フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

12月1日(日) 晴れ

2019-12-05 22:29:12 | Weblog

9時半、起床。

今日から12月。私の使っている米津祐介のクレヨン画のカレンダーは、月とイラストの関係があいまいなのだが、12月だけは特別で、わかりやすい。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。 

日曜日だが、卒業生が研究室に来るので、昼から出かける。キャンパスは日曜日でも原則開いている。今日も精神分析に関する集まりがあるらしい。 

研究室の卓上カレンダーをめくる。やっぱりクリスマス仕様だ。 

卒業生のミフミさん(論系ゼミ9期生)がやってくる(正確に言えば、研究室の前で私が来るのを待っていた)。前回会ったのが6月末だったから、5か月ぶりである。 

 さっそくランチを食べに出る。日曜日の大学周辺は営業している店が少ないのだが、ここ「タビビトの木」はやっている。 

ここはカフェだが、カフェご飯が食べられる。私はフォー、ミフミさんはカオマンガイ(海南鶏飯)を注文。 

セットのドリンクは二人ともカフェラテ。マスターはカフェラテアートを心得のある方。私はいつもリーフだが、女性にはスワンなのかしら。 

前回会ったとき、仕事がつらいという話をしていたが、「その後、どう?」と話を向けると、「どのタイミングでお話しようかと思っていたのですが、実は転職することになりました」と彼女は答えた。学生のときからの第一志望だった(でも叶わなかった)出版関係の仕事に年明けから就くことになったそうだ。具体的にはティーンエイジャー向けの雑誌の編集の仕事とのこと。で、いまの広告代理店の仕事は12月中旬に辞めるそうである。

それはよかったじゃありませんか。おめでとう。「はい、すごくうれしいです」と彼女。下の写真は「すごくうれしい」表情である(笑)。

店内の書棚には旅行関係の書籍が置いてあるが、いま彼女は旅立ちのときを迎えているわけだ。 

ミフミさんはカフェ好きである。誰かと連れだって行くのではなく、一人で行くことを好む。また梯子はせず、一日一店を原則としてるようである。今日は「カフェゴト―」にぜひ行きたいという。在学中、一度も行ったことがなかったそうである。灯台下暗し、いや、早大下暗しかな(笑)。

「カフェゴト―」には後で行くとして、腹ごなしに戸山公園を歩きましょう。

黄葉が見頃を迎えている。 

 

箱根山(築山)に登る。 

この辺りには黄葉しない青いもみじ(カエデ?)が いっぱい。

彼女がセーターを着ていなかったら、5月頃の写真かと思うだろう。 

落葉の中のベンチに座って。

教会を背景に木に寄り添って。

異国情緒漂う教会の脇の石段に腰を下ろして。

箱根山の山頂で。祝転職! 

おすましのポートレイトが多かったので、舞台のようなこの場所で(実際、何の場所なのかしら)動きのある写真を撮りましょう。 

本日の浮遊。 

本日のジャンプ。 

では、この辺で「カフェゴト―」にワープしましょう(笑)。 

日曜日だが、店内はけっこう混んでいた。でも、テーブルが1つだけ空いていた。どのケーキにするか彼女が迷っていたので、「二種類のケーキをハーフ&ハーフでも注文できるよ」とアドバイスする。「えっ、そんかことができるんですか?!じゃあ、洋梨のフランとチョコレートケーキにします」と彼女。飲み物は私はアップルティー、彼女はシナモンミルクティー。

運ばれてきたお皿を見て、「先生も同じものを頼まれたのですか?」と彼女が言った。「いえ、必然的にそうなるのです。ハーフ&ハーフというのは一人では注文できません。二人で異なる種類のケーキを2個注文して、それをハーフ&ハーフにしてもらうのです」。私の説明でハーフ&ハーフの意味を理解した彼女は、「すみません。私の好みで2個とも決めてしまって・・・」と恐縮していたが、いいんです、そのつもりでハーフ&ハーフを提案したのですから。今日のチョコレートケーキは作ってからあまり時間が経っていないのだろう、トロリとしたチョコレートの食感がとてもよかった。ナイスチョイスであった。

12月中旬で退職、正月休み明けに再就職ということになると、半月余りの空白の時間ができるわけだ。「貴重な冬休みだね。何か計画でもあるの?」と聞いたら、「これまで時間がなくてできなかったことをしようと思っているんです(笑)」と彼女は言った。「具体的には?」「〇〇です」と彼女は教えてくれた。なるほどね(笑)。

「カフェゴト―」を出て、同じ方向の地下鉄に乗り、私が先に大手町で降りた。では、よいお年を! 

蒲田に戻ってきて、「有隣堂」で本を三冊購入。

島田潤一郎『古くてあたらしい仕事』(新潮社)

夏葉社を立ち上げたの島田さんが自身のことを書いた本である。

東海林さだお『サクランボの丸かじり』(朝日新聞出版)

「丸かじり」シリーズもこれで42巻目になる。

沢木耕太郎『旅する力』(新潮文庫)

今日、「タビビトの木」で立ち読みして、たしかこれは家になかったなと。 

夕食はオムライス。冷蔵庫の冷や飯が一定量に達した時の我が家の定番メニューであるが、既視感があるのは、二日前に青蓮院の近くのカフェ「けんろく」でオムライスを食べたからである(妻にはそのことは言っていなかった)。

 オムライス京都東京冬の旅 たかじ

デザートで明子さんにいただいた(句会メンバー全員にいただいた)「虎屋」の羊羹を食べる。 

京都限定の「黒豆黄粉」である。

深夜、ウォーキング&ジョギング。

2006年4月1日にいまのgoo blogに移行してから今日でちょうど5000日である(編集画面にそう表示されていた。記事の数でいうと5016件。ほぼ毎日更新しており、かつ一日の出来事を複数の記事に分けてアップすることもあるからだ)。ブログ自体はそれ以前、2002年11月1日から大学のサーバーを使って始めたので、今日で17年と1ヶ月。概算で6240日である。「ほぅ」と思う。 時間を距離に換算して1日を1メートルとすると(それにどういう意味があるかは問わないとして)、6240メートル、キリマンジェロの5895メートルを凌駕する(笑)。

2時半、就寝。