7時、起床。肉じゃが、ご飯、冷麦茶の朝食。
授業の準備をして、10時半ごろ自宅を出る。
昼休みに研究室で演習「個人化の社会学」の来週のグループ発表の事前相談。ミルクホールで購入したパンをかじり、コーヒーを飲みながら。
3限は必修基礎演習。いつもの教室ではなく、グループ演習室(34-350)で授業をする。『必修基礎演習ガイドブック』第一部「読むレッスン」の6本のエッセーをあらかじめ全員が読んできて、5つのグループに分かれて、自分が一番面白かったエッセーについて語り合ってもらった。その上で、各グループにグループが選ぶベスト3を決めてもらい、その理由とともに発表してもらった。1位は3点、2位は2点、3位は1点に換算して、各グループのベスト3を総合した結果、栄えある第1位に輝いたのは都甲幸治先生の「枠組みを疑うこと―スーザン・ソンダク『隠喩としての病』を読む」であった(11点)。続いて第2位は堀江敏幸先生の「伊豆半島問題を論ず―志賀直哉「真鶴」を読む」であった(9点)。この2本が頭抜けていた。このエッセーの魅力、面白さはどこから来るのか、それを考えることで、これから自分たちが書こうとしているレポートの構成や文体に意識的になってほしいのである。
4限は演習「個人化の社会学」。今回と次回の指定文献は菅野仁『ジンメル・つながりの哲学』(NHKブックス)。「個人化」というものを、孤独死などの社会現象から論じるのではなく、社会学理論の立場から論じてみようというのがねらいである。
「メーヤウ」で夕食。インド風ポークカリーとラッシー。
食後のコーヒーは「フェニックス」で。いつものテーブルのいつもの席で。
台風が近づいている。本部に問い合わせるが、6時時点の判断で休講はないとのこと。うん?
6限の間、何度も本部に問い合わせる。だんだん語気が荒っぽくなる。ようやく6限が終るころ、本部から電話があり、7限を休講にすると言って来た。こちらとしては本部からの連絡がなくても、箇所判断で休講にするつもりだったので、連絡の準備はすでに整っていた。ただちに構内放送等で7限の休講を学生・教員・職員に知らせ、学内を回って残っている学生に早く帰るように言う。
7限の終り時刻まで教務室に詰め、それから風で電車が運転見合わせになっていないことを祈りつつ大学を出る。祈りが通じたのだろう、京浜東北線は私が蒲田で下車した次の瞬間、「京浜東北線は台風の影響で蒲田-川崎間(多摩川の鉄橋の上を走る)で運転を見合わせます」とのアナウンスが入る。間一髪、セーフ! 危ないところだった。
帰宅して、風呂を浴びてから、「リーガル・ハイ」の第10話(録画)を観る。来週が最終回か。
風がすごい。