いやあ、予報通り、というか先週以上に降ってますよ!
さっきのニュースでは、長野県内の高速道路ほぼすべてマヒ状態。全域に大雪警報が出ているし、停電その他、なにか起きるかもしれない、とそんな感じ。
3時間ごとに雪かきに出動しているのですが、先週よりも雪が重く、これはこたえるぜ!
さて、その合間にミスティカーフのリフレッシュだ!
脱脂に一晩かけて、丁寧にワックスをこそげとったわけで、はがしてみると厚塗りのおかげでしょうか、本体の表面にはキズもなく、新品のように甦りました。
バックルにこびりついたワックスもキレイに拭き取ってサワヤカ~!
ミスティカーフのこの風合いを保ったまま、保革ならびに「上品な」つや出し、をねらうわけですが、そんなときには去年の秋にようやく買った(けち)、メンズEXの靴磨きバイブルを参照しつつ、手持ちのクリームのなかから、どれを使うか作戦を立てます。
今回は2010本来のお姿(爆)を強調する路線。したがって、色はブラックのままでマット仕上げ。ミスティカーフのそれこそキメを立たせる(できるのか)!
というわけで、
出ました!サフィールデリケートナッパ!
これね~、じつは唯一ルイヴィトンのヌメ革に使えるマット仕上げねらいの専用クリーム。
ルイヴィトンのような明るめのヌメ革に、直接、浸透性のよいクリームを塗ってしまうと、急激に染み込んだ挙げ句に、一発でシミになるというのは有名なお話です。
具体的には、懐かしいバブルの頃に銀座の中央通りの5mに一匹はいた、ビトン、ビトンと、はしゃいでいた女子大生が、カレシの手持ちのミンクオイルを塗って全損こいた個体が続出したのは、今思えばザンコクなお話でございます。
クリームの急激な浸透を抑える、つまり表面に留まって皮膜を作りながらも、ある程度の栄養を革に与える、という高パフォーマンスなクリームがこのデリケートナッパさまだ!
ううむ、非常に渋い仕上がり。なんだか、クリームを塗っておいたが、拭き取りを忘れているみたいに見える(爆)、がここはオトナになりましょう!
というわけで、ミスティカーフはマット仕上げで、というお話でございました。
ちなみにこのイヤーモデル、ジョンロブの店頭で売ってください、といってももちろん限定モデルですので、もう販売されておりません。とにべもなく断られるのは当然ですが、どっこい、エルメスの店頭でしかるべきお方がしかるべき店員さんに、しかるべき手続きを取るとなんと手に入るらしい!
まさに驚愕ですが、事実。ようはカネと地位。やはり階級社会ですなあ~(とほひめ)。