嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足 ロンドン2016-5 Hyde Park Executive Apartment

2016-02-23 20:22:39 | 加齢なる遠足(爆)

画像はHyde Park。ホテルからは3分の距離です。たとえ平日でも広大な敷地内には無数の人々、およびクルマが流入して突っ切っておられます。ただし、迷路のような小径がみっしりと蜘蛛の巣のように通されている関係で迷子必至(爆)。i phoneのマップアプリもってない観光客が徒歩で近づくのはキケンというものです(爆)。

ちなみにこの公園の向こう側に抜けるために仮にCircleLineという環状線を使ったとすると3駅分。バス停で7つほどある、といえばこの公園のデカさがおわかりでしょうか?これでやっと半周、という規模です。

公園内にはひたすらカロリー消費に禿げんでおられるロンドナーのみなさまが無数にいらっしゃるのですが、日頃の超高カロリー食との兼ね合いでゆくと、まずどんなに走ってもムリ(完全意味明瞭)。明らかにカロリー過多に陥っているはずの摂取方面の見直しさえすれば、と考えるのですが、余計なお世話というものでしょう。

こんかいのロンドンの拠点ホテルはBooking.comの口コミではサイアクの評価なので、少し心配だったのですが、全くの杞憂におわりました。どころか画像の左側に見えているのわフルキッチン。しかもロンドンには珍しい(爆)リフリッジ(冷蔵庫)とレンジつきときた!このパターンだと、場合によってはニクも焼ける。わたしにとっては最高のホテルでした。

前回のstylotelの部屋のざっと2倍のスペースにダブルベッド装備なので、むしろゼータク。

料金も前回と同レベルなので、お得感これでもか。

立地がまた最高で、Bayswater  という地下鉄駅までは徒歩1分。こちらは環状線の駅なので、テムズの両岸の探索用に使えるし、もう一つの徒歩4分のところにある地下鉄駅(Queensway)はOXFORD Stというロンドンいちの目抜き通りの直下を貫いているセントラルラインの駅です。銀座線ですね。

さらにバス停へもeastbound、 westboundともに5分以内で到達しちゃう。まさに交通至便です。東京でいえば、新橋、いや戸越銀座(爆)みたいな感じでしょうか(相当違)。

どうりで、口コミの割に混んでいるわけです。みなさま立地で選んでいるのです。が、まさに正解。

ネットの口コミほどあてにならないものはない、の鉄則通りのお宿というわけですがね。

ホテルから徒歩3分のTESCO。まあ、ニッポンでいうと西友というところでしょうか(爆)。ハナもないが、けしてダメなわけでもない。ごくフツー、マジメどころか、各地下鉄駅ごとになにかしらの店舗形態でもって出店中のメジャー中のメヂャー。英国人の日常の食卓を知るのには、たぶんうってつけです。毎日3回、できたてのKrispyKremeも店頭の専用ボックスに届けられますし(爆)。お向かいはwhiteley'sというショッピングモールだし、周辺には同様のスーパーやコンビニ、メジャーなファーストフードすべて。さらに各国料理のレストランなどなどが数知れず。

かなりニギヤカなエリアのなかで互いに競争中なわけで、まさに好きなものをお好きなだけどうぞって感じ。ちなみにレジは無人レジがフツーで、スキャンから決済まで自分で行えるのですが、どこかしらで、かならずブザーが鳴って、店員がすっ飛んでくるのが普通です(爆)。来年あたりに出向いたらカイゼンされているのでしょうか?

ニッポンのスーパーですと大事なのは鮮度。ま、英国でも同様でしょうが、こちらではむしろ品揃えのバリエーションが優先されているようで、同じサラダでも5、6種類のサイズがあります。どうやら英国人シュフてのはいっさい調理をしないご様子で、野菜は基本切れてる。ドレッシングも付属していて、オクサマお手製のドレッシングだなんて夢のまた夢。

サラダの野菜も切り方がこれまたビミョーで、歯応えが全く違うのにびっくり。外国の味。

ピザもPizza Express というチェーン店のオリジナルから、お店のオリジナル、アメリカ風の分厚いやつから純正ナポリ系まで各種、各サイズ揃えてお待ちしております状態。今回の私の部屋にはオーブンレンジも備わっておりますから、これらも出来る限り試してみたのですが、まあビミョー(爆)。

ピザソースの塩味が足りず、味がぼやけちゃうんですよね。ペッパーソースをかければ味が完成したのかな、と思わないでもないが、とにかくなにかが足りない。外国の味(爆)。というか英国の味なのかな?

