7時、起床。今日は午前中から大学で用事がある。
チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
9時前に家を出て、大学へ。地下鉄の駅から出たところの早稲田通りの風景。
土曜日は授業が極めて少ない。
研究室に入って、真っ先にパソコンにUSBがささったままであることを確認して、ホッとする。抜いて、ズボンのポケットに入れて、研究室を出たものと思い込んいたのである。
竜王戦第4局二日目。藤井の封じ手は9八香成りだった。
AIの形成判断は先手佐々木の優勢。残り時間も佐々木は藤井の倍くらある。
10時から、現代人間論系の助手採用面接。
面接を終えて、1時過ぎに研究室に戻って来る。局面はさらに先手有利に傾いている。
対局は昼食休憩中。藤井はカレー、佐々木はちらし寿司。
私も昼食を「タビビトの木」に食べに行く。久しぶりだ。けっこう混んでいたが、テーブルが1つ空いていた。
カオマンガイのランチセットを注文する。
食後のドリンクはカフェラテ。
東京メトロお客様センターからメールが届いた。
「お問い合わせのございましたお忘れ物につきまして、ご入力いただきましたお品物の情報をもとに、11月15日から東京メトロお忘れ物検索システムにて東京メトロ全線を対象にしてお調べいたしましたが、現在のところ、それらしいお品物の拾得はございませんでした。お力になれず誠に申し訳ございませんでした。」
いや、申し訳ないのこちらで、余計なお手間をとらせてしまいました。ありがとうございました。
食事を終えて大学に戻る。土曜日は学会関連のイベントが多い。
今日は早い終局になりそうである。
3時過ぎに4人の卒業生が研究室にやって来る。論系ゼミ1期生の「F4」の面々だ。「F」は「フラワー」の意味。「花の4人組」ということになるだろうか。当時から、彼女たちが自分たちのことをそう呼んでいるのである(笑)。手前からナホさん、リエさん、サオリさん、リョウさん。サオリさんはゼミ長で、卒業後もしばしばカフェをしているが、他の3人は久しぶりである。「本、好きなだけもっていっていいよ」というと、さっそく物色を始めた。
さて、大人女子ゼミを始めよう(笑)。それぞれ近況を話してもらう。全員30代の半ばで、既婚で、お子さんが二人いる。4人の旦那さん、お子さんもたちも一緒に合同家族旅行もされているそうだ。お子さんたちはまるでイトコ同士のように仲がよいそうである。ファミリー・ライフステージが同じというのも「F4」が持続している理由の一つではなかろうか。
リエさんは学生時代から大きな高い声でよく笑う人だった。それはいまも変わらない。笑う門には福来る。専業主婦の期間が長かったが、いまは地元の小学校(だったかな?)の職員室で先生方のサポートの仕事している。『子離れ夫婦の幸福学』ですか。なるほどね。そういうことをそろそろ考えはじめる時期なんですね。『きみたちが今いる場所』は私の本です(中高生向け)。
リョウさんは髪型が学生時代からまったく変わってませんね。だから印象が変わらないんですね。職場も卒業=就職のときの損保の会社から動いてません。一貫した人生を歩いている(笑)。『妻の王国』、家庭内のことは妻に全部任されているのかな。『子どもの発達と父親の役割』、でも子育てには父親(夫)はもっろかわってほしい・・・そういうことかしら。
ナホさんも卒業=就職した金融の会社でずっと働いている。学生時代から笑顔の素敵な方である。『セカンドチャンス 離婚後の人生』と『男たらし論』、なにやら不穏な空気が・・・(笑)。一種の洒落でしょう。私は彼女の旦那さんとは何度か会っていますが、実にいい奴であります。念のため(笑)。
サオリさんは「F4」の中で結婚が一番早く、出産は一番遅かった。なので、最年少のお子さん(2歳)の育児の真っ最中であるが、最近、旦那さんが起業をされたということで、しばらくは彼女が一家の主たる稼ぎ手でもある。『フォーティーズ・クライシスなんか怖くない』、いわゆる「中年期の危機」をテーマにした本である。人生の中間地点に立って、これまでの人生を振り返り、これからの人生を展望する。そこには希望も不安もつきものである。『現代日本人の生のゆくえ』はゼミのテキストだった。次の代のテキストにも使ったので、貸与だったが、今日、持って帰ってもらうことにした。本人のサインや書き込みもある。
4人は1時間半ほど研究室に滞在し、それぞれの家に帰って行った。それにしても久しぶりに会っても一瞬にしてゼミのときのモードに切り替わるのはすごかった。
私も帰ろう。将棋の方は予想通り、佐々木の勝利で早い終局だった。研究将棋が壺にハマったときはこういうことになりやすい。これで2-2のタイ。7番勝負第5局は11月27日・28日(藤井の先手番)。
大学を出るとき、「きりん珈琲」に電話して豆の焙煎をお願いし、受け取りに行く。
きりん珈琲ブレンドの豆(180g)。
アイスカフェオレで一服していく。店主さんから「アイスカフェオレのご注文はお珍しいですね」と言われる。今日は暖かく、駅から歩いて来て、喉が渇きました。
土曜日だからだろうか、夜もけっこうお客さんが多かった。
夕食はサーモンのムニエル ドリアソース、マグロと昆布の佃煮、味噌汁、ごはん。
食事をしながら『ザ・トラベルナース』第話(録画)を観る。
「F4」からお土産にいただいたお菓子を食べる。
お酒の効いた大人の味わいである。買ってきたばかりのきりん珈琲ブレンドを淹れる。
レビューシートのチェック。こんなことを書いてきた学生がいた。
「余談なのですが、11月14日の先生のブログに"菅生新樹は菅田将暉をちょっと太らせたような顔をしている"とありましたが、彼は菅田将暉さんの実弟です。(既にご存じでしたらすみません)」
もちろん知っていました。というのは嘘で、知りませんでした。通りでよく似ているはずである。でも、似ていないきょうだいというのもいるから、私が予備知識なしで、二人が似ていると気づいたのは、ある意味、「お手柄」なのではないだろうか(無理やりか)。
風呂から出て、今日の日記を付ける。
2時、就寝。