嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

987ボクスタードライビングマニュアル(爆) 標高が上がった場合

2013-04-18 19:49:52 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル
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さて、八ヶ岳界隈のボクスターは、まさに「水を得た魚」!!

そりゃま、八ヶ岳界隈を掠める主要酷道のR141は北海道に似たストレート主体で推移するので、まことにアレですが、交差点ごとに山が見えている方角へとステアリングを切ってやりさえすれば、3で旋回できるのが大半の高速コーナーの連続。

トクイチオート仕立てのうちのマシンでしたら、場合によっては4で進入(突っ込むともいいます)しておいて、適度に4輪をスライドさせつつ、立ち上がり寸前に3ないしは2へと「ぶち込んで」ナニゴトもなかったかのようにキレイに立ち上がる、などという芸当もワケはない(良い子のみなさまは真似をしてはいけません)、といいなあ~(爆)。

3か4かで迷っても(ですから速度は国内の高速道路並みに推移します)そもそもコーナーのRは大きめですから上のギヤを選んでも大事には至らない、というヨーロッパ並みの条件が完備しているのです(ちなみに秋口にこれをやりますと、おりから路面に降り積もっているカラマツの落ち葉で4wスリップののち全損となりますからご用心。ものすごい量の樹液が介在したとみえて、木をなぎ倒しながら4回転した、という事例が報告されております・・・コワー)。

画像はボクスターのサイドビューですが、なぜか端正・・・ノーズ、ルーフ、トランクとほぼ同割りのバランスを実現させている。

このシャーシでは、997よりもきっちり長い全長ならびにホイールベースが効いて、パワー以外は911を凌駕してしまっているのではないか、という錯覚に陥りそうになるのでキケン(爆)。

クルマとしてみれば、じつはすべてがリーズナブルなレイアウトで、そこへ車重にたいしてベーシックモデルの2.7Lではアンダーパワー気味ながら「床まで踏める」、という、この価格クラスとして出色の製品作りが絶妙であった、というのがこの987ボクスターのバカ売れの要因だったでしょう。

クルマ好きのあいだでは、最新の981ベースのケイマンS(ボクスターのクーペとご理解ください)が、かのニュルブルクリンクで現行の最新型991のラップを、図らずも上回ってしまった(衝撃が走る)というのがもっぱらの話題ですが、むべなるかな。

現行の3.4VS3.6程度の比較ではエンジンレイアウトからくるドライバビリティのチガイはいかんともしがたいわけです。
スキモノはここで911のRRに特有の限界特性をいなしつけたその先にドライバーのプライドやヨコロビがどうの、とおっしゃることでしょうが、そんなものに500万円の価値なんてない。
RRを床まで踏んでコントローラブルである、とおっしゃるお方なんてはそうはいないはず(爆)。

「500万円余計に払って、RRレイアウトからくる「あの」ビミョーなアクセルコントロールを買ったんだ、オルア~!!」というお方以外には「理由のある買い物」、とはうつらないでしょうね、多分・・・ちなみにボクスター、ケイマン系の「ミッドシップ」では、「踏めば曲がる」のです(きつぱり)。

さらに

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持参の(なぜ)「どんべえ(爆)」はこの始末・・・さよう、標高1700m界隈での気圧に遭いますとこうなるのです。同じことがタイアにもおきているはずなのですが、トクイチオートのエアソリューションがすごいのは、この条件でも、標高600mと同条件を提示してくることである!!!と強く申し上げておきましょう・・・ほんとスゲーよこれ(まじ)!




john lobb 2010 をある程度テカらせてみる(爆)

2013-04-18 18:40:10 | 履き道楽
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前記事を読んで、そういえば最近磨いてないし、ということになりましてあわてて道具を取り出したのですが、ちょいと思い立って、john lobb 名物のミスティ・カーフの一部鏡面磨きを敢行してみますた。

ここまでシツコーク、ワックスはあえて使わずにクリームのみを塗りこめてきておりますので、クリームに含まれる微量のロウ、つまりワックス成分はある程度表面に貼りついているはず。

なので、ネルの布で強めに拭き上げるだけでそれなりのツヤが生まれます。ここまではそれでやってきた。

ただし靴の表面はボコボコのままですから、ツヤはイマイチです。この鈍い光り方がワックスではなく、革自体が光り始めていますが、いかがですか?と主張するやり方。世界最高峰ともいわれるジョンロブのカーフの底ぢからというものです。