フルーツ系も基本、切れてる。形のまま売ってるのもありますけど、売り場のメインはプラの容器に切り刻まれたパインやリンゴなどなどがニッポンの2倍程度の価格で売られています。

参考までにリンゴとパインを買ってみましたが、リンゴの味がまたビミョー(爆)。酸味もないし、甘味もよわい。単に品種の違いで、食べ慣れてないからそう感じるだけだとはおもいますけど、いずれにしろ外国の味なのには違いないです。

NYで散々お世話になった、WholeFoodsMarket もロンドンで展開中。

あのピカデリーサーカスの有名な電飾看板から徒歩2分程度の場所に一軒とKensingtonと呼ばれる高級住宅街に一軒あって、大人気。こちらでは、お惣菜が充実していて、店内のスペースで食べることができるようになっていたので、暖かいままの各種料理をボックスに詰め込んで食べてみました。ま、これまたビミョー。きっとね、味覚の違いなんですよ。不味くはないが、かといって忘れられない美味だなんて間違っても言えやしない。

並べられているのは、ココナッツミルク使いのカレーやスパゲティボロネーゼ、ローストチキン、ポーク、サラダ各種、パスタ系サラダなどなど。当たり前のお料理かもしれませんけど、でもけして食べ飽きたとか食べ慣れてはいない料理。ううむ、この味どこかで、と考えたら思い出しました。

そう、空港の航空会社ラウンジで出されているあのレベルです。

まさに可もなく不可もない。外国の味っす~(爆)。

グローバルという単語でくくられるようになって久しい現在でも、かように日常食には明らかな味覚の隔たりが残されているあたり、なにやらほっとするひと時でございましたとさ(苦笑)。


加齢なる遠足 ロンドン2016-4 John Lobb London-1

2016-02-23 16:41:41 | 加齢なる遠足(爆)

画像はボーブランメルさま。服飾を語るのにはまさにお手本のようなサレ者ですから、よっくググってください(爆)。でも、たしかものすごいデブだったはずなのですが、キヲク違いか(爆)?

Jermyn Streetのエドワードグリーン前にひっそりと佇んでおられますので、まずはお参りをしてから向かいます。昼にBrightonのパブで1リットル。Victoriaのパブで500ccほどもいただいてからの訪問(完全意味明瞭)ですから、上機嫌なんてえもんぢゃないっす(サケ臭いともいふ)。

いよいよ今回のメインイヴェント、John Lobb Londonで注文のお品を回収する時がやってまいりますた。

London VictoriaからJermyn Street までは、じつは地下鉄で一駅。

Victoria LineのGreen ParkからRITZ Londonを抜けて歩きます!Londonでももっとも地価が高い一帯ですぜ(関係ないから)。もう、盛り上がりっぱなし(大丈夫かよ)。

さらに、なんとかアーケードをわざわざくぐって参ります(爆)。ロンドンやパリに出向きますと、こういうクラシックなアーケードがあって、圧倒されます。もう盛り上がりすぎてフラフラっすよ(飲み過ぎともいふ)!

土地勘がだいぶ備わってまいりましたので、周辺を探索しつつ、徐々にキブンを盛り上げて行くのも忘れてはなりません(爆)。なんといっても生涯に何度もないわ、というイヴェントなんですから!

というわけでとうとう88 Jermyn Street にたどり着きますた!!

ガーン!!

