嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

80’Sのラルフローレンを引っ張りだしてみる

2013-05-21 19:34:29 | インポート
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先日おこなった衣替えでは、80年代初頭のシャツ類が大量に発掘されてしまい(汗)、いったいいつ着るんだ、となりそうになったのですが、いちいちコダワリ抜いて買ったシャツなだけに思い出深い。丁寧に扱っていたので、コンディションは良いと思うのですが、そこはそれ、なにせ30年ものですからして、そこかしこにヤレがみられるのはご愛嬌。

細番手の極上コットン100%がデフォルトなので、酸素系漂白剤をつかうことができるのを幸い、襟や袖周りの黄ばみを取り除くことができる関係で、破れなどがない限り復活が可能です。


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書籍と同様、服もまた捨てられない性格なおかげで、楽しませていただいておりますが、30年経っても当時の着心地を維持しているクオリティはやっぱステキ。ちなみに画像の一着は82年の夏にオハイオのラルフローレンで買った一着。当時のお値段でも120ドルだったか、というキヲクなのですが、なにこうして今でも楽しめることを考えると非常にリーズナブル。件のポロ馬がロバにみえちゃうあたりがご愛嬌。ですが、これこそがアメリカ製の純正ポロのBDの証である、と逝って当時は珍重されたものです。
まだ中華への委託が始まっていない頃の良き時代の遺物。前立てや襟に芯がいっさい入ってない関係で、洗うと、このようにクタクタになっちゃうのが本物の証でもありました!

このあとこのブランドは日本へのOEMを強化、品質はピークを極めるのですが、お値段もピーク。このモデルでも店頭小売価格15000円程度で売られておりました。オンワード樫山や東京スタイルなんかが下請けってましたっけねえ~、(OEMものは馬の刺繍ががきれいにできてます)。で、日本のバブルの影響で、あまりの生産コストに見切りをつけたのは、経営判断として当然。当たり前のように中華生産へと移行して、クオリティがどんどん落ちていったわけですが、30年後のここへきて当時のものを羽織ってみますと感慨深いっす。ううむ、これ、まだ着られそうなんですけど~(けちともいう)。


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