佐久市長、ツイッター活用で、迅速な除雪指令!全国ニュースで流れておりますが、使い方はよくできました、ですが、現実の除雪そのものは遅れに遅れたか。災害派遣要請方面では秩父と違って、うまくいったようですがね。
いやはや、いまだに雪かき、というか氷壁くずしを続ける毎日でございますが、生活道路の除雪はどうやら「片側だけで」終わらせられてしまった模様。降雪量があまりにも多く、道路の片側に置いてゆくしかない、というわけ。
そんななか、軽井沢界隈では、点在する別荘地への除雪がままならず、暖房用の灯油不足が深刻化しているそうな。
折からの低温傾向がまだ続いており、最高気温がマイナス、すなわち真冬日がつづく軽井沢では、お家のレイアウトが、集落や団地のような形態を嫌って、森の中にポツーンとある一軒家のような立地が多く、除雪も事実上は住民まかせ。そりゃそうです。都会の喧噪を嫌って、わざわざ軽井沢に居を構える、ってんですからね。
窓を開けたらお隣さんの窓、ってんぢゃ都会と変わらない。お隣の敷地とは距離を取った贅沢なレイアウトが特徴。
自治体が除雪を行うのは、当然ですが私有地をのぞく市道、県道までですからして、別荘地へのアクセス道路、つまりほとんどが私道というパターンでは、管理会社やオーナーさんが外注を行って、除雪を建設会社などに依頼する、というのが現実なので、後回しになりがち。
まあね、文字通りの別荘としての使い方ならば、閑散期のいま、どんなに雪が降ろうが影響はない。だあれもいないんですからね。春まで放っておけば良い。
ところが、近年は違います。住宅の耐寒性能、主にサッシ類の性能アップのおかげで家ぜんたいの保温能力が上がったおかげで、別荘地には冬でも人がいる。それも日常的に住んでおられる方がいるのです。昭和の頃には例外的なことですよ、はい。
除雪ができない、ということは灯油をはじめ生活物資の供給がままならない、ということで寒冷地ではまさに死活問題。深刻です!
画像は、おいまつえんきわの生活道路。B子さんの横っちょに、高さ2mを優に超える氷山が出現している、の図(爆)。こういうの、けして除雪とはいわないと思うよ>佐久市。