お気づきでしょうか?店頭からあのレモンイエローがいっさい消え去っています。ううむ、やはり、と思いつつ入店いたしますと。

シックで落ち着いた雰囲気、というのはまあそうですけど、独得なレモンイエローのあの華やぎ、というか茶目っ気(私の解釈はこうです)がなくなっております。まあね、ここまでは想定内。落ち着いて眺めますと、どうやらレモンイエローのパーツをことごとくダークグレーに変更しただけで、比較的安易な感じ(爆)。

高級感はもちろんありますけどね。これだとリーガルやクロケットだといっても(以下自粛)。

ちなみにこちらが去年、上陸早々お店に出向いたときの画像。イエローが効きまくりですね。

去年の12月まではレモンイエローのコーポレートカラーが維持されていたそうですが、例の新ディレクター着任と同時に店内も3日間で改修してしまったそうな。

店内にはメインの吹き抜けの下に件の新コレクションがディスプレイされていますけど、なにコレ(爆)?てなもんですよ。ロンドンで買う靴とは思えないミスマッチな雰囲気なのわマチガイないです。

店員にそれとなく売れているのかい?と訊ねますとヒジョーに曖昧な受け答え。きっぱり言わないところを見ると苦戦してるんでしょうなあ。だって今のファッショントレンドに合わねえもん(ホンネ)。

興味がある、と思われたらしく、ダンナこちらはいかがですか?と言ってスニーカーのコーナーへと誘導してくださいます。ちなみに、今回の旅でわたしが履いているのはDeauvilleのMidnight Suede。もちろんバイリクエストものです。スニーカーってこたあねえだろうよ(思いきり上から目線御容赦)。

くく、まあ少しつきあってやるか、というわけでバイリクエストの件はひとまずこちらへ置いといて、40代と思しき新米店員と話します。

画像は、店頭に群がるみなさま。そういえば、ことしは春節のバイリクエストはミゴトになかったですね。ううむ。経済減速にあわせているのか。

ダメだ~(爆)。あ、いやあくまでも嗜好品ですからね。私がああだこうだいってはなりません。

店員にももうちょいとクラシックでなおかつテイストの新しい(ましな)ラインはありませんか、と言って提案していただくのですが、なーんかレスポンス悪い。モデル名を言っても、ちょいと古いやつの話になるとちんぷんかんぷんらしい。

このような場合、JohnLobb では、ヴィンテージと呼ぶ歴代イヤーモデルがマイルストーンになって、ハナシが深まってゆくのですが、そのマイルストーンをキヲクしていない相手に対しては、お話にならない、というのが本当のところです。

ようやく店の奥のほうにディスプレイされていたクラシックぽいラインにたどり着きます。ホッとしたひとときでございます(爆)。

あれ、これもろにLuffieldぢゃないか、といって件の店員さんに振るのですが、過去のモデルとの関連という観点からはお話できない模様(爆)。そういう解説はするな、という指示が飛んでいるのかもしれませんよ。でも、そういう過去モデルがあってこそのこの新型なんですから、別にいいと思うんですけどね。

ちなみにこのモデルは新モデルも良いところで、

Archerというプレステージラインですた。John Lobb では、過去のアーカイブズを微妙にリファインしてコアコレクションという名前のクラシックラインを立ち上げているそうです。説明はありませんでしたが(というかできなかったんだと思う)ミリ単位で名作Luffield をいじってリファインしてある模様。

若干ロングノーズで、シャープなイメージなのかな、という印象ですが、詳細は不明です。2足並べないとわからない。それくらいビミョーな差異。プレステージラインならではの存在感があって、さすがです。印象は色によって激変する感じ。こいつのレッドミュージアムカーフなんて極上でしょうね。

ちなみに去年もたしか

Tyburnという、過去にあったNasebyとよぶ名作モデルのリファイン版がリリースされていたのでした。

このあたりの新作づくりは現在も地味に進行中の模様。

キミ、いつからこの店にいるの、といって訊ねますとこの新内装と同時だというでわありませんか。その前は、と訊いたら別業種からだ、と(絶句)。

どうやらJohn Lobbはおろか、このギョーカイに入って間もないというお話で、せっかくニッポンから駆けつけた甲斐があまり感じられません(きつぱり)。

まあこの辺りでよいか、というわけでおもむろに(ここから助さん格さんの「静まれ~、静まれ~」の声が響く)

この紋所が目に入らぬか~!

