
そんななか、GT2でまずはタテシナ山塊に攻め入ります!路面は予報に反して完全ドライ。降ってくるな、という予感はありますが、どうやらもっている、というなか、ほぼ貸切のワインディングを攻める攻める!!
オーナー様はモンテカルロラリー仕様のナローポルシェでもって、アンダー→オーバーの通称リバースステアを右足一本で使い分ける、という名人級の『911つかい』でございますから、安心感もあるし、非常に楽しい。なによりシゲキに満ち溢れております。
が、そのオーナー様にして、このとこっとん荒れた路面とGT2のピーキーなトルクの爆発にはてこずっておられる模様・・・リバースステアをあじわう、だなんてとんでもない(きつぱり)!せいぜいがPCCBだのみで「あんまり心配のいらなさそうな」ストレートのみでツインターボの爆裂弾を味わっておいて、いざ旋回となったときには「おとなしくしておく」というのが基本スタイルでございます。
ようはコワくて踏めない(完全意味明瞭)・・・まあね、路面が『保証されている』サーキット専用と割り切れればよいのですが、そこはそれ低速でも非常に快適な乗り心地を呈示してくださるGT2のオーナーとなった暁には深夜の○ンガンで安っぽい挑戦を仕掛けてくるG○-Rとかナマイキな○ェラーリとかは一応ミラーの点にしておきたいところっすよね~(血叫)・・・
普通でしたらこういうのは午前10頃からやっていただきたいのですが(爆)、朝イチからクラクラくる前後Gをお見舞いされてしまい、頂上に到達する頃にはもうフラフラでございますよ・・・なんといってもエンジン音とターボの唸りがすごい。路面からのインフォメーションがボクスターの5.8倍、シゲキは480倍くらいはあるでしょうか?タイアからの音も凄まじいイキオイで、さすがにポルシェのカタログトップエンド、しかも販売は抽選だった(!)、というモデルともなりますと、ともすれば疲れてしまうくらいの情報量の多さ=ひとによってはうるさい(爆)のがこのクルマの特質なのか、とムリヤリ納得させながらのドライブとなります。
そんなお忙しい中(爆)、会話の中から伺ってみますと、オーナーはどうやらこのGT2をこうしたツーリングにも使えるように仕立てたいらしい・・・
峠の頂上付近で予報どおりの雨に遭遇。さらに視界3mの濃霧にも見舞われて、911お得意の下りのポテンシャルは味わえないまま山を降りることと相成りました・・・まあ純正サイズのミシュランカップスポーツのリアはほぼお亡くなりになっておられる、とのことなので