嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

ボクスタードライビングマニュアル 飽き足らず、今度はボクスターでも出かけてしまう

2015-10-04 13:09:00 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル

画像は、新潟県、松之山温泉でかったアヒルちゃん(爆)。フロントのマスコットを務めていただいております。ご家族でコーナリング中なのがご愛嬌(違)。

さて、週末にまたしても数時間の猶予がありましたので、新潟県のいつもの温泉までドライブに出かけてまいりますた。

つい先週も同じ場所にB子さんで出かけてきたばかりなのですが、そのあまりの心地よさにやられてしまい、前回のキヲクが残っているうちに、今度は仕上がったばかりのボクスターでもおなじ道をたどって試してみようでわないか、という企画です。

例の事故現場にて。

2度とおなじ目に遭わないように、との願いを込めて丁寧に走っていてよかった!

頂上を越えて、2で旋回するコーナーにさしかかる直前のストレートを加速中に車線を大幅にまたいで登ってくるトレーラーに遭遇いたしました!

下りのフルブレーキングには比較的有利なボクスター、それもトクイチオート謹製のMBL(マイクロベアリングルーブ処理)処理済みのブレーキングシステム、さらにOH直後だったからまだよかったようなものの、フツーのクルマだったらもろに大事故、それも全損級だったはず。

こちらは直前のコーナーを2で立ち上がって、3から4に入ってさらに加速中(すべてDレンジのままですよ)。ということは速度もそれなり(一部意味明瞭)。しかもここは地蔵峠随一の急な下り区間。緊急停止といったって、タイアもキュリともいわないし、ABSも不作動のままです。みなさま、これがトクイチのクルマっす(ただのジマンご容赦)!

ちなみに、このような走行パターンでは、ボクスターに搭載されるTIP-Sと呼ばれる変速機では通称「バイザッハモード」と呼ばれる、容易にはお目にかかれない5人目のモード(一部謎)が選択されており、ブレーキングGを感知した瞬間に低いギヤを選択してきます。さらに勾配、旋回G、その他各Gなどを検出の上、5→3さらに2程度のシフトダウンを自動で行ってしまうのがさらに制動にも効いてまいります。この機能と持ち前のブレーキでトレーラの車輪までほんの1mのところで緊急停止できちゃうのですた。パニックブレーキの領域ですが、私はきっちりとシフトインジケータのシフトダウンを観察する余裕があった、といえば、車両の安定具合がお分かりいただけるでしょうか。

ここの降り具合は区間によってはものすごい急勾配で、速度が乗りやすいので要注意っす。それにしてもものすごいブレーキングGでした。助手席側の足元に縦にスキマなく置いた10kgほどのトートバッグがダッシュボードとの間で潰れながら前向きに転がってましたもん(汗)。

松之山では、例によって極上の温泉を貸切で堪能してまいりました。付近には火山も海もないのに、地中から海水が98度もの温度で溢れ出している、という非常に珍しい温泉で、源泉は海水そのものの塩分に、石油分を含んで独特の泉質を誇ります。

この泉質をおめあてに200kmものドライブを敢行してたどり着く、ってのもまことにアホらしくてアレですが、なにしろ道路環境が抜群なので、つい出かけちゃうんですよね~。山中にいながら、磯臭い温泉、こりゃたまらんわ、というわけです(狂喜)。

R117はあいかわらずの無法地帯。

80kmh程度でも地元のKワゴンに煽られてしまうので(まじですよ)、北海道並みの流れを誇ります。

時節柄、対向車線のバイクも多く、バイクを見ると反射的に白バイではないか、と錯覚してアクセルを抜いてしまう私の悲しいサガのおかげで(爆)一定速度がなかなか保てません(自業自得)。

R117は国内では流域面積が最大と言われる千曲川が大きくうねりながら信濃川と名前を変えるエリア。つまり新潟県境。ほんとうに風光明媚なポイントが連続いたします。こちらはリフレッシュのつもりで走らせているので、のんびり流したいのですが、業務または移動の方々は一刻も早くやっつけたい区間。まさに高速道路並みの流れが要求されます。と、そんなわけで追いつかれたら引き離す(完全意味明瞭)、の繰り返し。 

目的地付近ではこのようなくぬぎの美人林がたくさんあって、雰囲気が非常に良いです。ここもあと数十日で一面銀世界、という始末でしょうが、それまでにせいぜい通い上げておくといたしましょう(またいくのかい)。

ボクスターとB子さんでは、フィールが全く違うか、というのが世間一般の常識というものですが、じつにまったく同様のライドが提供されております。

また、ワインディングではキホンDレンジしか使わない関係で、7速ツインクラッチのB子さんの方が数枚うわて!ただし速度域だけが違う、とね。ボクスターも学習機能をつかってシゴいてやると、バイザッハモードが非常に簡単に呼び出せるので、踏みかたによっては凶暴で、高回転を維持したままけしかけてきますけれど、いかんせん古い。ツインクラッチのクールな感じにはまったくかなわない感じ。が、そこにドライバーが介入する余地が生まれるわけで、遅いの、パワー不足だのなんのと言われるボクスターのATにも独自の乗りこなし理論がある、というわけです。