というわけでバイリクエストとスペシャルオーダーの2枚の伝票をかざします。

ななな、なんと~、ハハァ~(いうわけねえって)。というわけで担当の女子にバトンタッチでございます。

じつは、去年お世話になった担当さんは12月のリニューアルと同時に退職してしまったのですた。引き継ぎはこの子にしておくから、というわけで伝言があったのでした。ううむ、まあよいか。美人だし(そこかよ)。

が、この女子もじつは12月入社。初々しいのはよいのですが、あんまり期待できないぜ。

というわけで

ハコもこの通り。ますますフツー。

が、中身は

というのはウソで、画像はウォレスコレクションの17世紀の鎧ブーツっす(爆)。

というわけで、詳細次号(ひっぱってるし)。

 


加齢なる遠足 ロンドン2016-3 ちょいと郊外へ 

2016-02-23 15:17:32 | 加齢なる遠足(爆)

Brightonは、英国南岸の保養地。

ロンドンからは電車一本、1時間ほどで到達する距離なので、日帰りの気分転換にももってこい。東京近辺で行くと三浦半島くらいな感覚でしょうか?

ロンドン中心部の密度はものすごく、東京の5倍ほどはある感じ。さらに世界中からイナカものが集まっている関係で(爆)空気感も都会そのもの。ちょいと息抜きがしたくなりましてエスケープを試みてみますた。

冬季のロンドン近郊は、天候不順も良いところなのでなるべく晴れた日を選んで、と思ったので午前中の天気を見てから決めればいいや、と余裕で構えていたのですが、ちょうど2日目にそれまで小雨まじりだったのが快晴に転じましたので、それまでブラブラしていたKenshington界隈から急遽、Victoriaに向かいます。

この辺りが一人旅のよいところで、まさに気の向くまま。

もちろんipadに仕込んだ、鉄道とバスアプリを駆使して、ぬかりなし。なにwifi なんかなくても、なんとでもなりますって。

 

英国内の鉄道の料金体制にはオフピークという、混雑する通勤時間帯を避けた割安料金時間帯がもうけられているので、無計画な方がむしろ安くつく、というわけっす(笑)。

海辺の街、というわけで予想通りのんびりとした空気感ですが、さすがに保養地なだけあって、ショッピングその他施設も充実しています。ですがここでも中心街にショッピングモールができたおかげで地元商店街壊滅。

London Victoria Station からのsouthern railwayは伊豆急みたいな観光列車かと思いきや、横須賀線そのもの(爆)。つまり通勤通学列車っす。結構混んでいるのでびっくりですが、途中にGatwickという空港もあって、人口もそれなりにある。

海辺のホテルは夏場にはさぞかし、と思わせる佇まいですが、冬場に訪れますと落ち着いたよい感じです。ホテル代もロンドンの半額程度からあるし、次の英国滞在はこのあたりでも、と考えなくもない。

さて、遅いお昼ゴハンでもとかんがえて、突端のPiarにあるパブにしけこみます(でた)。

今回の旅でもパブには散々お世話になったのですが、ここもまたのんびりとした独特の雰囲気があってよかったです。なんといってもオーシャンビューっす!

abottというカスクエールをチョーシこいて2パイントも飲むうちに、酔ってきたのでここでランチもご所望。

カウンターの近くに立ってヒマそうにしていると、いろいろと話しかけられるのですが、英国内からはるばる海を見に来た、という方が多かったです。わたしゃニッポンから靴を買いに来たんですよ、というとヒジョーに珍しがられますた。

ああ、そうかバイヤーさんか、と言って納得しておられましたが、面倒なのでそういうことにしておきました(爆)。

英国名物、フィッシュアンドチップスはそこら中で看板を見るのですが、どうも食指が動きません。ただのどデカイ白身魚のフライですよ。給食ぢゃないんだからさ(爆)。

このパブにももちろんメニューの一行目にあったのですが、その下にprawn and chips(小エビ)というのが書かれていたので、そいつにしました。んま、揚げすぎでしたけど、許す(爆)。

どうやら英国では魚介類の鮮度は信用されていないようで、完全に火を通した状態で供されるのがルールらしいっす。

ガラすきの列車でロンドンに戻ってもまだ夕方。そういえば London Victoria駅構内にはパブがあるんだわな、当然。

というわけでラッシュ時の最中、またしてもしけこんで一杯(爆)。窓外を見渡しますと、Krispy Kremeの売店も見えるし、M&S Simply Foodというマークスアンドスペンサーがやってるコンビニというか立派なスーパーもある。

