8時、起床。
トースト、サラダ(焼きハム3枚)、牛乳、紅茶の朝食。ハムはちょっとフライパンで焼くと美味しい。
昼前に家を出て大学へ。冬の曇天。でも、濃淡はある(濃淡のない曇天を「完全曇天」という)。
1時からM君のゼミ論指導。残り2週間。ひたすら書くしかない。
2時に卒業生のマイさん(一文の卒業生)が研究室に来る。私は昼食がまだなので、おにぎりを食べながらおしゃべりをさせてもらう。
彼女は最近、ラジオトーク(Radiotalk)という音声配信アプリを使ったラジオ番組を始めたという。私のやっているブログは文書と写真で構成される個人メディアであるが、ラジオトークは音声のみで構成させる個人メディアである。一回の番組時間は12分以内と尺が決まっている。録音する方も聴く方も無理のない長さであろう(話し足りなければ「次回に続く」とすればいいし、聴いていて長いと感じれば倍速で聞ける)。
いまの若者たちがどくらいラジオに親しんでいるのかは知らないが、私の中学生時代は深夜のラジオ番組(「パックインミュージック」とか「オールナイトニッポン」とか「セイヤング」とか)の全盛期ではなかったかと思う。布団に入ってラジオのパーソナリティーのおしゃべりや音楽に耳を傾ける時間は楽しかった。いまでも私は、ほぼ毎日午前中、書斎で作業をしながら、住吉美紀の「ブルー・オーシャン」や坂本美雨の「ディア・フレンズ」を聴いているし、週末には桑田佳祐の「やさしい夜遊び」や山下達郎の「サンデーソングブック」を楽しみにしている(いずれも東京FM)。「声」というものは「肉声」といういい方もあるように「身体」の一部であるという点で「文章」とは違う。「文章」は「文は人なり」というように「人格」と結びついているが、「身体」とは切り離されている。「声」のメディアとしてのラジオはテレビの登場でそれまでの地位から転落したが、決して用無しになったわけではなかった。「声」のメディアには身体性=親密性というものがあるのだ。
マイさんの番組は「おばかマイの赤裸々トークコーナー(๑・̑◡・̑๑)。」というタイトルで、このタイトルはいかがなものかと思うが(笑)、彼女の声や語りは聞きやすい。本人は「マイペース」で続けたいと言っているが、私から見ると少々オーバーペース気味のように思う。しかしそれが「マイさんのペース」なのであろうから、端からあれこれ言ってもしかたあるまい。
「カフェゴトー」に場所を移して話の続きをした。
5限・6限はゼミ(12月は3年生のみでやる。4年生はゼミ論書きに全力を傾けること)。
8日、9日と鴨川セミナーハウスで合宿する。11月に行ったライフストーリー・インタビューのケース報告会だが、11名分を1泊2日で行うのは少々タイトである。それで今日、3名の学生(Tさん、Mさん、O君)に先行してケース報告を行ってもらった。
一人目のTさんの報告が終ったところで休み時間にする。スイーツはT君が用意してくれたフルーツジェリー。
見た目が美しい上に、美味しい。 私は2つもらえた(グレープ味とオレンジ味)。
7時45分(6限の終了時間)きっかりに終わる。8日は10時半に東京駅八重洲口前の高速バス乗り場に集合である。遅れないように。
研究室で少し作業をして、9時半頃帰宅。夕食は「ちよだ鮨」で買って来た巻物と汁代わりのミニカップうどん。
明日は卒業生のナツキさん(論系ゼミ5期生)の結婚披露宴に出席する。スピーチを頼まれているので、彼女のゼミ論をy読み返したりしながら、話しの骨格を考える。数分のものであるが、一応の起承転結はある。
1時、就寝。