8時半、起床。
ハム&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。パンを切らしていたのだが、今日は昼食をしっかり食べることになるので、買いにはいかなかった。
12時半から「椿山荘」で卒業生のナツキさん(論系ゼミ5期生)の結婚披露宴。
すでに3月に入籍し、挙式も7月に家族だけでハワイで済ませているので、今日はお披露目のパーティーである。
ホテル棟の玄関を入ると目の前にクリスマスの飾りが迎えてくれる。
披露宴会場は2階だが、玄関があるフロアーは3階なので、階段で一つ降りる。椿山荘は庭園が綺麗だ。披露宴の後に見物しよう。
受付のある控室では新郎新婦がゲストを迎えに出ていた。二人とも和装である(写真は後ほど)。
係りの人の促されて披露宴会場に入り、所定のテーブルに着く。
私のテーブルにはナツキさんの職場(証券会社)の同僚の女性たちと、今日のためにミャンマーから来られたナツキさんのお父様のビジネスパートーの男性(早稲田大学を卒業しており、日本語はお上手)がいらした。式の始まる前に互いに自己紹介をする。
新郎シュンサクさんのウェルカムスピーチで披露宴が始まった(彼は中学校の先生をしている関係で、今回は顔出しNGということで)。
なので新婦ナツキさん中心でご覧ください(笑)。
新郎新婦それぞれの職場の先輩が祝辞を述べ、新郎の職場の別の先輩の方が乾杯の発声をされた。
前菜が運ばれてきた(今日は箸を使って食べる料理が多かった)。彩りが鮮やかで、しかも美味しい。
*このブログはゼミ合宿の合間に書いているのだが、献立表を持って来ていないので、一品ずつの説明はできません。
料理を食べ始める前に新郎新婦を囲んで同じテーブルの方たちと写真に納まる。
鏡開き用の酒樽が用意されている。
新郎新婦と親御さんで、そろって「せ~の!」。
この後、私のスピーチ。大学時代のゼミの先生として紹介される。一般的に大学時代の先生が教え子の結婚式や披露宴に出てくるというのは珍しいのであろう、みなさん私の話を熱心に聴いていただけた。ナツキさんとは卒業後も年に数回、「季節のカフェ」をご一緒にしていて、彼女は明るく爽やかな女性だが、実は、いろいろなことを一生懸命に頑張っているのだということがわかってきた、という話をした。
吸物。
ここで新婦はお色直しのためいったん退場。エスコートするのは妹さん。(しばらくして新郎も退席)
(献立表がないので写真から記憶を再生するに)鯛の切り身の香草焼きの上に海老や季節の野菜が吹き寄せ風に盛り付けられている。美しい。
米茄子の鴨炊き。椿山荘名物というだけあって、これは美味しい。汁も全部飲んでしまった。
フィレ肉のステーキ、フォアグラのソテー、ポテトガレット、温野菜を添えて、赤ワインのソースで。
新郎新婦不在の間、これまでの人生の映像がスクリーンに写されていた。ナツキさんと私のカフェでのツーショットも出てきたが、あればどのカフェで撮ったものかしら。
さて、新郎新婦、再入場。
和装から洋装にお色直ししてウェディングケーキ入刀である。
お約束のファウスト・バイト。
ハワイでの挙式のときの映像がスクリーンに流された。
きっと二人も感激を新たにして見入っているに違いないと二人の方を振り返ると・・・ナツキさんはわき目もふらず米茄子の鴨炊きを食べていた(笑)。
ご飯とお味噌汁。
蓋を取ると、ちらし寿司だった。
新郎新婦が各テーブルを回って記念撮影。
デザートはビュッフェ形式で。
窓の外も内も紅葉狩りである。
これはとても一皿では済みそうもない。
一皿目は果物と和風のお菓子とあんみつ。
二皿目は洋風のお菓子で。
披露宴もお開きの時間が近づいてきた。ナツキさんからご両親への手紙の朗読。最初から少しウルウルしていたが、気丈に最後まで読みあげた。お父様の働きぶりが彼女が仕事をしていく上でのモデルとなっていることがよくわかった。
お父様、お母様への感謝の花束贈呈。
親族を代表してナツキさんのお父様が挨拶をされた。途中で万感胸に迫るものがあったようだった。
そして〆は新郎からの挨拶。上がり気味の彼を隣でやさしく見守るナツキさん。二人は同い年だが、彼の方が5カ月早く生まれ、学年も一つ上である。しかし、今日の様子を見ている限り、ナツキさんの方に主導権があるのではないかと思えてくる(笑)。でも、それが家庭円満にはよいことなのではないかと思う。
新郎新婦と親御さんに見送られて会場を出る。本日はお招きいただいきありがとうございました。よい宴でしたね。これから、二人見つめ合って、そして前を向いて歩きながら、ときに一緒に同じ空を見上げて下さい。
雨もいつのまにか上がっていた。
庭を少し歩いてみよう。
高低差と奥行きのある庭である。
会場でとなりのテーブルにいた女性から声を掛けられる。ナツキさんの大学時代の友人で、お名前はユイさん。学部は文化構想学部で、社会構築論系の大日方先生のゼミ生だったそうだ。私の大教室での講義にも出ていたそうだ、現在もときどき私のブログを見ているとのこと。それはそれは、どうもありがとうございます。
彼女はこの後、庭園を下まで降りて、大学に近い出口へと向かった。ごきげんよう。
ずっと外にいると少し冷えるので、4階の窓際のテーブルに座って、しばらく外を眺めていた。
良い眺めである。
預けていたコートを傘を受け取りにクロークに行ったら、そこで再びナツキさんのお父様と顔を合わせた、改めてご挨拶をした。
帰りは、目白坂を下りて、江戸川橋から地下鉄(有楽町線)に乗ることにした。
椿山荘の近くには独協中学・高校がるのだが、ここは清水幾太郎が出た中学校で、彼はしばしばこの目白坂を下りて、本所の自宅まで歩いて(!}帰ったそうである。
蒲田に着くころには陽が暮れていた。
今日は昼食をしっかり食べたので、夕食は軽めなものがいいとリクエストする。
「蒲重」の薩摩揚げ(二人分)。昔、蒲田の駅前に「蒲源」というおでん種屋があって、そこで働いていたか方が阿佐ヶ谷に自分の店をもったのが「蒲重」である。「蒲源」の「蒲」は「蒲田」の「蒲」なのか、「蒲鉾」の「蒲」なのか、どちらかしら。
鮭フレークと刻み海苔とワサビをご飯に載せてお茶漬けにする。
食後に本日の引き出物(の1つ)焼きバームクーヘンを食べる。
4分の1にしておく。
少々食べ過ぎたので、寝る前にウォーキング&ジョギングをすべきだと思ったが、明日はゼミ合宿に出かけるので止めておいた。
2時、就寝。