おいまつえんの小遣いさん、つまり私(爆)が、所得税確定申告の準備に追われているのを見かねて(爆)、手伝ってくれるのか、と期待しておりましたら、ちょいと出かけてくるから、といってうちのマダムがB子さんに乗って上京してしまいますた(涙ののち汗)。
が、もどってくるなり、ドライビングについて語りはじめるではありませんか(驚愕ののち抜腰)!
きけば、人にはいえないようなスピードでB子さんが巡航したがるので、このままでは赤切符どころか、連行されてしまうわい、ということに気がついてアクセルを緩めた由(実話です)。と、それくらい楽しいクルマに仕上がっている模様です。
ちなみにうちのマダムはドライビングなどというものにはとんと興味がないお方。
キホン、運転には慎重で、スピードにヨロコビを感じたり、クルマが好きだ、などという、いまや絶滅種あつかいの
そのマダムがクルマ全体が軽く、なんというか疲れないので、生まれて初めて運転してキモチがよい、と感じた、とのたまうではありませんか(驚)!
これは凄いことですぜ!はっきりいって、前代未聞。
まあね、冷静に考えてみますと、旧ポロからの乗り換えでクラスがひとつ上がっていることや、そもそものビートル、ひいてはゴルフ6のポテンシャルの高さも大いに効いているのだと思われますが、標高200m程度から1000mまでをイッキにやっつけなければならない上信越道の下りを攻めたあとで、のこのコメントを検証してみますと、かなりな高評価だと思われます。
しかもB子さんはまだ、走行距離3000km未満で、回転を抑えている段階ですし、スタッドレスタイア装着でこれ、ということは、B子さんのポテンシャルがご想像いただけるでしょう。
さて、「クルマはもっと楽しくなる」というのは近年のトクイチオートが掲げるテーマ。20年来の顧客といたしましては、この「楽しい」というフレーズには発表当初には、じつは驚いたものです。
「楽しい」とくるか、と。
ちょうどエアソリューション、イオンブリッジというメイン商品がラインナップされた頃だったかと思うのですが、この二つの導入と同時にクルマが一段と「楽しく」なったのは事実。
意外に感じた、と同時にこれがトクイチオートのいう、クルマの楽しさなのか、と感動して、その内容を考察してみたのですが、実際には別物になる、とか格段にパワーが出る、とかそういう世界とは無縁。
そんなのはパーツごと変えてやりゃあ、一発ですからね。
そうではなく、各部分のリファインで醸されるリニアリティの向上。それらが結びついてクルマのキモチ良さにつながっている、というのがどうやら実体なのか、という印象でございます。
なぜ、どうして?という疑問も当然わいてくるでしょうが、考えてもムダ。社外秘もよいところなのです。
また、車両に新しいデバイスのたぐいはいっさい加えられない。従って、調子を崩すこともない。
これは、身銭を切って自分のクルマを運んだドライバーさんだけが味わえるお料理なのだ、と申し上げておきましょう(一部謎)。
ただし、普通のお料理と違い、さめても味が変わらない、どころか、時間と距離を重ねるにしたがってどんどん美味しくなるのがこのお料理の特徴でしょうか。
画像は21世紀のビートルのインストパネル。白、黒、そして照明のレッドで潔くまとまりました、の図。
Aピラーが、立っている関係で、フロントガラスの圧迫がほぼなく、ヘッドスペースが広大。ゴルフ6ベースのボディは1800mm超ですからして、驚いたことにゴルフよりも視界よく、ルーミー。
ベーシックモデル、とはいっても日本向けはデザインというパネルに車体色が反映されるオサレバージョンが標準なのでこうなりますが、ブラッックの面積が増えるスポーティバージョンよりもこちらのほうがキャラクターを反映しているか。
流行のピアノブラックなども一部に取り入れられておりますが、かろうじてドイツ流の機能主義が貫かれており、シンプルといえるでしょう。ライトスイッチの位置やメーター類の意匠などに、そこはかとない伝統も感じられる仕組み。
ううむ、程よい。