そうやってジミにゆくのももちろんアリですが、たまには、というわけで、今回は一部鏡面。

気がつけばベルルッティのブルーワックスも随分残っているし、JM Westonのブルーも手元にある。

いずれもフランスの靴屋のプロダクツですが、ここはひとついっておくか、というわけで塗りこんだのが上の画像です。表面が埋まるにしたがって鏡面状態が作られてくるのですが、この局面では「いつやめるか」がキモ(爆)。ペカペカでもいいんだけど、それだとほんとうにエナメル寸前まで逝くので要注意(べつにいいぢゃないか)。

でもどうです?こうやってシューツリー(くっくの型崩れを防ぐためのツール)なんぞを履かせた靴がとことん味気ないのに対して、じっさいに履いて歩いているときの靴は生き生きして見えるのはフシギなほど(前記事のブレ画像をご覧ください)。これらトップエンドの靴の寿命は、まあおおまかにいって40年+はある(きつぱり)。大枚はたいたんだから、歩けるうちに履きつぶしてやる、というか使い尽くしてやる。のが靴への礼儀というものでございます。

オーナーのみなさま、靴は墓まで持って行けないのですから、そこは履き倒してナンボ。大事にしまっておいてもカビが生えるのがオチでっせ~(と、自分に言いきかせている)!







加齢なる遠足 ちょいと八ヶ岳に登ってみるー4

2013-04-18 11:33:26 | 加齢なる遠足(爆)
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アウ~、ブレ画像ご容赦(涙)。こちらはjohn lobb 2010 近影(爆)。入手からはそろそろ5ヶ月。3日にいっぺんは履いておりますので、かなりなヘビーローテーションか。履きジワもいい具合にはいり、踵も大分沈んできて、フィットが良くなっております。

サフィールノワール・クレム1925のネイビーブルーを塗りこめること5ヶ月で、だいぶ染まってきた感じ。何度も塗りたくって、厚塗りしたいのはヤマヤマなのですが(爆)、これまでの経験から、そんなのクリームのムダにしかならない、と経験上存じておりますので、極端な薄塗りを繰り返してここまでやってまいりました。履きジワのほかに、コキズも無数に入りだしておりますが、そこをハイシャインで隠すか、アジととらえてミスティカーフの風合いを守るか、オーナーとしては悩みどころ(どうでもいい悩みだな)。

クリームが塗り重なるにつれて、ジョンロブ名物のミスティーカーフの表面にワザと残してある、ボコボコ(=霧吹きで水を噴きつけたように見えることからミスティという呼び名、なのかな?)がワックス成分で埋まって、部分的に鏡面となるあたりが味わいどころでしょうか?ワックスの類を一切使っていないのが、ジマンといえばジマンか(爆)。

ダブルバックルの位置がかなり高く(足首よりという意味です)、木型7000番の美しさが際立つのはコワイほど。シンプリシティの極みな一足ですが、意外なほどお気楽。ダブルバックルの特色といってよいでしょう。こうなるとほんと、茶色も欲しいわ(i Mac買えよ)。

あ、八ヶ岳、関係ないぢゃん(爆)。じつはホテルに敬意を表する意味で、ブラックのパンツに合わせて各所の見学の折に履いて回りました。ううむ、サイコー。さらになじんでゆくヨカンがいたしますが、10年後にどうなのか、非常にタノシミな個体です。





加齢なる遠足 ちょいと八ヶ岳に登ってみるー3

2013-04-18 11:14:29 | 加齢なる遠足(爆)
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画像は10年目のjohn lobb debee。ハーフブーツの古典。ダブルバックルのロングノーズ、スクエア・トゥ装備でブイブイいわせた一足ですが、すでに廃盤。

去年あたりからウイリアム2という名前のブーツが復活して、このデビーのアトガマの役割を勤めておりますが、あちらはトゥに切り替えがはいっちゃう=ロングノーズの強調がイマイチ。というわけで、タイヘンなお気に入りでございます。

今シーズンもヘビーローテーションだ、なんてえもんぢゃない。そろそろ踵の修理が必要な時期に来ているのですが、この程度でちょこまか修理になんて出していたらイギリス人に笑われる、とそんな程度。きっちり踵のゴムがなくなるまで履いてやろう、と考えております。

シーズン最後の出番でしょう、というワケで八ヶ岳へも履いてゆきましたが、正解。雨に降られても、岩山を登ってもジマンのダブルソールと堅牢な造りで、びくともしない。

そこはかとないツヤも出てきて、味わいどころか。現在クレム1925(ヲタご用達、最高級クリーム)のエルメスレッドで、ビミョーにハデな仕上げとなっております。

さらに以下痔号。