立春を過ぎても感染第6波は、天井知らずのイキオイ。ケーザイ方面の流れも春に向けて動いてはいるようですが、マンボウには敵いません。
1月末に事業復活支援金、という頼もしいお名前の給付金がリリースされたので、早速調べてみたのですが、この受給資格には該当しないほどには業績が持ち直しているのにはたまげました。んま、そもそもがヒマな時期との比較になってしまうので減少幅が足りなかっただけか(がっくし)。
まあね、こんなもの、お世話にならずに済むのに越したことはございません。2月3月もなんとかもちこたえたいものでございますw。
そんななか、年明けと同時にどうも客室棟の下水管の調子が悪い。
トイレの水を流そうとすると、水位が便器いっぱいくらいまで上がったのちにゴボゴボと、という感じ。数年に一度はあるアレかい、とタカを括って、定番のスッポン(名称不明)を繰り返したり、棒で下水管を直接つついてみたりしていたのですが、開通の感触がいっこうに得られずw。
寒風吹きすさぶなか、何日もじっくりやってみたのですがこれがキツい(爆)。そりゃそうです。最高気温氷点下のなか、汚水まみれになりながらの作業を繰り返すのでは、いくら私でもメンタルがもちやせん(爆)。なにかの罰ゲームみたい、いや、ホント。
が、これだけやって開通しなかったのもはじめてのことです。こりゃあかなりシツコイか。
というわけで、馴染みの設備屋さんに出動依頼をかけるのですが、シャバは補助金がらみの工事が目白押しで、忙しがっているばかり。ムリをいっても仕方ないし、さいわい受付棟にあるトイレは生きているので、お客様にはご迷惑をお掛けしながらもホテルは稼働しておりました。
待つことほぼひと月で、いよいよホテルは満室つづき(おかげさまで)。来週まではどうしても引き延ばせない、というタイミングの今日の朝早くに設備屋さんが駆けつけてくださいました。
設備屋さんがおっしゃるには、こりゃあトイレットペーパーの詰まりなどという単純なものではなく、配管の内部に木の根が入りこんで流れを妨げているのではないか、との予測でしたけれど、これが見事に当たりますた!
最初は、下水だまりの四角いマスの部分から電気設備屋さんが使う弾力のある棒を差し入れて探ってみたのですが、どこにも詰まっているところがないぞ、というわけです。モンダイの下水管は、全長7mほどの区間でして、両側からつついてみてもギリギリ届かないわけっすw。
だから、器具が届かない区間が詰まっているようだと、そこでアウト。全部掘り返して、下水管ごとそうどっかえとなるわけです。
それなら、というわけで反対側の出口部分のマスから差し入れますと、なんだかつっかかるw(ラッキーです)。どうやらこの辺りらしい。出口のマスからはほんの2mほどのところです。
というわけでツンドラ(凍土)を掘り返してパイプを露出させます。で、パイプを叩いてみると、他の箇所がカンカン、なのにここだけコンコンという音がします。パンパンに内部に詰まって固まっている感触。もしかして凍ってるの?
このままでは凍りついたのが拡がって下水管全体が割れて大惨事となるのでは、という最悪の事態も予測されましたので、即刻、アタリをつけた箇所をグラインダーでカットして内部を見ます。
どうやらビンゴだったようで、ペリリと外側をめくると50センチもの高さに黄金の噴水が噴き上がったことでございました(以下自粛)。
配管を詳しく調べてみますと、すぐ隣にある小規模な竹林からの根っこが配管の内部に侵食しています。こいつが下水管の中に入って成長してしまって流れを堰き止めていたわけね〜。まさに設備屋のいった通り。
こうして新年一発目のトラブルはようやく解決。やはりプロの経験というのはすごい、と感心しきりです。
苦節30日、下水管総どっかえというサイアクの事態も想定されただけに、眠りの浅い日々ではございましたが、新年早々、ひとつきでウンがついた、というオチでどうだ〜(自虐ぎみ)。