さらにitsuという名前の、アヤしい和食屋があったり各国料理店もこれでもかと並んでいます。今晩なに食うかな~、とかぼんやり考えながら、家路を急ぐロンドナーたちを眺める、と。まったく極上のひとときっす。

このように、自分で好きなものを好きな時に食べられる、ってのはキッチン付きホテル滞在ならではの余裕です。ううむ、フシギと旅情を感じるひと時~(笑)。

ちなみにitsuのテイクアウト弁当は、国際線のエコノミークラスで出される和食にそっくりです(爆)。

 

 

 


加齢なる遠足 ロンドン2016-2 What's Gourmet Burger

2016-02-23 13:16:06 | 加齢なる遠足(爆)

画像はロンドン市中にこれでもかと増殖中のバイロンとよばれるグルメバーガー屋。グルメバーガーってなんだよ、となりますが、まあマックやバーガーキングとはクラス違いの高級バーガーだ、ということになりますかねえ?

ニッポンにもシェイクシャックというやつがすでに上陸済みで、ワインやビールと一緒に楽しめるというわけで話題ですが、それらをいくつか試してみますた。

シェイクシャックもそこら中にお店があって、ガラガラのマックやバガキンをよそ目に大行列なのですが、どっこい客さばきが非常にわるく、手作りをウリにしているのを良いことに故意にギョーレツを作り出しているだけです(きつぱり)。

客もギョーレツしているんだからさぞかし、と言って期待して並ぶ、と。バブルの頃にアイスクリーム屋が散々使った手法ですね。近年ですとKrispy Kremeが使っていたか?

ロンドン界隈の店は、業種に限らず間口が狭めに作られているため小さい店なのか?と勘違いしそうになるのですが、奥行きがあったり上層、地階にもスペースがあったりで。ものすごい規模を有している場合が多いです。

私が寄ったホテル近くのバイロンも客席なんと100以上。ドア一枚なので全然そうは見えないのですが、大きなお店です。

夕食どきというのには遅いんぢゃ、と思ってはいったのですが(2200時頃です)平日なのにほぼ満席(驚愕)。

しかもお値段もものすごくて、画像のような3点セットでいくと20ポンド弱。円換算するとバーガーのくせにとんでもないお値段になっちゃう。

まあね、ポンドを円換算して安いの高いのといったところで始まりませんけど、とりあえず安くはない。

グルメバーガーではとにかくすべて手作り、ってのが基本ポリシーのようで、ニクのコネから店内でやっておられるみたいなのですが、ミンチ具合が強すぎて歯ごたえがイマイチ。しかも機械を使ってるのでうるさい(爆)。焼き加減も当然ですが、ステーキと同様に指定可能なので好みのニク加減が楽しめます。

で、味は?となるのですが、ごくフツー(爆)。マックやバーガーキングとの明確な違いを述べよ、となるとあんまり自信ない、とそんな程度。

僕はクラシックバーガーという定番と思われるやつをベリーレアでお願いしたのですが、はさんであるクリスピーベーコンが分厚すぎて、こいつが段ボールみたいに硬い。噛み切ろうとしてもベーコンがズルズル出てきちゃう(爆)。こんなの全然ダメ。バーガーてのは全体をはむっと頬張って、うまいかどうかなんだから、とかいってわかった風なことを言ってますけど、そうですよね?

この値段レベルですと、求められるものも相応に高いレベルになるわけっすよ。

つけあわせのチップスとよばれるフライドポテトはグルメバーガー屋では例外なく秀逸。大手チェーンバーガー屋との違いはここかも?

ただし、塩なんかいっさいふってありませんから、テーブルの調味料で自分で味付けするのが前提です。フィッシュアンドチップスでやると美味しい、モルトビネガーをジャブジャブ振りかけたり、Colman のイングリッシュマスタードどっぷり、などという食べ方で楽しみますと、山のようなチップスもあっという間になくなります。

揚げたて、ってのもありますけどジャガイモの質や、揚げ方も3度は繰り返す、クリスピーなやつでさすが。年季入ってる感じ。

Covent GardenにあるMEAT Marketというお店にも行きましたが、同様。学校の講堂みたいなホールに長いテーブルとイスが並んでいて、そこへヨーロッパ中から集まっているイナカ物が集まってほぼ同じものを頬張ってる様は圧巻です(爆)。

