さて、ここまでひっぱってきたのには理由があるのです。ほぼ10日前に施工した、レザーシートのマジックリン処理・・・ドアを開けてみたらいきなりインテリヤ全損、という事態だってないわけぢゃない・・・あくまでも試行錯誤の一環。誰かに言われてやってるわけでもないし、単なる個人的な興味だけでやってるまさにドーラクなわけで・・・そんなドーラクをこうしてブログの一記事として発信するからには、ある程度の経過も確認してからでないと、と責任感を帯びたわけです(爆)。
結果、いや経過は、まあよし。モンダイは発生していないが、それでもクルマの使用を続けていった今後のことはわからない、そんな段階。
だが、マジックリン自体はすでにロングセラー。用途さえ間違えなければオ ッケイでしょう。以前にガラスマジックリンはバンパーの虫落しに最適だ(本当です)と某MLに投稿したところ、メンバーさんがなにを勘違いなさったか、レンジ用マジックリンを吹き付けてしまい、ボディーコート全損とした事例がございましたが(苦笑)、用途さえ間違えなければ、というのはそういうことです。
さて、本題の施工方法・・・ポイントはひとつだけ!マジックリンを 対象に直接吹き付けないこと、これです!他のマジックリン(ガラス、お風呂用)は直接吹き付けですし、レンジだって掃除の時にはまあ直接吹き付けが多いでしょう・・・が、レザーインテリヤに使う場合には「必ず」アクリルたわしに吹き付けたうえで使います。
アクリルたわしは手編みのアレ。当たりが非常に柔らかく、レザー表面にはもってこいです。画像をご覧ください。万が一直接吹き付けをおこなった場合にはソクそこだけがシミになり、まあ「全損」といってよいくらいにタイヘンなことになります(きつぱり)。はっきりいって落ちないっす。
また、シート表面にペイント補修がなされてあったり、ヤレが酷い場合にも塗装そのものが剥げ落ちてこれまた全損となりますからご用心。中古車業界ではシート補修の意味でまるまるペイントを吹き付けてリフレッシュさせる方法が現在も行われていますから、クルマの履歴が不明な場合にもこのシート洗いは厳禁ですね。QBを使っても同じことが起こるはずです。
マジックリンのあとは水分大目に絞ったスポンジタオルでシートを洗い上げ、そのあと乾拭きをヤサシーク行います。しつこいテカリにはこれを繰り返す。シートを構成するパーツごとに仕上げてゆくとさらに良いでしょう。けしてオススメはいたしませんが(きつぱり)、新車痔となんら変わらないマットなレザー表面が戻ってくるハズです。
なお、以上のお話は2005イヤーモデル・アウディ・TT3・2、ブラックレザーインテリヤバージョンに限定したお話ですので、あくまでも参考事例にとどめておかれますようお願い申し上げます・・・