フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月6日(金) 晴れ

2021-08-07 11:28:12 | Weblog

8時半、起床。

晴れているが、午後から曇ると予報が出ている。

トースト、サラダ、牛乳、コーヒーの朝食。

「重症」と「軽症」の中間を「中等症」と呼ぶということは最近知った。「ちゅうとうしょう」を漢字変換しようとすると「中東症」と出てきた。ワードの辞書には入っていないのである。

『おかえりモネ』を観て、そのまま食卓で昨日のブログを書こうとしたが、チャイに邪魔される。

「ダメだよ」と言って床に下ろす。でも、「ダメ」という言葉(音)の意味がわからないから、また上がってくる。私が書斎に移動する。

11時半ちょっと前に家を出る。「ティースプーン」があった店舗で内装工事が始まった。

蒲田駅で卒業生のレイナさん(論系ゼミ8期生)と待ち合わせ「まやんち」へ。

ピーチメルバは私は今季8皿目。彼女は一年ぶり。紅茶は2人とも東方美人。

彼女はカメラ女子である。愛機はオリンパス・ペン。

スマホで「筆談」をしながら食べる。

午後から曇りの予報だったが、そんなことはなさそうである。

ランチをどこで食べようかと相談して、彼女がまだ行ったことのない「隣町珈琲」に行くことにした。池上線に乗る。

荏原中延で下車。

「隣町珈琲」はブックカフェである。

私はナポリタン、彼女はタイカレーを注文。

「食べる前に飲む」のは太田胃散だが(田中邦衛のCMを覚えている)、「食べる前に撮る」のがわれわれである。

セットのドリンクはアイスティーをチョイス。金属のストローが使われている。

デザートに小倉あんトーストを注文。ナイフで二つに切ろうとしたら、最初から二つに切れていた。

入口を入ったところの一角は古本ではなく新刊本のコーナーになっている。

長田弘の詩集(復刊)『深呼吸の必要』(晶文社)と小池昌代のエッセー集『黒雲の空の下で卵をあたためる』(岩波現代文庫)を購入する。

春学期にゼミで読んだ内田樹編『ポストコロナ期を生きる君たちへ』(晶文社)も並んでいた。

荏原中延のアーケード街をぶらぶらする。

一番心惹かれた店舗がこれ。「小塚仁成堂薬局」。もうやっていないと思われるが(「西ドイツ輸入薬」とか看板に書いてある)、風格のある名前、風格のある建物、非の打ち所がない昭和の薬局である。

蒲田に戻って、もう一軒カフェをめぐりましょう。

最後の一軒は、やはり彼女がまだ行ったことのない「きりん珈琲」へ。

入り口横の記念撮影コーナー(?)で一枚。

私はほうじ茶あんみつときりんブレンド。

彼女はアイスフロート(水出し珈琲+バニラアイス)。

カメラを構える真剣なまなざしはサーブを打つ瞬間の卓球選手のようである。

グラスの口径とアイスの直径がほぼ同じなので、食べ始めはやや苦労する。腹腔鏡手術に挑む外科医師のようである。

「ぼくのなつやすみ」という昔流行ったゲームにいまはまっているそうである。小学生の男の子が祖父母の家(民宿)にあずけられてひと夏を過ごすというライフスタイルゲームである(「あつまれ動物の森」と似ている)。彼女は都会育ちで田舎暮らしは知らないのだが、なぜか「懐かしい」そうである。集合的記憶のようなものであろう。

最近髪を短くされた。たまたま入った美容院の(イケメンの)美容師さんに勧められてそうしたそうである。

また最近は、お母様と二人で「パン日和あをや」へ行ったり、ベトナム料理の「ティティ」へ行ったり、寺町池上の「池田屋」などに行ったそうである。息子と父親がそういうことをすることはまず考えられない。「友だち親子」というのは「娘と母親」が圧倒的に多いと思われる。仲のよい「娘と父親」も決して珍しくはないが、行動レベル(同伴行動)として表現されることは少ないと思う。

仕事もプライベートも順調なようである。

そろそろ5時になろうとしている。彼女を駅まで送り、改札で見送る。今日は暑い中、お付き合いいただきありがとう。

帰宅して、シャワーを浴びてから、近所の耳鼻科に薬をもらいに行く。来週は夏休みなので今日行っておく必要があるのだ。

帰宅すると、チャイがサッカーの日本対メキシコ戦を観ている。ボールの動きが気になるようである。

夕食は餃子。ちょっと多すぎないか。

デザートにレイナさんからお土産にいただいたゼリーを摘まむ。

食事をしながら『漂着者』第2話(録画)を観る。

バスケットボール女子準決勝の日本対フランスを観る。日本、こんなに強かったのか。

風呂から出て、今日の日記とブログ。

2時半、就寝。