画像はR141。ご覧のように、紅葉真っ盛り。だからといって、混み合うようなこともなく、交通の流れは順調至極。時間と場所によっては、おそろしいイキオイで流れてしまひます。
その流れに乗って(爆)、このところのマイブーム。yosshie師匠のブログに触発されて始まったショートトリップとまいります!いざ甲府盆地温泉群を目指して、今日も行ってまいりますた(ばか)!
前回出ばなをいきなりくじかれた山口温泉リベンジ。もうね、最高!再訪してよかった。圧倒的なラムネ温泉。特に露天風呂の泡つきがおそろしいほどで、ココとの比較ですと大分の長湯にあるラムネ温泉など、遠く霞んでしまいます。泡付きという点ではあちらもけして引けは取らないと思いますが、いかんせん冷たい!ほぼゴーモン。こちらはまさに適温ど真ん中。天然の掛け流しでこの温度、というのはまさに奇跡に近い、というわけです。
ボロ加減も良くて、昭和の頃にはお宿としても鳴らしたのだと思われますが、いまはひっそり。平凡な住宅街の中に埋もれつつ、マニヤならびに近所の後期高齢者のみなさまの来訪を待っておられます。近所にあったら毎日通う、の代表。ただし入湯料600円とおやすくはないが、泉質からいってリーズナブル。
だいたい、甲府盆地温泉群では入泉するのに。信州の平均価格500円では足らず、600~700円が中心価格帯。山梨の日帰り施設では、地元住民向けに通常の半額程度の料金設定があるところが多いのですが、維持管理の費用を考えれば、ゼンゼン安い。おそらく、自治体からは補助金なども出ているのかもしれませんけど、そんなものではおいつかないないのも自明。
苦労して維持されている貴重な温泉にぶらりと行って浸からせていただくのですから、この程度は仕方ないか、とも思うのですが、2通りの料金体系、というのは慣れるまでは気になります。
さらに
国母駅前健康ハウス!ビミョーな外観とネーミングで、yosshie情報がなかったらゼッタイに寄らないタイプの施設ですが、どっこい毎分168.2リットルの源泉掛け流し、というか「源泉噴水おとし(爆)」。圧倒的な湧出量(というか、動力揚湯ですけどね)を生かして、迫力満点のグリーンまたはイエローの良泉を思い切り味わえます。
施設はやれきっていますが、まだまだこれからが償却を終えたあとの利益回収の期間(税務上)というもの。館内は昭和の空気。そう、ちょうど東京タワーのフンイキがお好きな方にはよいか(爆)
平日の昼間はなんといってもまばら。この日は、休憩室に後期高齢者が1名いたのみで、浴室は私の完全貸し切りですた。噴水のように注がれた源泉が浴室全体に溢れ出ているのが圧巻です。
いやあ、全く濃いわ~。というわけで他にもまだまだあるのですが、1日にいくつも入っているとさすがに湯あたりも激しく、なんのためにつかっているのかわからなくなってまいりますから、早めに撤退いたします。なあに、また来ればいいんです。温泉、無くなりませんから、多分(汗)。なんといっても1時間半で帰着できるのはありがたいです。
おまけに行きと帰りは曜日によって、ルート選択を行えば、クルマのポテンシャルを思い切り味わえるルートがいくつもあるわけで、まさに私にとってのパラダイスでございます(爆)!
ううむ、次はいつ行こうか。すでにそわそわしてしまうわけですが、甲府の温泉群はいちどつかれば気がすむか、という印象です。
それぞれに泉質が異なっていて、まことに味わい深いのですが、甲府の街中は訪れてけして楽しい街並みなどというものではありません。
山梨県の県庁所在地なんですから当たり前ですが、交通量も多いし、入り組んでいます。
たとえば別府の街中は、交通量多くても、入り組んでいても何度でも通って味わってみたいが、甲府はそうなりにくい。なんか違う。別府に降り立つと、ああ、温泉天国にやってきた、と肌で感じるのですが、甲府に降り立って、温泉天国だ、と感じるのはyosshieはじめ、私も含めてマニヤのみ。
つまり、温泉で食っていこうとしていない。プライオリティ比較的低い。とそんな空気をそこはかとなく感じてしまうあたりが甲府の温泉。キブンがアガらないわけです。
あ、けして良し悪しを論じているのではないです。
そんな街並みにお宝といってよいレベルの温泉がそこかしこに点在しているのですが、街中は「関東」平野から続く平凡なノリで覆い尽くされてしまっているので、味わいとは無縁。温泉情緒などカケラもございません。つまり温泉街としては生かされていない。いわゆるノリの違いだ、というわけです。
極上の温泉に浸かってきて、服を着て、フア~、とか言いながら(爆)屋外に出た瞬間に目に入るのは平凡な地方都市の住宅街。
と、じつにこのあたりが甲府温泉群の味わいどころで、こんなところにこんな名泉が、という意外性が持ち味なのかも、とわかったふうなこと言ってないで、せっせと通いあげるといたしましょう(ばか)。