初代TTは所有していて飽きがこない、なかなかよいクルマです。本質はスタイリッシュな皮をかぶせたゴルフ4クーペだ、といってあながち間違いでもないと思いますが、それと悟らせないよう巧妙な演出に満ちており、それはインテリヤにおいて顕著です。5年5マソKを超えてお付き合いさせていただいているオーナーのこの私が言うんですからあまり外れてはいないと思います(爆)。
トクイチオートのEBSを施してからのTTはゴルフ4シャシーに特有の落ち着きがさらに前面に出てきており、100でも200でも(油温)車両の安定感はまったく変わらず、かといってタイクツだなんてとんでもない。吸気系にも仕掛けを施すEBSシステムのおかげで吸気音に非常に特徴のある3・2エンジンのオトの変化は素晴らしいです。必要もないのにシフトダウンをしてうりうりやってしまう(一部意味不明)ほどだ、といえばおわかりいただけるでしょうか(爆)。
あいかわらず画像はまずいですが(爆)、この直線と球体のみで構成されたインテリヤが実はTTのハイライトでした(過去形)。惜しいかな現行のTTには痕跡さえ見当たらない部分ですね。インテリヤのディテールをひとつひとつ丹念に見ていきますとデザイナーさんの並々ならぬコダワリが強く感じられて驚きますよ、ほんと。センターコンソールの形状にまで円が反復されているところですとか、グローブボックスも実は円を描いている。などなど、ふと気がつくことがいまだにあったりしてまったくたまげます。初代にあったこのデザインコンシャスネスがあるからこそ、ゴル4シャシーでガマンしていられる、ってなもんです(爆)。このインテリヤとエクステリヤがゴル5シャシーに乗って売られているとしたらばソク買い替えですがな(完全意味明瞭)。などとないものねだりをしたところで始まりませんから、せいぜい現状維持に努めるとしましょう。
現状、特に不満は出てきておりませんが、まあ早晩アシがお亡くなりになるでしょうから現状のレグノのタイア交換に合わせてサスペンションOH。その他にはまあこれといった課題も見当たりませんが、それでもこの個体を維持してゆくのは愉しいです。画像は5マソ超の運転席。気になるテカリやヤレも少なく、ほぼベストコンディションでしょう(自画自賛)。レザーシートの形状は自分にぴったりです。さいきん腹筋、背筋ともに鍛えまくっているので1000K近く走っても(ばか)腰にこない!最初は若干小さ目か、と感じたシートですが、ここへきてジャストフィットの予感。5年かけてフィットさせる、つうのもオツなもんですなあ(違)。
ちなみにこれ、今日発見したあらたなるディテール(爆)。ユニークな形状とゼータクなアルミ使いでユーメイなドリンクホルダーですが、その根元にも例のモチーフがぁ~(はあと)。まあね、5年も乗っといて今頃気がつくのもどうかと思いますが(爆)、こうなりゃ、フロントグリルのフォーシルバーリングも穴あきでいかーすかー、と(爆)