ドーン、これ最新のGMTマスターです。コロナ突入前から品薄だったところへ、このベゼルカラーの組み合わせ(=赤青なのでペプシと呼びます)モデルだけがなぜか流通が止まってしまい、その瞬間からポンと100万円値が上がったという話題のモデル。
たしかにカッコ良いのですが、30年前には一番の不人気モデルだったんですから、市場の動向ってのはわかりませんw。
私の個体のオリジナルは赤黒(=通称コーク)だったのですが、入手後一年目で丸の内の日本ロレックスに出向いて赤青ベゼルに交換したのは懐かしい思い出です。当時はこの鮮やかすぎるコントラストが現在とは真逆に、「派手だ」という理由で不人気でしたねぇ〜w。費用4500円(!)プラス技術料w。
ただし、1ヶ月待ち(爆)。
ちなみに私の旧型ではベゼルはアルミ製。なんども着脱を繰り返すうちに裏側の樹脂部分から割れてしまう恐れがあるため、制限なしに交換が可能なわけではありません。僕の場合、交換は各色それぞれ5回くらいはやってますから、これ以上の交換は危険、ということでそんな面からも寿命ですw。
ブレスレットも同様で、純正の交換パーツは20年前で75000円でしたけれど、これもそれぞれに真ん中の列が重量対策から中空になっており、そいつが10年目くらいから伸びてきます。おおむね1cm以上のタルミがみえたら、まあこれも寿命といえるでしょう。私は2本とも使い尽くしました。
新型はここもすべてムクのステンレスになっていて、重量感が出たのですが、新世代マニアはそいつが高級感であると勘違いしてます。耐久性も伸びてるし、重量感はありがたみに通じますからある意味正解かw?
交換自由だったベゼルも現行モデルではアルミがセラミックになった関係でしょうか、交換は不可。現行モデルではロレックスが製法にパテント取得済みだというセラミックが使われています。まあなにかの事情で交換ともなれば、40はいくのではないでしょうかw。
旧型はアルミに24時間計の数字がプリントされているのに対して、現行新型ではセラミック製ベゼルに立体的に彫られた文字にプラチナ蒸着ときて、段違いに高級化しておりますが、これまるっきりサブマリーナの世代交代の手法なのに気がつくとデンキが走る仕組みw。
こういうところでモダナイズの手法に一定の統一感を持たせているあたりがロレックスの非常にうまいところです。気がついた瞬間に、ユーザーとしては改めてホレ直すわけっすね(あほと呼んでください)。さらに新型こうたるでー、とw。
旧型の中古品相場でも、3通りある色のコンビネーション中、お値段がそれぞれに5万円以上も違うのも興味深いです。私、ベゼル3パターンとブレスレット2パターンを全部所有しているので(爆)、一番高い組み合わせで査定しないとソンか、とw。
このところロレ詐欺やら、円安やら期末やら(関係ねーし)でロレックスのプレ値(プレミアムがついた値段)が取り沙汰されておりますが、じつはご本尊が度重なる値上げを敢行してくださった結果(涙)、中古並行の相場と新品の正規店定価の差が気にならなくなってきてるのは、一部モデルで皮肉な事実。
ロレックスマラソン(苦笑)なんてハナから不可能な環境と性格の私には、あまり抵抗なく並行のプレ値でも買える空気なのは気がラクです。
こうしてみてみると、このGMTシリーズはラインナップ中、唯一の「入手後に」着せ替え可能なモデルということができます。30年間の使用期間中、飽きたと思ったことはありませんが、それでも気分転換くらいはしたくて、いろいろと交換パーツを調達してきたわけですが、こうして手放す段階になって振り返っ
てみますとバリエーション面で非常にユニークな存在なのに気がつきます。
ブレスレットもジュビリーはドレッシーで、オイスターと呼ぶ3連はスポーティな扱い。それを行ったり来たりの交換が可能だというあたりでモデルの位置づけを知ることができます(おせーよ)。