」に寄る。

 パンサラサのセット(ドリンクはホットティー)。牛乳がないだけで、パン、サラダ、紅茶は朝食と同じ構成だが、レベルは上だ。

 地下鉄早稲田駅を出たところの風景。もっとも地下鉄の出口は四ヶ所あるから、どの出口から地上に出るかで、風景は違う。初めての人には迷いやすい。

 今日は大学院の修士課程の入試(筆記試験)がある。

 試験は午前中から始まっているが、私の業務は午後からだ。

 同僚の田辺先生から新著をいただく。

 田辺俊介『日本人は右傾化したのか~データ分析で実像を読み解く』(勁草書房)

日本人は右傾化しているのかどうかをデータによって検証した本である。

 帰りは本屋に寄って7時半に帰宅。

すぐに夕食。

 カマスの干物。

 味噌こんにゃく。

 デザートはフルーツポンチ(夕張メロン)。

今日、ワールドカップ・ラグビー・ワールドカップが開幕した。開幕戦の日本対ロシア戦を固唾飲んで(夕食を食べながらだけど)観た。いきなりミスからトライを許し、どうなることかと思ったが、最後はしっかりランキングの差を見せて勝利した。TVドラマ『ノーサイド・ゲーム』でラグビーの戦法について予習していたこともあって、試合を楽しめた。サッカーよりも、ハラハラドキドキ感があって、面白いんじゃないかしら。

 帰りがけに有隣堂で購入した本と雑誌。

 ジュンハ・ラヒリ『わたしのいるところ』(新潮社)

彼女とは『停電の夜に』以来のつきあいだが、外国人の女性の作家の中では一番好きである。今回の作品も実に味わい深い。

 NHKの俳句と短歌のテキスト。

 俳句の方には付録で俳句手帳(秋・冬用)がついてくる。短歌には短歌手帳というものがないのは、長さの問題ではなく、季語に相当するものがないからだろう。俳句手帳には秋と冬の季語が載っている。

 2時、就寝。