さて、八ヶ岳界隈のボクスターは、まさに「水を得た魚」!!
そりゃま、八ヶ岳界隈を掠める主要酷道のR141は北海道に似たストレート主体で推移するので、まことにアレですが、交差点ごとに山が見えている方角へとステアリングを切ってやりさえすれば、3で旋回できるのが大半の高速コーナーの連続。
トクイチオート仕立てのうちのマシンでしたら、場合によっては4で進入(突っ込むともいいます)しておいて、適度に4輪をスライドさせつつ、立ち上がり寸前に3ないしは2へと「ぶち込んで」ナニゴトもなかったかのようにキレイに立ち上がる、などという芸当もワケはない(良い子のみなさまは真似をしてはいけません)、といいなあ~(爆)。
3か4かで迷っても(ですから速度は国内の高速道路並みに推移します)そもそもコーナーのRは大きめですから上のギヤを選んでも大事には至らない、というヨーロッパ並みの条件が完備しているのです(ちなみに秋口にこれをやりますと、おりから路面に降り積もっているカラマツの落ち葉で4wスリップののち全損となりますからご用心。ものすごい量の樹液が介在したとみえて、木をなぎ倒しながら4回転した、という事例が報告されております・・・コワー)。
画像はボクスターのサイドビューですが、なぜか端正・・・ノーズ、ルーフ、トランクとほぼ同割りのバランスを実現させている。
このシャーシでは、997よりもきっちり長い全長ならびにホイールベースが効いて、パワー以外は911を凌駕してしまっているのではないか、という錯覚に陥りそうになるのでキケン(爆)。
クルマとしてみれば、じつはすべてがリーズナブルなレイアウトで、そこへ車重にたいしてベーシックモデルの2.7Lではアンダーパワー気味ながら「床まで踏める」、という、この価格クラスとして出色の製品作りが絶妙であった、というのがこの987ボクスターのバカ売れの要因だったでしょう。
クルマ好きのあいだでは、最新の981ベースのケイマンS(ボクスターのクーペとご理解ください)が、かのニュルブルクリンクで現行の最新型991のラップを、図らずも上回ってしまった(衝撃が走る)というのがもっぱらの話題ですが、むべなるかな。
現行の3.4VS3.6程度の比較ではエンジンレイアウトからくるドライバビリティのチガイはいかんともしがたいわけです。
スキモノはここで911のRRに特有の限界特性をいなしつけたその先にドライバーのプライドやヨコロビがどうの、とおっしゃることでしょうが、そんなものに500万円の価値なんてない。
RRを床まで踏んでコントローラブルである、とおっしゃるお方なんてはそうはいないはず(爆)。
「500万円余計に払って、RRレイアウトからくる「あの」ビミョーなアクセルコントロールを買ったんだ、オルア~!!」というお方以外には「理由のある買い物」、とはうつらないでしょうね、多分・・・ちなみにボクスター、ケイマン系の「ミッドシップ」では、「踏めば曲がる」のです(きつぱり)。
さらに
持参の(なぜ)「どんべえ(爆)」はこの始末・・・さよう、標高1700m界隈での気圧に遭いますとこうなるのです。同じことがタイアにもおきているはずなのですが、トクイチオートのエアソリューションがすごいのは、この条件でも、標高600mと同条件を提示してくることである!!!と強く申し上げておきましょう・・・ほんとスゲーよこれ(まじ)!