9時半、起床。
トースト、ハム&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。卵&肉料理を付けるか付けないかは、いろいろな要因によって決まるが、とくに朝の体重(毎朝測っている)は重要である。今朝は昨夜のウォーキング&ジョギングのせいで昨日の朝より減っている。なので余裕をもって卵&肉料理を付けることができる。
2時を回った頃、昼食を食べに出る。最初、「HITONAMI」へ行くつもりで家を出たが、鞄に傘を入れるのを忘れて、途中で引き返す。そして再び外に出たところで、近所に住む卒業生のユウコさんとミワちゃんと出くわした。保育園から慣らし保育中のミワちゃんを引き取って、自宅へ戻る途中だった。「大久保先生にばったり出会わないかなと思っていました」とのこと。私はどこかのカフェでランチをとるつもりでいたので、散歩がてらお茶でもご一緒にということになった。
「HITONAMI」は少々遠いので、「プリミエール・カフェ」に行く。私自身がまだ三度目の訪問で、もちろん卒業生同伴は初めてである。
ミワちゃんは最初こそ緊張していたが、すぐに周囲への関心を示し始めた。テーブルの上の雪だるま人形に手を伸ばそうとするミワちゃん。
ユウコさんはアイスコーヒーを注文。
私は「カフェドコバ」のときからよく注文していた海老ドリアのセット。
食後にマイルドブレンド。
マスターに「この方は私の教え子です」と紹介すると、「ということは早稲田の卒業生ですね。すごいね~」と感心される。マスターの中で「早稲田大学」というのはかなりの高評価ーちょっと過剰な(笑)ーを得ている気がする。
二つ隣の「しなそば天味」の話から始まり、蒲田のラーメン屋についてマスターとユウコさんがおしゃべりをするのを聞いていた。蒲田はラーメン激戦区として知られているが、私は行列ができるようなラーメン店には行ったことがない。ラーメンは嫌いではないが、行列が嫌いなのだ。
彼女は来週から職場復帰するが、すぐに年末年始の休みに入るから、肩慣らしのようなもので、本格的には年明けからである。彼女は営業職だが、まだ仕事に戻るという実感がない。育休明けの女性というのはたいていそういうものだろう。なんとかなる・・・と思ってやることですね。
夕食は妻と「しなそば天味」(「天味」改め)へ行く。天ぷらからしなそばに衣更え(天ぷら屋だっただけに)してからは初めての訪問である。ご主人が、我々の顔を見て、「知らないで来られちゃったのかなと思いました」と言った。
箸袋に「しなそば」の字が添えられている。
麺のメニューは「しなそば」(800円)のみ。私は肉増量で+150円。チャーシューと鶏の胸肉が一枚ずつ増量。
しゃも系の鶏がらから取ったスープがとても美味しい。私はギトギト、濃厚なスープがあまり好きではなく(たまにならいいけれど)、こういうあっさりとしていて味わい深いスープが好きである。
能書きが書いてある。「最初に胡椒をかけずにお召し上がりください」と書かれていたので、そうしたが、結局、最後までかけなかった。かけるのを忘れるほど美味しいスープだったのだ。
麺をゆでる鍋は天ぷらを揚げるときの鍋が加工されて使われている。「けっこう加工に値が張りました」とご主人。妻が「いつかラーメン屋さんをやりたいと思っていたのですか?」と聞くと、ご主人は「いえ、とくに前からやりたかったというわけではありません」と曖昧な返事をされた。いろいろ考えての決断だったのだろう。
サイドメニューに「トロ肉丼」とか「卵かけご飯」があったが、それはまた別の機会に賞味しよう。
深夜、ウォーキング&ジョギングを4キロほど。これで今日のランチの海老ドリアのカロリーはチャラにできたのではないかと思う。美味しいものは食べたいが、太りたくはないのだ(体型だけの問題ではなく尿酸値の件もあるので)。
もし昼間、バッグに傘を入れるのを忘れて家に戻らなかったら(そのまま「HITONAMI」に行っていれば)、ユウコさん&ミワちゃんと出くわすことはなく、「プレミエール・カフェ」に行くこともなく、夜、「しなそば天味」に妻と出かけることもなかったろう。つまり、今日という日はまったく別の一日になっていたはずである。そう考えると、偶然(傘を忘れる)が人生に及ぼす影響はとても大きいと思える。ただ、この違いが明日という一日にどういう影響を及ぼすのかはわからない。明日は午前10時半から社会学のコース会議があり、午後2時からは教授会がある。それは変わらない。しかし、今日という日の違いは、明日の私の一日に何の影響も与えないとは考えにく。実際、すくなくとも明日書くであろう今日のブログの内容には影響を及ぼす(いま私はそのブログを書いているし、ユウコさんから届いた昨日のお礼のラインにも返事をした)。人生における偶然と必然(あるいは蓋然性)の問題はライフストーリーの基本問題である。
2時、就寝。