ミドシップのトラクションこれでもか、の僕ちゃんではコーナー間の加速のリニアリティと旋回の軽快感が味わいどころで、これだけはFFにもFRにもないな、という印象です。

こんかいの油脂類総とっかえの成果で、リニアリティがさらに上がっているのが、運転のカイカンに直結しており、こんなに気持ちよかったっけ~、とニンマリいたします(自己満ご容赦)。

みなさまご期待の帰りのアウトバーンではナニゴトも起きず、ひたすら快適に流してまいりますた。ううむ、ゼータク。

 

 


予想外に快適 LLBeanのモカシン

2015-10-04 09:28:36 | 履き道楽

画像は、LLBeanの名物。商品名Bean Boots Moccasin。シリーズ中、いちばん実用性に欠けるのではないか、と思われるプロダクツですが、あえて手を出してみたものです。

ビーン歴30年、7足目を優に超えてしまった私ですが(汗)、その中で気がついたのはこれら一連のビーンブーツはエイジングとは無縁の使い捨て靴である、という事実。

工賃が微妙に高く、リペアして使うかどうか、ギリギリの選択を3~5年ごとに余儀なくされるわけなのですが、レザーの質感が程よく安っぽいおかげで、ミゴトに買い替えにつながっているあたりが非常に巧妙である、と前回お伝えしたキヲクがございます。

画像の一足では商品代金、税別13000円のところへ、修理代金が税別10000円(5年前しらべ)ですから、おわかりですね(汗)。

ご存知かと思いますが、このビーンブーツの修理は事実上、不可能。そう、修理ではなく、交換のみ可能なのです。

ソール部分の防水性能を優先させるこのビーンブーツでは、ソールと甲部分が一体成型で造られているのが製品のキモ。ヤレるのはもちろんソール部分ですから、足が包まれるゴムパーツをまるごと取り替えたうえで、上部のレザー部分とのステッチをやり直す、というのがビーンブーツの「修理」なのです。

プロモーションビデオでは、やれ手作りだなんだとおっしゃっておられますが、なにミシンで縫ってるだけ(爆)。

じつにこの手作業をアメリカ国内でやらかしているがゆえに、このお値段なわけで、ベトナムあたりで製造中の他ブランドの同様プロダクツを参考にすれば、実質は一足あたり4000円弱が良いところ。

そこへこの金額を払おう、ってんですからブランド崇拝と言われても仕方がない。が、この場合、金額の問題ではないのです。

これの用途は沼地の歩行だ、というのですが、実際に泥濘の中を歩く、なんてパターンはおそらく1%にも満たない。実際には99%以上がアスファルトのうえを歩行、というパターンとおもわれるので、ソール部分の磨耗が激しく、使用パターンにもよりますが、現実にはもって3~5年がいいところ。

さて、別にモンク言ってるわけではないです。イヤだったら7足も買いやしませんて。どころかまさに名品!

ブルックスのBD、虎屋の羊羹(またはじまっちゃったよ)。オーソドキシーの権化。お値段で買うのではない、看板を買ってる、まさにブランド買いです。それでよいのです。

こんかいのこのモカシンは実は洗車に向きます。

歩行では、かかとが動いてしまう関係で、疲れがきてしまいますが、簡単な調理ですとか、洗車だなどという水仕事には好適。脱ぎ履きもワンタッチなのが秀逸。

私の生活パターンでは、住居内で秋冬にスリッパ代わりに履く、というものですが、このところの低温傾向にはまさにうってつけでございます。

日本向けラインナップにはないBと呼ばれる狭い木型はチャレンジングかと思われましたが、私には予想以上に快適。

画像は、つい5年ほど前まで履いていたタイプ。これもまたスニーカー感覚で秀逸。実はブーツまでゆかなくとも保温性も確保されていて万能です。

で、これが先日輸入したての8インチゴアテックス内装いちばん高いの持って来んかーいバージョン(ばか)。通算2足目ですが、じっさいに決済してみましたら、中華バブル崩壊寸前のものすごい円ドルレートで換算されてしまい、送料、通関料込みで、まさかの30070円、という結果に終わりました。

これ、協賛していただいたI君と送料を2分させてもらってのお値段です。つまり、単独でドットコムから輸入していたら、もろに赤字。というかドットジェイピーからの通販の方が安いということになりました。

.jpでは、31000円+TAXですから、まさにギリギリ。現在のレートでしたら、まだそれなりに、というわけで個人輸入もタイミングが難しいようで(汗)。

ちなみに、ゴアテックス内装は靴部分の内装すべてに貼り巡らされておりますので、はき心地はカナーリタイトです。

通気具合はもちろん変わらず、ただ吸水、吸湿性能があがる、というだけでこのお値段ですが、それでも靴下がびちょぬれになることがないのは素晴らしいです。クッション性能も上がるので、履き慣らしてからは手放せなくなるのも他にはない特徴か。