気がつけば、今年も後半。ここまで、毎年恒例の年中行事が目白押し。公私ともに楽しみながら過ごして参りました。
さて、個人的に今年前半の大事件がこのBarbourの購入でございました。長年憧れ続けたのはよいが、そもそもが高価なのと、身近に所有者が少なく、いても着ているシーンにであうことがなかった、というわけできっかけに乏しかったのが原因ですが、私のスタイルもじつはアウトドアーとはご縁がなさそうなのが一番の原因。
911関連での大親友=koshinyaさんが無類の服好きで、お出かけの折にbarbourの超限定モデルを羽織っていたのが運の尽きだったというわけです。
一連のBarbourは、本来ファッションとは無縁なはず。防水に機能を特化してある、作業着、というのがおそらく正しい捉え方なのか、と思うのですが、なに防水だ防寒だと騒いではみても、現代の、それも都会生活ではあまり深い意味を持ちません。
伝統に裏打ちされたアーカイブには無数の型紙が揃っていて、それら一部を製品化したラインナップはくすぐられるものばかりですが、現実にはオーバースペックなものばかり。が、そこがキモ。
400hpだ、500hpだというクルマが売れちゃうのと一緒です(少々違)。
さて、そんなBarbourのラインナップから私が選び出したのは、ご存知(でもないか)Commandar Jacket だったわけですが、このテイラードジャケットの要素を巧妙に織り込みながらも、Barbour名物の防水性能と、モダンなシルエット、着回しの効きそうな雰囲気まで備えている点で、シリーズのなかでは異色ともいえる存在。
ジェームズボンドも気に入るわけだわ(笑)というくらいに洗練された一着がこれ。
たまたま入梅の時期にあたったおかげで、その防水、防寒性能を身をもって知ることになったのですが、たしかにいい!ほとんど最高。3ワラント(後述)ダテぢゃない。
こうなりますと、私のクセでBarbourそれ自体にも興味が及んでしまい、各種文献なども読みあさるうちに進むべき道が見えてきてしまうのでした、嗚呼(詳細さらに次号)。