味の違いはソースの違いくらいで、レベルが不思議なほど同じでした。まあそりゃそうだ。「寿司おんど」と「浜寿司」でどっちがどうの、というギロンにアツくなってみたところで、そりゃーしゃーないわけで(事情違)。

ただ、バイロンあたりではグラス一杯20ポンド程度までの各種赤ワインはもちろん、ボトルワインやカクテル、シャンパンなんかもフツーに注文可能なので、そういうバーガーのタノシミ方もあるのか~、といって感心してしまいました。でも全員がちびちびとぬるーいビール飲んでるだけですけどね。

ふと考えたんですけど、バーガーは食べるのに当然手に持ってワイルドにかぶりつくのがマナー。でワインはグラスのステムと呼ぶ棒の部分を持ってどちらかといえば上品に、というのがマナーでしょうから根本的に合わないんぢゃあ、というのが私の意見。ま、ステムなしのワイングラスも流行ってきてはいますけどね。

ちなみに、おいまつえんではステムなしのワイングラスを徐々に採用中です。

いかがです?グラス一杯4000円近いワインにジューシーなバーガーと揚げたてチップスだって?

ロンドンのCPが悪い、ってのはもう世界認識。

あとはそういうグルメバーガーの世界を、半額でやってるマックやバーガーキングを横目に楽しめるかどうか。食べてのポテンシャルというか単にお財布の中身が試されるところですわねえ~(とほひめ)。

僕はバーガーキングのテイクアウトにコンビニで買ったビールがありゃあ、それで十分ですけど(なさけなや)。

 


加齢なる遠足 ロンドン2016-1Super Cars in London Central

2016-02-23 11:16:01 | 加齢なる遠足(爆)

行ってまいりますた。ロンドン。

画像は、今回泊まった、Bayswaterとよばれるエリア。2度目のロンドンはキッチン付きのアパートに陣取って、余裕のある滞在を楽しむはず、だったのですが(爆)。

こんかいは前回見逃していた、有名デパートや郊外への遠征。さらには地元民むけのスーパーに入り浸って、ロンドンの暮らしを食べ物サイドからも考察してみました。

画像は、リバティプリントで有名なLIBERTY。老舗デパートもよいところですが、SOHOとよばれる非常にニギヤカというか密集したエリアでは、埋もれがちか。申すまでもなくグローバル化がいちぢるしい一見、華やかなブランド群におされてしまった結果ですが、この古風な外観を保ちつつ、どこまでやれるのか、てのは見ものか。

軍艦のパーツをつかった、というインテリアも見ものですが、リバティプリントのみでどこまでやれるのか。

案の定、内部は巨大お土産やさんの域を出ません。お客さんは服や装飾品を買う、のではなくリバティプリントを買いにいらしているだけ。

画像のように建物内部は見所満載なのですが、売っているのはプリント布地づかいの家具や小物ばかりなので、ある意味本当に贅沢なお店です。

ちょいと離れたSelfridgesを通りかかったのですが、997カブ発見、と思いきや。

なんとスピードスターさまでしたっ!たしか世界限定356台。日本へは6台のみ輸入。お値段、ざっと3000万!ボクスターぢゃダメなんですかっ(ここ蓮舫調)?

純正でこの車高なので、どこか凄みを帯びています。ディーラーでもまず拝めないとおもわれる、こんな一台にはるばるロンドンで、というのは感動。だからって、なんの足しにもなってないっすけど(爆)。

でも、このクラスが街中にはうじゃうじゃ。東京の一部エリアでも見られる光景ですけど、ランボルギーニやフェラーリなど、オトがやたらとでかいクルマが多いのが特徴で、⚪️⚪️まるだし。ドライバーは例外なくアラブの派手なお金持ち。ケタが違うわ、と。

50mごとにある信号で、その都度どえらい派手な発進停止を繰り返してくださるので、街行くみなさまもこれぞロンドン、というわけでニヤニヤ見送っておられます。他人事でよかった~、とね(爆)。

そう、こんなのもまたロンドン。路線バスの赤。タクシーの黒、ときてチョー下品だけど宝石みたいな彩りの「アラビアン」スーパーカーの群れ。

これぞロンドン、というわけですがね(以下次号)

The Great Arab Supercar Invasion in London, Summer 2015